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足が変形していても履きたい靴を諦めないで
外反母趾の治療と予防

三田整形外科

(港区/赤羽橋駅)

最終更新日:2022/02/01

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  • 保険診療
  • 自由診療

ハイヒールや先細った靴を履かない人でも、遺伝的な要因で変形することもある外反母趾。変形があっても、普段はスニーカーや草履を履いていれば症状が出づらいなど、「痛みの個人差が大きい病気」と語るのは、足首から足先までの専門知識と臨床技術を身につけるため、アメリカの大学病院に留学した経験も持つ「三田整形外科」の高鳥尚子院長。保険適用となっている日本の標準治療をベースにしながら、患者に合わせたアプローチの提供を心がけている。自身もヒール靴が好きだという高鳥院長に、予防法や痛みが出た後の治療内容について話を聞いた。

(取材日2022年1月18日)

外反母趾となっても、個々の症状や生活スタイルを精査・吟味し、再びハイヒールが履ける可能性を探る

Q外反母趾とはどのような病気でしょうか。
A
1

▲発病の要因は人によってさまざま

足の親指(母趾)が隣の指(第2趾)に向かって20度以上曲がってしまう病気です。曲がった親指の内側部分が靴に当たって炎症を起こしたり、足底への体重のかかり方が変化することで足底部にたこができ、痛みを伴うことがあります。変形の原因として多いのは、足先の幅が狭い靴やハイヒールの着用などの後天的要因ですが、遺伝による先天的要因もあります。靴先が狭いと母趾のつけ根から先が圧迫され変形します。ヒールの高い靴は足の指のつけ根にかかる力が増えさらに変形を強くします。扁平足の方の高リスクに加え、肥満で足部に負荷がかかったり、やせていても筋力不足から足先に負担がかかり、痛みや変形が出ることもあります。

Q「外反母趾かも?」という時、何科を受診すればいいですか?
A
2

▲親指と隣の指の表側を視診、足底を触診し、調べる

変形があるかもしれないと思った段階で整形外科のクリニックを受診してください。大きな病院に行く必要はありません。診察ではまず足の表全体を見たあと、足底にたこ(胼胝)があるかなど足の裏をよく見ます。患者さんに裸足で立っていただき、足のアーチの高さや踵骨の傾き具合などを調べ、内反膝や外反膝など、膝の変形がないかも確認。また、足に体重をかけた状態でエックス線検査を行い、母趾の曲がりの正確な角度を測定。同じ角度の変形であっても、患者さんの生活により痛みの有無が変わるので、その方の職業やスポーツ活動について詳しく聞きます。いつも履いている靴を見せてもらい、デザインや靴底の減り具合を確認することもあります。

Q放置するとどうなるのでしょうか。
A
3

▲見た目だけでは手術が必要かどうかの判断はできないという

変形の程度によります。母趾の変形が進行して、母趾に押された2趾が脱臼するようになると、靴を履いた際に母趾のみでなく、2趾の底側や背側にも痛みが出ます。また、靴自体に足が入らなくなることも。その場合は、医療用インソール(足底板装具)を作っても痛みや皮膚障害の改善にはつながりません。そこまで症状が進行していない方であれば、インソールの作製や、靴の工夫、あるいは足部の筋力や歩き方のトレーニングを行います。変形度合いがひどくても痛みを感じていない方もいますので、そこは個人差があり、見た目だけで外科手術が必要かどうかは判断できません。気になっている方は一度、当院で診察を受けていただければと思います。

Qこちらのクリニックで行っている治療について教えてください。
A
4

▲リハビリテーションは術前・術後どちらも対応してくれる

整形外科クリニックでも、足首から足先までの専門性を持った治療を行うところはかなり少ないのが実情です。その患者さんに手術が必要か、保存療法を選んだ場合は日常生活に支障が出ないか、多角的に考慮した上で判断することが求められます。もし手術が必要な場合は、当院が連携体制をとり、足の外科を専門とする医師のいる基幹病院にご紹介します。これらの基幹病院は、当院で術前・術後のリハビリテーションも含めてサポートができます。外科手術が必要な際には慶應義塾大学病院や国際医療福祉大学三田病院などにご紹介することも可能です。いずれは提携病院で私が執刀し、術前術後も含めトータルに患者さんをサポートしていきたいと思います。

Q外反母趾にならないために日常で気をつけることはありますか?
A
5

▲外反母趾にならないよう日頃から気をつけたい

遺伝的要因は排除できないので、日常生活において先が細くなった靴をできるだけ避けること、ハイヒールのように足趾に負荷がかかる靴を長時間履かないことは重要です。その上で足の筋力を衰えさせないよう体操を行うことも予防につながります。足指でグーチョキパーの形を作る体操、床に広げたタオルを足で集めてくる体操、あるいは母趾にゴムバンドを巻いて、母趾の変形と反対の方向に筋肉を伸ばすトレーニングなどもあります。外反母趾の痛みの緩和を図る方法としては、足型から作ったインソールを使う、就寝時に母趾と第2趾の間に装具を挟むといった方法もあります。当院では、まずは足部の筋トレとインソール、靴の工夫で経過を見ています。

ドクターからのメッセージ

高鳥 尚子院長

「外反母趾になったらヒールの高い靴は履かない」というのは、医学的な根拠に基づく対処法ですが、仕事上どうしてもヒールのある靴を履かなければならない方もいます。そうした個々の条件を踏まえた上で、短時間ならヒールが履ける、ヒールの形をウェッジソールに変えたり、やわらかいラウンドトウの靴に変えるなど、その人に合った対策や工夫を行えば、もちろん変形の程度にもよりますが、再び自分の好きな靴を時履ける可能性はゼロではありません。当院ではリハビリテーションやインソール製作も含め、その方にカスタマイズした診療を提供していますので、好きな靴を諦めたくない!という方はぜひご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インソールの作製/20560円~(税込み)(保険診療の場合は値段が異なります)

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