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薬を飲みたくない人もできる
骨粗しょう症の予防と治療

三田整形外科

(港区/赤羽橋駅)

最終更新日:2022/02/01

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  • 保険診療

骨粗しょう症は40歳を過ぎた頃から発症する人が増え始め、50代以降は急激に増加する病気。2015年の診療ガイドラインにおいて、骨粗しょう症の有病率では、大腿骨頸部だと40歳以上の女性の26.5%、男性の12.4%がこの病にかかっているとされている。「三田整形外科」の高鳥尚子院長は「50歳過ぎの女性患者さんが何らかの症状でクリニックを受診した時には、骨粗しょう症の検査を受けたことがあるか声をかけるようにしています」と話す。その上で、予防には適切な栄養摂取と運動と日光浴、もし骨粗しょう症になってしまったら服薬治療とリハビリテーションの併用が欠かせないとも。骨強度の維持のために、まずはクリニックで早期に検査を受けてみることが必要なようだ。

(取材日2022年1月18日)

40歳以上の女性の4人に1人が発症するといわれる骨粗しょう症。骨強度維持のポイントは栄養・運動・日光

Qまず骨粗しょう症について教えてください。
A
1

▲ホルモンバランスの崩れや骨密度、骨質低下により骨粗しょう症に

閉経後のホルモンバランスの崩れや、加齢の進行により、骨の強度をつかさどる「骨密度」と「骨質」が低下して骨折リスクが高まる病気です。関節リウマチ、糖尿病、胃の切除、ステロイド剤の長期服用なども原因になります。体内では常に古い骨を壊す「骨吸収」、新しい骨を作る「骨形成」という2つの仕組みが働いていますが、その仕組みが崩れて骨吸収が優勢となることで骨がもろくなり発症します。一度骨折すると、その後別の部位を骨折することが多いため、骨折を繰り返さないためにも服薬治療と骨の周囲の筋力をつけるリハビリテーション、適切な栄養補給、日光浴を行うことが大切です。

Q骨密度の薬を飲み続けることも大切なのでしょうか?
A
2

▲カルシウムなどを意識的に摂取し、運動することが予防につながる

骨密度の評価は難しい面があり、薬を内服しても画像検査の数値が大きく上昇することはほとんど期待できません。しかし骨密度は年齢とともに下がっていくので、今の数値を維持することが大切になります。服薬をやめてしまうと骨折のリスクが高くなります。一度骨折すると、折れた場所によっては高齢者では寝たきり、要介護となり生活レベルが大きく下がることが多いです。健康寿命を延ばすためにも、薬はぜひ続けてほしいですね。薬の中には、胃腸への副作用があるものもありますので、服用前にしっかりとご説明しています。薬を飲むのが苦手な人には、注射の選択肢もありますので、それぞれの患者さんの生活スタイルに合わせた治療を提案します。

Qこちらではどのような検査が可能でしょうか。
A
3

▲MD法による簡易検査機器を備えている同院

当院はMD法による簡易検査機器を備えており、治療中の方は4ヵ月から1年に1度、骨密度を測定しています。患者さんによっては、提携している済生会中央病院や国際医療福祉大学三田病院で、DEXA(デキサ)法による検査を受けてきてもらう方もいます。DEXA法はMD法のように前腕の骨で測定するのではなく、腰椎(腰の骨)と大腿骨頸部(股関節の骨)を測定することで、より精密な値が得られます。治療を開始するときには、骨密度のデータとともに採血検査を行い、骨吸収・骨形成の数値を調べます。患者さんの今までの骨折歴や、病気も確認するとともに、採血結果で薬を始めるにあたり、腎臓の機能に問題がないかも確認しています。

Q薬を飲みたくない場合、ほかに何か方法があるのでしょうか。
A
4

▲骨の強度を保つために適度な負荷をかける運動も行いたい

治療法の選択肢は、骨粗しょう症の進行度合いによって大きく異なります。薬による治療が必要とされる前の段階であれば、積極的に日光に当たって骨強度に関与するビタミンDを体内合成させる、意識してタンパク質が豊富な食事を取る、骨の強度を保つために、適度な負荷をかけるウォーキングや浅めのスクワットなどの運動をすることが大切になります。一方、すでに骨粗しょう症と診断され、治療を受けなければ骨折の恐れがある方の場合は、やはり薬の服用は欠かせません。骨粗しょう症の治療薬にはたくさんの種類があるため、医師とよく相談して、自分に合った薬を選んでもらってください。

Qこちらで行っているリハビリテーションについて教えてください。
A
5

▲骨粗しょう症を予防するためのプライべートリハビリも実施

まだ病気が進行していない「骨粗しょう症予備軍」の段階で、薬は飲みたくない!という方は、自由診療になりますが、骨粗しょう症を予防するためのプライべートリハビリテーションを行っています。この分野に詳しい理学療法士の指導のもと、骨折を起こしやすい背骨や太腿のつけ根、肩に関連する筋肉を動かしたり、骨に適度な負荷をかけるプログラムです。すでに背骨の圧迫骨折などを起こした方は、背骨が曲がるなど体のバランスが崩れて運動器不安定症となることもあり、転倒するリスクがぐっと高くなります。そのような方には転倒防止のリハビリを行っております。運動器不安定症のリハビリの場合は保険適用となります。詳しくはご相談ください。

ドクターからのメッセージ

高鳥 尚子院長

当院では骨粗しょう症の治療も行っていますが、やはりベストは骨粗しょう症にならないことだと思います。特にハイリスクなのは閉経後の女性です。40代を迎えたら年に一度、クリニックで検査を受けてほしいですね。高齢者には「いつのまにか骨折」という、自分でも無意識のうちに骨折していたというケースが多くあります。骨折を起こすと、生活の質が急に落ち、それがきっかけで寝たきりとなるリスクも。せっかく長生きできても、自分の思いどおりに動けない生活はとてもつらいものです。いつまでも活動的に暮らすためにも、早期に検査を受けるなどして骨折予防に努めてください。私たちも皆さんの「自分で動ける長生き生活」をお手伝いします。

自由診療費用の目安

自由診療とは

骨粗しょう症予防のためのプライベートトレーニング:8500円(1時間)

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