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山森 寛之 院長の独自取材記事

相模が丘整形外科リハビリテーションクリニック

(座間市/小田急相模原駅)

最終更新日:2025/04/16

山森寛之院長 相模が丘整形外科リハビリテーションクリニック main

相模が丘の閑静な住宅街の中にある「相模が丘整形外科リハビリテーションクリニック」。膝関節の内視鏡手術などを手がけてきた山森寛之先生が、地域の健康増進に役立ちたいと開業したクリニックだ。一般的な整形外科、スポーツ整形外科、リハビリテーションを3つの柱とし、整形外科領域疾患に幅広く対応している。土日祝日も診療しているのは「突然のけがで困っている方のお役に立てれば」との思いから。高齢者の話を急かさずに受け止め、子どもに対するときにはしゃがみ込んで目線を合わせる。理学療法士や柔道整復師も多数在籍し、院内は生き生きと活気のある雰囲気。山森院長にこれまでの歩みや診療ポリシーを詳しく聞いた。

(取材日2025年4月2日)

スポーツ整形外科やリハビリテーションにも注力

まず、医師になったきっかけやご経歴をお聞かせください。

山森寛之院長 相模が丘整形外科リハビリテーションクリニック1

子どもの頃からさまざまなスポーツを経験し、特に学生時代はテニスに打ち込みました。スポーツにけがはつきもの。とはいえ、素晴らしい才能を持っているにもかかわらず故障で去っていく仲間を見るたびに「自分が何かの役に立つことができたら」と整形外科を志すようになりました。大学病院や関連病院では数多くの症例にあたり、重度の交通外傷などの救命救急も経験。同時にサッカーやラグビーチームのメディカルスタッフも務めました。小児・青年期におけるスポーツ障害の治療に力を入れている病院に在籍していた頃は、十字靱帯損傷や半月板損傷など、スポーツでけがをした10代、20代の若者の手術することが多かったですね。変性疾患に対する人工関節手術なども研鑽を重ね、その後、湘陽かしわ台病院ではこれまでの経験を生かし、骨折などの外傷や、内視鏡を用いた十字靱帯再建術や半月板縫合術、人工関節手術などに多く携わってきました。

なぜ、相模が丘を開業の地に選んだのですか?

前職場からの距離などいろいろと検討した中で、以前の勤務先で診ていた患者さまにも通っていただけるエリアだったのでここに決めました。院内づくりの工夫として、患者さまが待ち時間に退屈しないように、町の風景写真を飾ってみました。昔の様子を撮影したものも飾っているので「懐かしいですね」と患者さま同士の会話のきっかけにもなっています。私自身が撮影したわけではないのですが「先生が撮ったのですか?」とよく聞かれます。「自宅の近所の風景です」「懐かしいお店が写っていました」と思い出を話してくれる方もいて、これまで知らなかった相模が丘の魅力を発見する毎日です。これからも、ますます地元に根づいていきたいですね。

こちらはどのようなクリニックなのでしょうか。

山森寛之院長 相模が丘整形外科リハビリテーションクリニック2

当院は一般的な整形外科、スポーツ整形外科、リハビリテーションを3つの柱とするクリニックです。土日祝日も診療、日曜以外は二診体制としています。私のほかにも日本整形外科学会整形外科専門医が複数いて、それぞれが外傷、脊椎、股関節などの専門分野を持っています。リハビリテーションルームは運動療法用のベッドが8台あり、物理療法の機器も整備。理学療法士と柔道整復師はそれぞれ約10人ずつ在籍しています。昼間は高齢者が多く、夕方からは子どもたちでにぎわうのも当院の特色でしょう。家族全員のかかりつけ医としてのご利用も多いですね。スタッフ全員で一人ひとりに寄り添い、年齢を問わずどなたにでも安心して通っていただけるクリニックが目標です。

けがやロコモティブ症候群を予防し元気に動ける人生を

スポーツ整形外科ではどのような症状を診ることが多いですか?

