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加藤 章嘉 院長の独自取材記事

鶴見かとう整形外科

(横浜市鶴見区/鶴見駅)

最終更新日:2022/01/14

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JR鶴見線・鶴見駅、京急本線・京急鶴見駅の2駅から徒歩圏内にある「鶴見かとう整形外科」。ショッピングセンターの2階にある医療モールの中に位置する。施設には大型の駐車場もあるため、地元住民が買い物のついでに受診することも多いという。院長の加藤章嘉先生は、整形外科の中でも股関節や膝関節の手術を多く手がけてきたベテラン医師だ。「生活習慣や寝具などの使い方も含め、一人ひとりに合ったわかりやすいアドバイスをしたいと思っています」と笑顔で話す。地域のかかりつけ医として、これから多くの患者の診療に携わっていく加藤院長に、開業の経緯から趣味に至るまで、多くのエピソードを聞くことができた。

(取材日2021年12月17日)

スポーツのケガや障害の治療にも力を入れていきたい

なぜ鶴見を開業地に決められたのですか?

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数年前から開業を考えて場所を探していました。長年川崎の太田総合病院に勤務していた経験があり、地元の医療機関との連携も取りやすく、以前手術をした患者さんも継続して診ることができると考え決めました。また、広さも十分にあり、リハビリテーションも十分に行えることも決め手でした。ショッピングセンター内なので駐車場もあり、地域の方々に気軽に受診してもらえる通いやすいクリニックを作れるのではないかと思いました。

設備や造りでこだわった部分はありますか?

待合室にカウンターを作ったり、椅子もベンチではなく一人掛けを配置し、感染対策も考慮しながら第一に患者さんに安心していただける空間をめざしました。医療機器に関しては、超音波診断装置いわゆるエコーは特に画像の解像度が非常に高いものを導入しています。レントゲンでは写らない腱板の例では、断裂や石灰の沈着、炎症など状態の程度を瞬時に判断することができます。鮮明な画像で確認しながら、肩などの数ミリしかない肩峰下滑液包という隙間に迷わず注射を打つことも可能です。何より患者さんと診察室でモニターを見ながら説明できるので、患者さんの理解度や満足度が高くなる印象がありますね。

どのような主訴が多いですか?

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まだ開業して間もないですが若い世代では肩凝りですね。リモートワークが増えたためかもしれません。少し年代が上がると膝の痛みを抱える方もやはり多いです。症状の原因はさまざまですが、運動不足による筋力の衰えや血流が悪くなることが影響していることもあるので、薬や注射などだけでなく姿勢の改善やストレッチ、筋力訓練などリハビリ治療をしながら指導しています。

痛みを放置するのは良くないのでしょうか。

早めの対処は大切です。ご高齢の方は比較的早期に受診してくださるのですが、若い方々はどうしても我慢しがちです。診療時は、仕事をする時の机周りの状況や、寝具についても尋ねることがあります。生活の一つ一つが体に影響していることは多いですからね。例えばベッドは、皆さんずっと同じマットを使っていると思うのですが、ホテルなどでは定期的に裏返したり向きを変えたりしています。同じ状況で使用していると、同じ場所にのみ荷重がかかるので形状が崩れ、体に負担がかかって痛みの原因になります。

患者の目を見て、わかりやすい説明を心がける

看護学校で講師をされていた経験もあるそうですね。

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ご縁があって非常勤講師をしていましたが、学生には整形外科領域の基礎を幅広く教えていました。まずは骨や体の細かな部位の名前など覚えてもらいながら、医師や患者さんと、現場で良いコミュニケーションが取れることを念頭に置いて教えていました。教えることを通して自分自身の既存の理解が深まったり、再発見があったりしましたね。

患者さんと接する時に心がけていることはありますか?

