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早期に取り組めばメリットが大きい
小児矯正について正しく知ろう

うえさか歯科

(箕面市/桜井駅)

最終更新日:2022/06/27

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  • 自由診療

子どもの成長はうれしいもの。だが、喜びと同時に悩みが増えていくのもまた事実だ。ママやパパを悩ますことの1つが、歯の矯正ではないだろうか。「歯科クリニックへの通院は、できるだけ早くからがいい」と話すのは、箕面市にある「うえさか歯科」の上坂宗敬院長。自分自身が矯正をした経験があることから、コンプレックスに悩まされることなく過ごしてほしいと、痛みや負担の少ない矯正を追求している。「特に小さな頃から始めれば、抜歯を避けることにもつながり、呼吸や姿勢、顔貌なども正しく整いやすいといわれています」と話す。今回は、矯正に豊富な経験を持つ上坂院長に、子どものうちから取り組む矯正のメリットについて聞いた。

(取材日2022年2月2日/再取材日2022年6月15日)

大人になって始めるよりも子どものうちに始めるほうがメリットが多い矯正。始める時期や適切な矯正法とは

Q小児矯正のメリットについて教えてください。
A
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▲メリットやデメリットについての説明も丁寧にしてくれる院長

歯並びがガタガタになったり、八重歯になったりするのは、主に永久歯が生えるスペースが足りないために起こります。今の子どもたちは、食生活の変化などによって顎が小さくなってきていることもあって、多くの子に矯正治療が必要だといわれています。永久歯が生えてから矯正治療を行うと、抜歯をしなくてはいけないケースも出てきますが、小児矯正は歯が並ぶスペースを成長に合わせてつくりながら歯並びを整えていくので、抜歯する必要がほとんどなく、痛みもあまり感じません。また、歯並びだけでなく、骨格のバランスそのものにアプローチするので、将来的に肩凝りや片頭痛といったお悩みが起こりにくく、顔貌も整いやすいといわれています。

Qいつから始めるべきなのでしょうか?
A
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▲院長自作のパンフレットやちらしも用意されている

一般的には、乳歯の後ろに大きな永久歯が生えてきたら、矯正を考えるタイミングです。この歯は、5~6歳頃に生えてくるので6歳臼歯とも呼ばれています。ちょうど小学校の入学前くらいに一度検討してみると良いでしょう。また、上顎の発達のピークは9歳頃といわれています。顎の成長をコントロールしながら矯正をしたいのであれば、遅くとも小学校の3~4年生のうちに始めるのが理想です。しかし、保護者の方の中には、そもそも矯正が必要なのかどうかよくわからない人もいると思います。「受診のタイミングを逃したくない」とお考えであれば、乳歯の頃からクリニックに相談して、定期的に観察を行っていくのが良いと思います。

Q矯正法には、どんな種類があるのですか?
A
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▲歯磨きもしやすいマウスピース型装置を用いた矯正

従来からのワイヤー型のほかに、裏側矯正、床矯正など、さまざまな矯正法がありますが、当院では、マウスピース型装置を用いた矯正を中心に行っています。マウスピース型装置を用いた矯正のメリットは、痛みがほとんどないことです。薄い透明な素材でできていますので、見た目もあまり気になりません。また、自分で着けたり外したりできるので、歯磨きもしやすく虫歯になりやすい小児時期も安心です。しかし、適切な矯正法は一人ひとり異なります。歯科用CTやエックス線、口腔内スキャナーなどでしっかりとお口や歯茎の中の骨の状態まで確認して、それぞれの矯正法のメリット・デメリットを考えて選択し、時には組み合わせて矯正を行います。

Q費用や期間について教えてください。
A
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▲しっかりと話ができるカウンセリングルーム

費用は、全体的に矯正するか、部分的に矯正するかで違ってきます。期間には個人差がありますが、1~2年くらいです。しかし、歯並びが整ったら終わりというわけではありません。特に小児のうちはお口の中の状態が変わりやすいので、矯正後も永久歯が生えそろい安定するまでの期間は、2~3ヵ月ごとに定期的なチェックを行っていきます。万が一、再調整が必要となった場合でも、当院では大人の歯に替わるまで追加費用なしで矯正を行っています。また、歯のねじれといった細かな調整まで希望される場合には、すべての歯が生えそろってから、さらに半年~1年かけてワイヤーで矯正することも可能です。

Qこちらのクリニックの特徴を教えてください。
A
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▲気軽に安心して来院してほしいと語る上坂院長

私も矯正した経験があるのですが、治療そのものには苦労しました。そもそも矯正を必要としなくなる子を増やしたいという思いから、当院では、お子さんに向けた食育指導を行ったり、お口の筋力アップを図る体操を指導したりしています。また、矯正が必要となった場合にも、誰もが気軽に始めることができるよう、カードやコード決済、デンタルローンなどさまざまな支払い方法に対応しているほか、歯科医師と患者さんの橋渡し役であるトリートメントコーディネーターを配置して相談しやすい環境を整えています。さらに、シミュレーション装置を使って矯正後のイメージ画像も確認できるので、安心して取り組んでいただけるかと思います。

ドクターからのメッセージ

上坂 宗敬院長

基本的に「矯正はいつ始めてもいい」ものですが、できるだけ早く始めればメリットも大きいと考えられます。例えば、歯並びが整えば磨きやすくなり虫歯予防につながりますし、噛み合わせが正しくなれば顎の関節の負担も減るでしょう。また、口呼吸の癖がある子は鼻呼吸に促されることで眠りが深くなり、免疫力や集中力の向上につながるともいわれています。今の子どもたちは100歳以上まで生きると考えられていますので、健康な歯や体をなるべく残していけるようにお手伝いすることは、私たち歯科医師の大事な役割です。カウンセリングに参加したからといって、必ずしも矯正をお勧めすることはありません。お気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正(小児)/33万円~、部分矯正/22万円~、ワイヤー矯正/52万8000円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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