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二森 浩行 院長の独自取材記事

にもり内科クリニック

(川崎市麻生区/柿生駅)

最終更新日:2023/06/01

二森浩行院長 にもり内科クリニック main

柿生に生まれ育ち、地域の人々に質の高い医療を届けたいと2021年に「にもり内科クリニック」を開業した二森浩行院長。熱い志と優しさに満ちた院長の想いは、その診療内容にも表れている。消化器内科を専門としながら適切な医療機関に導く窓口の役目も担いたいと、近隣の病院やクリニックと連携を強めて幅広い症状の患者を受け入れている。検査のハードルを下げるために苦痛の少ない胃の内視鏡検査を実施。訪問診療にも尽力し、最期の迎え方も医療の大事な一面と考えて昼夜問わず患者とその家族に寄り添っている。開業から2年目を迎え、理想とする地域医療にまい進する院長に、現在のクリニックについて語ってもらった。

(取材日2023年2月16日)

近隣の病院やクリニックと連携して、医療の窓口を担う

開業して1年4ヵ月ほどとなりますが、クリニックの近況をお聞かせください。

二森浩行院長 にもり内科クリニック1

2021年10月に開業して、昨年丸1年無事に診療を行うことができました。ありがたいことに患者さまが増え、外来診療、内視鏡検査、昼休みの訪問診療と、診療が始まると終了時間までノンストップで過ぎていきます。私は柿生出身で地元に医療で貢献したいという想いで開業しましたので、地域での認知度が上がってきていることをうれしく思います。また、近隣の病院やクリニックとの連携も強めていきたいと考えており、泌尿器科、整形外科、小児科といった他科の先生方とのつながりができました。今では直接連絡をして「今から診てもらえますか?」と、診察をお願いすることもあります。診療科の垣根を越えた連携によって、患者さまがかかる科に迷ったときにも、来てもらえればスムーズに紹介できます。近くの麻生総合病院や私の出身である新百合ヶ丘総合病院とも連携していますので、緊急時や精密検査の際には速やかに紹介しています。

現在、外来診療にはどのような患者さんがいらっしゃっていますか?

生まれ育ちが柿生ということもあって、母の友人や、地元の友人家族なども多く来院され、声をかけてもらったり、差し入れをもらったり温かみのある外来診療ができています。柿生は高齢者の多いエリアですが、ご高齢の方はもちろん、幅広い年齢層の方に来ていただいています。小児科でずっと診ていた子が高校生になったので、当院にバトンタッチをしたいと、近くの小児科から紹介されるケースもあります。30、40代の方は健診でコレステロール値などがひっかかってもなかなか病院に足が向きにくいので、気軽に来られる雰囲気づくりには気を配っています。禁煙の外来にも、ここなら怒られなさそうだからと、若い方もよくいらっしゃるんです。

受診しやすい雰囲気づくりをしているのですね。

二森浩行院長 にもり内科クリニック2

当院が受診しやすいと感じていただけるのは、スタッフの存在が大きいです。とても明るく元気なスタッフで、厚い信頼を置いています。当院は発熱の外来も行っているのですが、多くの新型コロナウイルス感染症の患者さまを診る中で私に陽性反応が出てしまい、クリニックに行けなくなってしまった時期がありました。しかし当時は、発熱の外来を閉じるわけにはいかない状況でしたから、私自身を隔離して、スタッフにリモートで指示を出してオンライン診療を行いました。感染リスクを伴う中、ともに立ち向かってくれたスタッフには感謝しています。

最期の迎え方も医療の大事な一面と考え訪問診療に尽力

力を入れている訪問診療について教えてください。

二森浩行院長 にもり内科クリニック3

将来的にクリニックを開業する上で、膵臓がんをはじめとする末期がん患者さまに対する訪問診療を行いたいと考えていたため、新百合ヶ丘総合病院の消化器内科と緩和ケア内科で経験を積みました。緩和ケア内科では、終末期を迎えた患者さまが抱える心身の苦痛の軽減に努め、緩和ケア病棟への入院サポートや入院後の治療、最期のお看取りまで一貫して担当しました。治療するだけが医療ではなく、ご本人、ご家族を含めた最期の迎え方も医療の大事な一面だと私は考えます。通院困難になった方から末期がんの方の看取りまで、24時間体制で対応させていただいています。1人で24時間365日対応するのは少し大変になってきましたが、走り続けられるうちは全力で対応していきます。

先生のその原動力はどこから生まれるのでしょうか?

