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生活習慣病は継続治療が重要
糖尿病に対するオーダーメイド医療

まくはりコーラス内科

(千葉市美浜区/幕張本郷駅)

最終更新日:2021/12/15

まくはりコーラス内科 生活習慣病は継続治療が重要 糖尿病に対するオーダーメイド医療 まくはりコーラス内科 生活習慣病は継続治療が重要 糖尿病に対するオーダーメイド医療
  • 保険診療

健康診断で血糖値が高いと言われても、「症状が何もないからまぁいいか」とそのままにしている人も多いことだろう。糖尿病内科や内分泌内科を専門とし、生活習慣病の治療に力を入れている「まくはりコーラス内科」の西村明洋院長は、「糖尿病は、予備軍や初期の段階で食事や運動の生活習慣の改善を行うことが重要です。進行すると元の状態に戻せないことも多いため、できるだけ早い時期に受診してください」と話す。同院では、糖尿病の患者がストレスなく通えるよう、指先からのほんの少しの血液で迅速に血糖値を調べる検査機器も導入している。糖尿病を中心に生活習慣病に対する同院の取り組みについて話を聞いた。

(取材日2021年12月2日)

ストレスに配慮した検査や食事指導。患者に合わせオーダーメイドでの投薬に加えインスリンポンプ療法も実施

Q受診するタイミングについて教えてください。
A
まくはりコーラス内科 患者の話をしっかり聞き、診察していく

▲患者の話をしっかり聞き、診察していく

新型コロナウイルス感染症流行の影響でしばらく健康診断の受診を控えていた方も多いようですので、健診や特定健診を受けていない方は、まずは検査を受けに来ていただきたいですね。その結果、血糖値や血圧、コレステロール、尿酸値が高いなどと指摘された方は必ず受診してください。これらの生活習慣病は食事や運動などの生活習慣を変えることがまず重要です。進行したら二度と元に戻らないことも多いので注意してください。当院では1型糖尿病の方や重度の方に対しても専門的な治療で対応しています。遠くの病院まで通うのが大変という方はぜひご相談ください。平日忙しい方でも通院しやすいよう、土曜も診療しています。

Q内分泌内科と糖尿病との関わりについて教えてください。
A
まくはりコーラス内科 生活習慣病の症状の裏に隠れている内分泌疾患の早期発見に努める

▲生活習慣病の症状の裏に隠れている内分泌疾患の早期発見に努める

内分泌内科はホルモン異常によって引き起こされた疾患を診る科です。糖尿病も膵臓から出るインスリンというホルモンに関わる疾患で、内分泌内科の領域の一つです。ホルモンに関連する部位は全身に及び、さまざまな症状が出てきます。代表的な疾患は女性に多い甲状腺疾患です。また、高血圧症、脂質異常症、高尿酸血症などの裏に内分泌疾患が隠れている場合も多々あります。例えば高血圧の原因が副腎ホルモンの異常分泌である場合や、高コレステロールの原因が甲状腺ホルモンの異常という場合もあります。当院では全身の状態をくまなく診察して、生活習慣病の症状の裏に隠れている内分泌疾患の早期発見に努めています。

Q糖尿病の検査内容や治療の進め方について教えてください。
A
まくはりコーラス内科 患者一人ひとりの状況に合わせて投薬内容を検討していく

▲患者一人ひとりの状況に合わせて投薬内容を検討していく

当院では、ヘモグロビンA1cや血糖値、血中コレステロール、血液内の血球などを迅速に検査しています。指先からのほんの少しの血液で検査可能ですので、採血のストレスが軽減できます。糖尿病診断のために重要なブドウ糖負荷検査も行っています。治療は、まず食事と運動の生活習慣の改善から始めます。それで数値などに改善が見られない場合、一人ひとりの目標、職業、ライフスタイルに合わせたオーダーメイドの投薬治療を行います。例えば、糖を尿から排泄させる薬は多尿・頻尿になりやすいので、タクシードライバーなどの職業の人には不向きというケースもあり、一人ひとりの状況に即して投薬内容を考えていきます。

Qこちらでは管理栄養士による食事相談も行っていると聞きました。
A
まくはりコーラス内科 管理栄養士が食事指導を行い、食事内容を評価できるアプリも完備

▲管理栄養士が食事指導を行い、食事内容を評価できるアプリも完備

当院では2人の管理栄養士が食事指導を行っています。糖尿病の食事管理は80キロカロリーを1単位として数えますが、その1単位の量で作られたフードサンプルをお見せしながら、普段の食習慣の中で無理なくできること、変えられることを具体的にアドバイスしています。よく地中海食が健康にいいといわれますが、ご飯とおみそ汁がなくては満足できないという人に、いきなり地中海食を食べなさいというのはかなり無理がありますよね。管理栄養士も患者さんとのコミュニケーションを大切にして、押しつけではなく患者さんのやる気が出るよう優しく指導しています。また、食事をスマートフォンで撮影して評価できるアプリなども活用しています。

Qインスリンポンプ療法や妊娠糖尿病にも対応しているそうですね。
A
まくはりコーラス内科 ペン型インスリン注射とインスリンポンプ療法の選択が可能

▲ペン型インスリン注射とインスリンポンプ療法の選択が可能

当院では1型糖尿病やインスリン分泌がわずかになっている2型糖尿病の患者さんにインスリンポンプ療法も行っています。ライフスタイルに応じて、ペン型インスリン注射もしくはインスリンポンプ療法の選択ができます。インスリンポンプ療法を行っているクリニックは千葉県内でも当院含め数ヵ所。また、当院は日本糖尿病学会糖尿病専門医が在籍しており、血糖値を持続的に測定できる機器を用いた治療を保険診療で受けることができます。妊娠糖尿病も診察していますが、産科の医師との連携が非常に重要になりますので、産科からの依頼や紹介があった場合に対応しています。

ドクターからのメッセージ

西村 明洋院長

糖尿病などの生活習慣病の早期発見には健康診断が重要ですので、皆さん方にはまず健康診断や特定健診を受けていただきたいですね。その結果、何か引っかかったら、早めに受診して専門的な検査、治療を受けることが大切です。健診を受けて結果が悪いまま放置しておくと進行し、結局、元に戻れなくなり、やがて重篤な疾患が引き起こされることも多いのです。糖尿病などの生活習慣病や甲状腺疾患などに対して当院では専門的に検査診断して治療を行っていますので、そのような症状が気になる方は早めに相談に来てください。

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