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粟田 裕治 院長の独自取材記事

ふれあいの丘内科内視鏡健診クリニック

(横浜市都筑区/都筑ふれあいの丘駅)

最終更新日:2023/02/01

粟田裕治院長 ふれあいの丘内科内視鏡健診クリニック main

グリーンライン・都筑ふれあいの丘駅より徒歩2分、エムズヒルの3階・4階にある「ふれあいの丘内科内視鏡健診クリニック」。胃・大腸の内視鏡検査、内科をベースに、健康診断から訪問診療まで、院内で完結するワンストップ診療をコンセプトに地域医療に貢献している。院長の粟田裕治(あわた・ゆうじ)先生は、救急医療・急性期医療に特化した病院で研鑽を積み、特に胃・大腸内視鏡検査において豊富な実績を持つエキスパート。「がんはある程度進行してから症状が出てくる病気。少しでも多くの方々に早い段階でのがん発見・治療ができるよう、若いうちから定期検査を受けていただきたい」と話す。そこで、クリニックの特徴やモットー、今後の展望などについて詳しく教えてもらった。

(取材日2022年12月28日)

早期発見・治療を目標に、ワンストップ診療を実践

先生は救急や急性期医療の分野で経験を積んでこられたそうですね。

粟田裕治院長 ふれあいの丘内科内視鏡健診クリニック1

はい。目の前で助けを求める患者さまの対応をしたいと思い、大学を卒業後は主に救急医療、急性期医療に特化した病院で研鑽を積んできました。今は超高齢社会ではありますが、40代や50代の働き盛りの年代の方でも心筋梗塞、脳梗塞、脳出血などで搬送される方は多く、若くして末期がんの状態で入院している方も数多く診てきました。そんな日々を過ごすうち、救急車を呼ぶ前の段階で何とかしたい、そういう人たちを助けるために早期発見、早期治療をめざしたい、という思いが強くなっていきました。

クリニックの特徴について教えてください。

特徴は2つあって、1つは病気の早期発見・早期治療を、もう1つはワンストップ診療を実践するクリニックであるということです。まず1つ目の検査や健康診断についてですが、私の専門は消化器内科で、日本消化器病学会消化器病専門医、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医の資格も持っており、がんの中でも非常に割合が多い胃がんや大腸がんを見つけるため、胃と大腸の内視鏡検査を実施しています。内視鏡検査は苦手意識を持っている方も多いので、当院では鎮静剤を使い、負担や苦痛が少ない検査に努めています。健康診断と胃・大腸など消化器の内視鏡検査に力を入れていることを皆さんに知ってもらい、検査を受けていただきたいと心から思います。

もう1つの特徴であるワンストップ診療とは?

当クリニックで内視鏡検査や健康診断を受けていただければ、何か異常があったときに、内科で診療が受けられるということです。がんにしても生活習慣病にしても、年齢が高くなるに従って有病率も高くなりますが、高齢になって通院が難しくなった場合でも、引き続き私たちが訪問診療の形でサポートしますので、そういった意味でもワンストップ診療を実践していきたいと考えています。

患者さんはどのような目的で受診されるのでしょう。

粟田裕治院長 ふれあいの丘内科内視鏡健診クリニック2

一般内科の診療で来られる患者さまと内視鏡検査や健康診断で来られる患者さまの2通りに分かれます。内科には、風邪や体調不良、消化器系の不調、生活習慣病などで受診される方が多いですね。しかし、内視鏡検査や健診目的で来られる患者さまであっても、もともと消化器系の症状がある方が多いですし、例えば健診で血圧などの数値が高いとわかったなど、そのまま内科に通院するようになる方も少なくありません。反対に、内科の患者さまで胃や大腸内視鏡検査を受けたことがない方がおられたら「一度受けておくと安心ですよ」と検査を勧めたりもします。一般的な内科で受診する患者さまと、内視鏡検査や健康診断で来られる患者さま、それぞれ入り口は違っても、その先は必要に応じて最適な医療を提供させていただきたいと考えています。