父の死が原動力になっています。父は末期の膵臓がんで亡くなったのですが、その時訪問診療というものを知らず、非常に大変な思いをしました。病院に通院していたので、何かあったら主治医の先生のところに連れて行かなければなりません。途中で吐いてしまうため、車を止めながら向かうような状況でした。もしあの時、訪問診療を受けていれば、自宅で対応できたこともたくさんあったはずです。私たち家族も大変でしたが、父にもつらい思いをさせてしまった自責の念もあります。当時私は薬剤師でしたが、父の死をきっかけに医師をめざしました。そのため、最期まで看取る訪問診療は私にとって使命と感じています。またその背景があるからこそ、患者さまのご家族からアドバイスなどを求められたときに、医師という立場である以上に、一人のがん患者家族として言葉を届けることができます。

内視鏡検査も得意としているとお聞きしました。

二森浩行院長 にもり内科クリニック4

父が膵臓がんを患ったことから、消化器内科を専門に選び、研鑽を積んできました。その中で、がんをはじめとした病気の早期発見につながる胃の内視鏡検査も技術を磨いてきた分野です。「内視鏡は苦しいから受けたくない」と検査に足が向かない方を少しでも減らすために、当院では苦痛の少ないよう経鼻内視鏡を行っています。テクニックは必要ですが、できるだけ苦痛を抑えながら行う自信もあります。今までの検査にトラウマがある方もぜひご相談に来てください。基本的に鎮静剤を使わず行いますが、どうしてもという方には鎮静剤を用いた検査もしています。

医療に限定せず、今後も柿生に暮らす人々とともに

そのほか、力を入れている診療などはありますか?

二森浩行院長 にもり内科クリニック5

一例として、生活習慣病の治療における動脈硬化測定検査を挙げます。高血圧症、糖尿病、脂質異常症などの治療を目的の一つとして動脈硬化予防があり、それが重篤な疾患である脳梗塞や心筋梗塞の予防につながります。検査数値だけを見ていると薬をやめたら元に戻ってしまうので服薬を続けましょうとなることが多いと思われますが、薬は努力すればやめられるものと私は考えています。動脈硬化度やその他の因子から減薬できる基準を導き出します。数値を調べずに毎回同じような薬の処方を受けてきた方だと驚かれる場合もありますが、医師であり薬剤師でもあるので、薬から離脱するための治療提案をしていきたいと思っています。

院内は感染症対策にも努めているそうですね。

開業前には新百合ヶ丘総合病院の感染対策チームとして、発熱者や接触者の外来、病棟管理といった新型コロナウイルス感染症対応にも従事していました。この経験を生かして、開業設計段階で待機室を設け、精度にこだわった空気清浄機も導入するなど院内の感染対策を行いました。発熱の外来では、当院は非常に多くの患者さまを受け入れていますが、発熱のある方は車の中や待機室でお待ちいただき、院内はクリーンな状態を保てるように区分けしています。開業時から診療体制を確立して、安心安全を提供できるようにこだわりました。

最後に今後の展望、読者へのメッセージをお願いします。

二森浩行院長 にもり内科クリニック6

何科に行ったらいいのかわからない不調は、いつでもご相談ください。当院で診療した上で、より専門的な治療が必要と判断すれば出身の新百合ヶ丘総合病院や隣接する麻生総合病院など適切な医療機関へご紹介します。また、長く診ていくうちに体の機能が衰えて通院が難しくなったら、訪問診療に切り替えて、最期の時まで継続的な診療を行えることも当院の特徴です。まだまだ開業2年目ですので、今後も地域により深く密に関わっていきたいと思います。それは医療に限定せず、どんなかたちでも患者さまや地域の方、スタッフも含めて、一人ひとり関われて良かったと思えるような仕事をしていきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

内視鏡検査/1万5000円

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