山森寛之院長 相模が丘整形外科リハビリテーションクリニック3

すぐ近くに小学校、中学校、高校があるので部活動でけがをしたり、慢性的な痛みに悩むお子さんもよく来られます。特に多いのは、野球肩、野球肘、靱帯損傷などの捻挫、肉離れ、腰痛といった症状です。単に治療をするだけではなく、原因を突き止めてリハビリテーションに取り組み「次のけがをさせない」ための予防にも注力しています。また、最近気になっているのが女子の捻挫です。女性は男性よりも身体特徴から捻挫をしやすいのですが、女子の競技人口の増加に伴い10年前の約10倍の患者がいるともいわれています。また、趣味でスポーツを楽しむ成人女性も増えていますが、生涯にわたって楽しむためにも、整形外科で骨粗しょう症予防に取り組むことを推奨したいです。当院でも血液検査やDEXA法による骨密度測定検査ができますのでご相談ください。

高齢者のロコモティブ症候群の予防にも取り組んでいらっしゃると伺いました。

加齢に伴い筋力が低下したり運動器が衰えたりすると、転倒しやすくなり要介護のリスクが高くなります。ロコモティブ症候群(運動器症候群)を予防することは健康寿命を延ばすためにも大事です。日本人女性の健康寿命は寿命よりも5年ほど短いといわれていますが、これは骨粗しょう症などで寝たきりになる方がいることも関係しています。そこで、当院では食事指導で骨や筋肉を構成するカルシウムやタンパク質の摂取を呼びかけ、柔軟性を保つストレッチや正しい姿勢と歩行を保つための運動指導も行っています。ロコモティブ症候群は若年層でも過度なダイエットで陥ることがあるので注意してください。

診療にあたって何を大切にしていますか?

山森寛之院長 相模が丘整形外科リハビリテーションクリニック4

患者さまに心から納得していただけるように、わかりやすく説明することを大切にしています。なぜならば、リハビリテーションの継続などには、患者さま自身に協力していただかなければならないことも多いからです。そのために、役立つのが病状の可視化です。当院では、診察室に先進のエコー検査機器を設置し、靱帯や腱、筋肉がどうなっているのか、患者さまと一緒に検査画像を見ながら説明することに取り組んでいます。骨折はレントゲン画像でも骨にひびが入っているのが見えることが多いので、患者さまにとってもわかりやすいでしょう。一方、靱帯はレントゲン画像には映りにくいので「捻挫です」と言われてもピンときませんよね。しかし、エコー検査ならば被ばくの懸念もなく、捻挫、肉離れ、アキレス腱の炎症なども可視化できます。また、画像診断だけではなく基本的な触診もおろそかにせず、患者さまと目線を合わせてお話ししていきたいです。

土日祝日も診療。病診連携を強化して地域の健康を守る

今後の展望についてお聞かせください。

山森寛之院長 相模が丘整形外科リハビリテーションクリニック5

数多くの手術を手がけてきたからこそ、手術治療に踏みきるべきタイミングを適切に見定められるように心がけています。保存治療やリハビリテーションで解決が見込める症例は可能な限り院内で対応できるように、これからもスタッフ一同で力を合わせていきたいです。一方、手術の必要があるときは、患者さまの症状や希望に合わせていくつかの医療機関を提案し、その上で紹介させていただくことも可能です。また、整形外科の手術はリハビリテーションが必須と言っても過言ではありません。例えば人工関節の手術が成功しても、その後動かさなければ筋力も落ちて可動域も広がらないからです。手術後のリハビリテーションは当院でも積極的に行っています。今後も近隣の医療機関の方々とも連携を強化して、積極的に治療に取り組んでまいりたいと思います。

お忙しい毎日ですが、今もスポーツは楽しまれているのですか?

この頃、スポーツといえばゴルフを嗜む程度ですが、なかなか時間がありませんね。気分転換には音楽を聴くことが多いです。邦楽、洋楽、なんでも楽しんでいます。一時期、ジャズに夢中になったこともあり、今でも一人でくつろぎたいときにお気に入りの曲をかけるなどしています。私自身も体力を維持するために機会を見つけてはランニングやジムでのトレーニングを心がけています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

山森寛之院長 相模が丘整形外科リハビリテーションクリニック6

当院はスポーツ整形外科分野も扱い、小さなお子さまから高齢者まで、幅広い年齢層の患者さまがいらっしゃいます。私自身も幼少期から数多くのスポーツに取り組んできたため、常に選手の立場を考えた治療やリハビリテーションを提案し、スポーツ活動に復帰する過程をサポートさせていただきます。小さい頃からかかりつけの整形外科を持つことは、体の正しい使い方を学ぶきっかけにもなり、大きなけがの予防にもつなげられればうれしく思います。また、けがや病気は突然に起きるので、土日祝日、休まずに診療しています。困ったことがあれば、いつでも気軽にお立ち寄りください。患者さまの全身状態、ライフスタイルなども考えた上で、一人ひとりにスタッフ全員が寄り添い、最適な治療を提案することが私たちのミッションです。相模が丘の皆さまの健康を末永く見守っていきたいと思っています。

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