丁寧でわかりやすい説明で患者の不安に寄り添う

予防の啓発にも力を入れていらっしゃいますね。

粟田裕治院長 ふれあいの丘内科内視鏡健診クリニック3

はい。胃がんの場合、内視鏡検査を受けていただくと、胃がんの原因になるピロリ菌感染をしているかどうかを調べることができます。感染しているなら除菌したほうが予防につながりますから、若い世代の人たちに胃の内視鏡検査を勧めたいのはその理由からですね。胃がんのリスク、胃潰瘍、十二指腸潰瘍のリスクを抑えるためにも、早いうちにピロリ菌の除菌をすることが大事です。大腸内視鏡検査については、40歳を超えて受けたことがない方は受けてほしいです。もしポリープが見つかった場合はその場で切除できるので、将来的な大腸がんの予防につながります。とにかく患者さまには「定期的な検査を受けましょう」というお話をしっかりとさせていただいています。

診療において大切にしていることは何でしょうか?

丁寧でわかりやすい説明をさせていただくことを一番大切にしています。例えば内視鏡の検査の場合も、初めて受ける患者さまは、苦しいんじゃないかといった不安や心配があると思いますし、何か症状があって来院された患者さまも同様でしょう。なので、とにかくきちんと説明をして、わからないことがないかをしっかり聞きながら不安を取り除き、安心していただけるように努めています。医師としては当たり前のことですが、これがきちんとできている先生は案外少ないかと思います。加えて、早く見つけて治療する、早く予防することが大前提です。

スタッフの構成についてお聞きします。

粟田裕治院長 ふれあいの丘内科内視鏡健診クリニック4

医師は私のほか、男性と女性の内視鏡専門の医師が2人、内科担当の医師が1人在籍しています。看護師や受付のスタッフには患者さまとのコミュニケーションや、内視鏡検査前の採血、大腸カメラの下剤、前日の食事に関する細かい説明などを任せています。患者さまの不安な気持ちに寄り添い、安心していただけるようスタッフ一同、心がけています。

無症状でも油断禁物。内視鏡検査や健康診断で早期発見

先生が医師を志した理由は何でしょうか? また、どんな時にやりがいを感じますか?

粟田裕治院長 ふれあいの丘内科内視鏡健診クリニック5

小さい頃から医療系のドラマを見るのが好きで、自然とこの仕事に憧れを持つようになりました。また、人にはそれぞれ仕事や趣味、家族など大切にしていることがあると思うのですが、結局世の中で大事なものって、健康な体や命だと感じています。それをサポートしたり助けたりできる医師になりたいと思い、めざしました。医師になってからは、患者さまにかけていただく言葉が大きな励みになりますし、遠方からでも「このクリニックがいい」とはるばる通ってくださる患者さまがいるというだけで、やりがいに繋がっていますね。「先生に会えて良かった」と、直接言っていただけた時の喜びは、今でも忘れられません。

今後、地域にとってどんなクリニックでありたいですか?

近隣エリアにはたくさんクリニックがありますが、地域住民の方々から「何かあったら、粟田先生のところに行けば大丈夫だね」と言ってもらえるような確かな評判と実績をつくってまいります。また健診で肝機能障害が指摘された方や、脂肪肝の方などは、情報量の多いエコーでしっかり診ていく必要があるため、今後は、超音波(エコー)検査の導入も検討しております。肝臓のほかにも、膵臓や胆管、胆嚢などのがんは見つかるまでかなり時間がかかる上に進行が早いので、末期がんになってから発見されるのを避けるという意味でも、エコーの検査は非常に重要です。内視鏡検査と同様、皆さんに受けていただきたいと思っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

粟田裕治院長 ふれあいの丘内科内視鏡健診クリニック6

胃がんや大腸がんの初期というのは無症状のことが多いですし、生活習慣病は、進行するまで症状がないものがほとんどです。しかし、症状がないからと油断せず、病気の可能性を否定するためにも胃や大腸の内視鏡検査や健康診断を定期的に受けていただきたいと思っています。おなかが痛い、便に血が混じる、食欲がない、胸焼けがするなど消化器系の症状がある方も、しっかり原因を調べて必要な薬をお出ししますので、お気軽にご相談ください。

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