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めまいやいびき、声がれにも対応
放置せず、耳鼻科で適切な処置を

あおいろ耳鼻咽喉科

(名古屋市天白区/植田駅)

最終更新日:2022/08/03

あおいろ耳鼻咽喉科 めまいやいびき、声がれにも対応 放置せず、耳鼻科で適切な処置を あおいろ耳鼻咽喉科 めまいやいびき、声がれにも対応 放置せず、耳鼻科で適切な処置を
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「風邪の場合、耳鼻科と内科、どちらに行くべきなのだろう?」と悩む人も多いが、耳鼻咽喉科で診察を受けるメリットは大きい。「風邪の多くは上気道の炎症ですし、咳や痰の原因が実は副鼻腔炎だったというケースもあります。耳鼻科で診察し、耳鼻科の領域ではないとしっかりわかった場合は呼吸器内科など他科を受診すると、より治療がスムーズになるはずです」と、「あおいろ耳鼻咽喉科」の三好晋平院長は語る。ほかにも声がれやめまい、睡眠時無呼吸症候群なども耳鼻咽喉科で診断が可能だという。今回は院長に耳鼻咽喉科で診断ができるこれらの疾患、そして症状を放置することで考えられるリスクについて話を聞いた。

(取材日2021年12月28日)

睡眠時無呼吸症候群や中耳炎、めまい、声がれにも対応する耳鼻咽喉科。症状を放置せず、適切な受診を促す

Q耳鼻咽喉科と内科は、どう使い分ければいいのでしょう?
A
あおいろ耳鼻咽喉科 分かりやすく丁寧な説明を心がけている

▲分かりやすく丁寧な説明を心がけている

耳鼻咽喉科は上気道、つまり喉頭から頭側の部分を中心に診る診療科です。風邪症状がある、喉が痛い、鼻水が出るといった症状は耳鼻咽喉科で対応できます。小児の場合は風邪から中耳炎を併発することもあるので、耳鼻咽喉科では必ず耳のチェックも行います。そういう点でも、風邪で耳鼻咽喉科を選択することは大きなメリットがあると言えるでしょう。また咳や痰が出る場合で副鼻腔炎が原因になっていることもあるため、咳が気になる方にも耳鼻科での診察をお勧めします。そこで副鼻腔炎など耳鼻咽喉科に関係する部分が原因でないとわかれば、下気道を診る呼吸器内科などを診察したほうが良いと順序立てて考えることができますから。

Q鼻炎と副鼻腔炎の違いを教えてください。
A
あおいろ耳鼻咽喉科 院内には各種設備が充実している

▲院内には各種設備が充実している

急性鼻炎、いわゆる鼻風邪は鼻の空気の通り道である鼻道の炎症です。一方で副鼻腔炎は、顔から頭の骨の中にある副鼻腔という空洞で炎症が起きている状態です。しかし鼻水だけの訴えだけではどちらなのか違いがはっきりしないため、診察してしっかりと診断することが大事なのです。「鼻水の症状だけだから」と市販薬で済ませる方もおられますが、鼻炎から副鼻腔炎に、さらに慢性副鼻腔炎になってしまうこともあります。症状が続くようでしたら自身で判断せず、受診して原因を突き止め、症状に合った薬で治療するようにしましょう。細菌性が疑われる場合は、抗生剤の使用も検討します。

Q中耳炎、外耳炎はどんな病気ですか?
A
あおいろ耳鼻咽喉科 バリアフリー仕様で通いやすいクリニックをめざす

▲バリアフリー仕様で通いやすいクリニックをめざす

鼻の中にいる細菌やウイルスが耳管を通り、鼓膜の奥の中耳という場所で炎症を起こすのが中耳炎です。なので基本的には鼻の調子を整えることが中耳炎の予防になります。炎症が強いと痛み、発熱、鼓膜が破れて膿が出る耳だれなどの症状が現れ、ひどくなれば難聴の恐れも出てきます。外耳炎は外耳道が炎症を起こしている状態。耳掃除などで外耳道に傷ができ、そこに菌が入り炎症を起こすパターンが多いです。かゆみや赤みであれば点耳薬や軟こうで対応しますが、痛みが強い、耳だれがある場合は注意が必要です。お子さんは言葉で症状を訴えることが難しいので、よく耳を触る、なぜか不機嫌だという変化を見逃さないようにしましょう。

Q耳掃除を耳鼻科でお願いしてもいいのですか?
A
あおいろ耳鼻咽喉科 院内感染予防を徹底している

▲院内感染予防を徹底している

もちろんです、ぜひご来院ください。外耳道は耳垢を外に出そうとする働きがあるので、耳垢は自然と外側に出てきます。そのためご自宅で耳掃除をする場合は、毎日ではなく、一カ月に数回程度、耳の入り口あたりの見える範囲を軽く掃除するくらいがちょうど良いでしょう。見えないところまで無理に掃除しようとすると傷をつけたり、逆に耳垢を押し込んで耳垢栓塞(じこうせんそく)になることもあります。耳垢が気になる場合はご自分で無理に掃除をするのではなく、1~数ヵ月に一度くらいの頻度で、耳鼻科で掃除をしてもらうことをお勧めします。

Qそのほか、耳鼻咽喉科が得意とする疾患はありますか?
A
あおいろ耳鼻咽喉科 気軽に相談してほしいと話す三好院長

▲気軽に相談してほしいと話す三好院長

めまいは耳鼻咽喉科の領域の一つです。眼振検査、重心動揺検査、聴力検査などを行い、耳に原因があると診断がつけば、めまい症状を抑えるための薬を処方し、症状の緩和に役立つ運動などもお伝えします。難聴とめまいが併せて生じると早期の治療が必要な場合があるため、症状があれば早急に耳鼻科を受診しましょう。ほかの原因が考えられる場合は、脳神経外科など適した医療機関へご紹介します。このほか、睡眠時無呼吸症候群の検査や治療も可能です。他科で扱われることもありますが、耳鼻科なら鼻や口、喉の構造を確認できるため、より詳しい状態把握が可能です。このように一連の流れを行えるのが耳鼻科のメリットと言えるでしょう。

ドクターからのメッセージ

三好 晋平院長

風邪や花粉症、めまいなど、首から上のお悩みは、ぜひ耳鼻咽喉科に相談してほしいと思っています。日常生活でよく遭遇する症状を診察し、原因を突き止めて治療するのが耳鼻咽喉科の仕事です。声がれに対しても喉頭ファイバースコープを使用し声帯の様子を確認して適切な処置が行えますし、花粉症に対してもアレルギー抗原を特定する検査や舌下免疫療法・レーザー治療も導入しています。大事なのは、日常的な悩みだからといって放置しないこと。考えていたよりも重い症状になってしまうのを防ぐためにも、まずは気軽に耳鼻咽喉科を受診してほしいと思います。

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