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西村 明洋 院長の独自取材記事

まくはりコーラス内科

(千葉市美浜区/幕張本郷駅)

最終更新日:2021/12/15

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千葉市美浜区、国道14号線沿いにある商業施設2階にあるのが「まくはりコーラス内科」だ。開業は2021年10月。クリニック名の「コーラス」には「主役の歌手をサポートする脇役の歌手」という意味があり、主役である患者をサポートしたいとの思いが込められていると西村明洋院長は話す。日本内科学会総合内科専門医、日本糖尿病学会糖尿病専門医、日本内分泌学会内分泌代謝科専門医の資格を持っている西村院長は、地域のかかりつけとしてさまざまな内科疾患を診察するとともに、糖尿病や甲状腺疾患など内分泌疾患も専門的に診療している。「糖尿病など生活習慣病は治療を継続することがとても大切です。ストレスなく通院できるようこまやかに配慮しています」と穏やかに話す西村院長。クリニックの特徴などについて話を聞いた。

(取材日2021年12月2日)

総合内科診療に加え糖尿病や内分泌疾患も専門的に対応

この幕張に開業したきっかけについて教えてください。

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開業するまで虎の門病院の内分泌代謝科に勤務していたのですが、患者さんから、「遠くまで来なくても自宅の近くで専門的に診てもらえれば楽なのに」といった声が多く聞かれました。私は四街道出身で高校も千葉市内だったので千葉に愛着があり、千葉県内にお住まいの方の中にもそのように思っている方が多いのではと考えていました。そんな折、千葉県は人口あたりの医師の数が少なく全国ワースト5に入っていると知りました。都市部の千葉市内でさえ医師が不足していて、特にこの周辺には糖尿病を専門的に診るクリニックが少ないと聞いたのです。それで地元の千葉で自身の専門性を生かしながら地域貢献していきたいと考え、ここで開業するに至りました。

クリニック造りではどんな点を工夫されたのですか。

新型コロナウイルスの流行が始まってから設計・開業したクリニックですので、院内の空気循環など感染症対策はしっかりと講じています。建物自体天井が高く開放的ではあるのですが、あまり高いのも落ち着かないかもと思い、一部天井板を設置し、全体的に木目を生かしたシックな造りにしました。診療室はプライバシーに配慮して完全個室にしています。トイレは車いすでも入れる個室と女性専用の2室用意し、それぞれ採尿用の小窓を設置しています。糖尿病の診察では尿検査が多いので、不快な思いをせず尿検査を受けられるよう工夫しました。現在のこの商業施設の規則として、37.5度以上の発熱者は中に入れず、当院でも新型コロナウイルスのPCR検査は行っていませんが、個室の診察室が4室あることを生かし、少し風邪症状がある人は念のため個室内で待機いただくような対応も行っています。

クリニックのコンセプトをお聞かせください。

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一つは地域のかかりつけとして、腹痛や胸の痛みなどさまざまな内科的症状を診察し、その原因を見つけて的確な治療を提供することです。これまで全身をくまなく診察して診断する総合内科のトレーニングを重ねてきていますので、その経験をここでの診療に生かしていきたいと思います。また、糖尿病や内分泌疾患も高い専門性をもって対応しています。糖尿病などの生活習慣病の治療には定期的な通院が必要ですので、快適に通えるクリニックをめざしています。患者さんに正しい知識を持ってもらうことも大切ですので、知らない知識を伝えて治療に対するやる気が出るよう努めています。

糖尿病の治療は継続性とモチベーション維持が大切

診療の際、どんなことを心がけていますか?

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患者さんには安心して満足して帰ってもらえるよう心がけています。患者さんが悩んでいることや心配なことを丁寧に聞き取って、その症状の根本的な原因を見逃さないようにしています。2型糖尿病をはじめとする多くの生活習慣病は、それまでの不摂生や悪い習慣によって引き起こされる場合もあります。ですが、ほとんどの人がそれまでの生活習慣が悪いものとは思っていません。その方にとってはそれが小さい頃からの習慣だったりします。ですので、まずは生活習慣をよく聞いて、どこをどのように改善すればいいのか、できるだけ具体的にお話ししています。患者さんがストレスなく通院できる工夫もしています。糖尿病の場合、血糖値検査が必要ですが、通常の腕からの採血では負担も大きいでしょう。当院では指先からのほんの少しの血液でヘモグロビンA1cや血糖値、血中のコレステロール値を迅速に測定できる検査機器をそろえています。

糖尿病の治療を行うにあたり、工夫していることはありますか?