電子カルテだとついパソコン画面に集中しがちですが、必ず患者さんの目を見て様子をうかがいながら話をするようにしています。また、患者さんの受診回数をできるだけ少なくできるよう、検査を通して状況をわかりやすく説明するように心がけ、患者さん自身がセルフケアできるところまでお話しするようにしています。痛みを抱えてつらい状態の患者さんが緊張せずに受診できるよう、スタッフ全員、温かい気持ちで対応していますが、時々診察室でつい集中して難しい顔が続くと、スタッフに注意されることもあります(笑)。診察室に限らず患者さんとの何げない会話から、大切なことや気になる情報を得ることはよくあるので、スタッフ全員で情報共有するようにしています。自分が受けたいと思う診療、自分の家族にもする診療ができているかということを常に思いながら対応しています。

今後、理学療法士さんを積極的に採用したいと考えているそうですね。

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身体のことをちゃんと理解した上で、一人ひとりに合ったリハビリを考えられる理学療法士の存在はとても重要です。理学療法士による運動療法を積極的に取り入れ、痛みに対するリハビリ治療と、再発をさせないということを目的とした身体のコンディショニング指導等も、理学療法士としっかりと情報共有しながら提供していきたいと思っています。それから、場所柄若い世代の患者さんも多く、スポーツ障害のサポートにも力を入れていきたいと考えています。自分自身もスポーツ経験が豊富だったり、競技経験のあるスタッフが、ケガや障害の原因を見極めた上で医学的根拠のあるリハビリを行っていきます。スポーツ選手の気持ちがわかるので、どのように復帰したいのか、どうすれば長く続けていけるのか、何が必要で何を休むべきかなど、状況に応じてフォームの改善や筋力トレーニング、ストレッチ、あるいは今は我慢して休んでもらうなど適切にサポートしていきます。

父の仕事を見て、自然と整形外科の医師をめざした

医師になろうと思ったきっかけを教えてください。

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父が東京慈恵会医科大学の解剖医で、整体師の学校でも講師をしていました。自宅にはごく当たり前に本物の骨格標本もありましたね。父の職場にもよく遊びに行っていたのですが、壁中に頭蓋骨がずらっと並んでいて、そんなことも影響していると思います。整形外科を選んだのも、顕微鏡で見なければ見えない疾患とは違い、目に見える部分で起こっている疾患に携わりたいと思ったからです。骨や筋肉やその他のいろいろな組織を解剖学的に理解するということは、整形外科医として疾患の原因を考える上で非常に重要ですので、今では父にたいへん感謝しています。

ゴルフが大好きだと伺いました。

栃木県の病院に転勤になった時、安くコースを回れるのと、整形外科の先生たちにゴルフ好きが多かったのでいつの間にか好きになっていました(笑)。社会人のいわゆるお付き合いのゴルフという雰囲気ではなく、スポーツとして割と本気で取り組んでいましたので競技などにも参加しました。ただあまりのめり込むと体調管理の面で仕事とのバランスが難しくなるので、今は趣味の域で楽しんでいます。学生時代はバレーボールをやっていましたが、スポーツを通して骨格や筋肉、関節や柔軟性などに対する意識は変わりましたね。うまくなりたいという気持ちと、けがをしたくないことからも、常に研究していました。やはり人並みに肩や膝や腰など痛めた経験もあるので、整形外科医としては患者さんにメンタルの部分も含め親身なれる点など、大いに役立っています(笑)。

最後に、読者に向けたメッセージをお願いします。

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開業前まで、人工関節の置換術や骨折外傷に対する手術に多く携わってきました。その中で、手術や入院の必要はないけれど、痛みで動くのがためらわれ、高齢の方などは気づいたらほとんど歩けなくなっていたというケースを数多く見ています。そうならないためにはリハビリテーションの役割はとても重要と考えます。痛みの軽減はもちろん、運動機能を鍛えて予防することや、再発をふせぐことを目的としたリハビリで、どんな方にもやりたいことや好きなことをあきらめない、生き生きとした生活を送ってほしいと思っています。思うように外出もできない日々がこのコロナ渦で続いていますが、身体的に衰えてしまうことは精神面のバランスを崩すことにもつながります。痛みや不調など、何かあれば気軽にご相談いただければと思いますね。あそこに行けばちょっと楽になれる、元気になれると笑顔になってもらえるようなクリニックでありたいと思います。

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