糖尿病の治療は継続することがとても大切です。ただ、自分では症状の変化がわからないので、途中でやめてしまうケースも多くみられます。少しでも治療へのモチベーションを維持してもらうために、毎回、検査データをモニターに映し出して、一緒に見ながら説明しています。数値として確認できれば、やる気もまた出てくると思います。たとえある数値が改善していなくても、こっちの数値は良くなっているというように前向きに捉えて説明しています。決して怒ったり叱ったりすることなく、患者さんの気持ちに寄り添いながらお話ししています。管理栄養士による食事指導も行っていて、できるだけ具体的に実践しやすいアドバイスをしています。例えばごはんの量は今200gだから150gにしましょうとか、普段の食習慣の中で無理なく改善できるよう指導しています。

先生は内分泌内科もご専門と聞きました。

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内分泌内科はホルモン異常による疾患を診る科で、糖尿病も膵臓から出るインスリンというホルモンに関わる疾患ですので、内分泌内科の専門領域の一つです。ホルモンに関連する部位は体全体に及び、体のあちこちにさまざまな症状が出てきます。そうした症状を丁寧に診て、何が原因であるかを見極めて診断し、最初の段階から治療を行います。患者さんの中には長い間、いろいろな科に行っても原因がわからず、結局、ホルモン異常が原因だったという例も多くあるのです。血圧が高い、コレステロールが高いという症状の裏に内分泌疾患が隠れている場合もあります。例えば高血圧が副腎ホルモンの異常分泌から引き起こされたり、高コレステロールが甲状腺ホルモンの異常によって引き起こされたりする場合もあるのです。このように生活習慣病の症状の陰に隠れている内分泌疾患に対して最初からチェックができる点も当院の特徴です。

生活習慣病の予防は正しい知識を身につけることが先決

これまでで印象に残った出来事があれば教えてください。

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私が研修医の時、40代の男性で脳梗塞を発症して入院された方がおられ、糖尿病や高血圧も併発されていました。ベッドサイドでそのような病気を再発しないためにはどのように生活を改善すればいいか、それまでの生活習慣がどんな悪影響を与えていたのかなど丁寧にお話ししました。そうしたらその患者さんが「そんな話今までどこでも聞いたことがなかった、誰も教えてくれなかった」と話されたのです。その時、健康維持のための正しい知識や生活習慣を伝えることがいかに重要なのかとあらためて思いました。そもそも生活習慣を他人と比べることもありませんし、良しあしなんてわからないのも当然です。だからこそ正しい知識を得ることが大切なのですね。私の話を聞いて深く理解し、納得されていた患者さんの姿を今でも覚えています。

先生がなぜ医師をめざされたのか、糖尿病を専門にした理由もお聞かせください。

私は自分で学んだ知識を人に教えることに興味があり、最初、教師になろうかと考えていました。ただ、知識を人のために役立たせるという点では、医師も重要な職業だと思い、医師をめざしました。糖尿病の治療は、高度な医療機器などは不要で、基本的に患者さん自身でできることが中心です。良い結果を得るために医師がなすべきことは、正しい知識を伝えてその人のやる気を引き出すこと。正確な情報を与えて患者さんのモチベーションをサポートする、その医師の役割に魅力を感じ、糖尿病を専門にしました。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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何か体調がおかしい、どこの科に行っていいかわからない、不定愁訴が長く続いているなど気になることがあればぜひ受診してください。当院では糖尿病をはじめとする生活習慣病など定期的な通院が必要な患者さんがストレスなく通えるようにも配慮しています。高速道路のインターチェンジからも近いですから遠方からでも来やすいと思います。糖尿病管理などで困っている方や地域にお住まいの方々など幅広い方々を長くサポートしていこうと思いますので、お気軽に相談にいらしてください。

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