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子どもの矯正はいつから?
習癖の改善と骨や筋肉の適切な成長を

阿佐ヶ谷パール歯科・矯正歯科

(杉並区/阿佐ケ谷駅)

最終更新日:2024/12/02

阿佐ヶ谷パール歯科・矯正歯科 子どもの矯正はいつから? 習癖の改善と骨や筋肉の適切な成長を 阿佐ヶ谷パール歯科・矯正歯科 子どもの矯正はいつから? 習癖の改善と骨や筋肉の適切な成長を
  • 自由診療

わが子の口元を見て、「将来の歯並びが気になる」と思う人も多いだろう。「阿佐ヶ谷パール歯科・矯正歯科」の吉岡寿浩院長によると、小児矯正とは、習癖の改善をめざしながら筋肉や骨格を整えて、正しい歯並びに導いていくもの。いびきをかいていないか、猫背になっていないか、食べ物をきちんと飲み込めているか。「お子さんのそのような点にも注意してみてください」と話す。吉岡院長が推奨する小児矯正の相談の適齢期は4~5歳だ。エックス線検査に加えて、姿勢や舌の位置なども確認。顎骨を広げるための拡大床や、トレーニング用のマウスピースの使用を検討しながら、一人ひとりに合わせた矯正計画を立てている。「急がず慌てず、患者さんのペースに合わせて治療を進めます」と語る吉岡院長に、小児矯正に関するさまざまな質問に答えてもらった。

(取材日2024年11月12日)

床矯正の相談の適齢期は4~5歳。個々に合わせた方法で、習癖の改善と骨や筋肉の適切な成長をめざす

Q子どもの矯正は何歳頃から始めれば良いのでしょうか?
A
阿佐ヶ谷パール歯科・矯正歯科 子育て中である院長が些細な相談から専門的な悩みまで幅広く対応

▲子育て中である院長が些細な相談から専門的な悩みまで幅広く対応

お子さんが4~5歳になったら、一度検査にいらしてください。小児矯正が成人矯正と異なるのは、「歯を動かす」ことをめざすだけでなく、口呼吸などの癖の改善を図りつつ、顎骨や筋肉の適切な成長を促す点です。これは成長しきって習癖が身についてしまった大人の方では難しいことです。4~5歳になると嚥下の状態などもわかりますから、エックス線検査に加えて、適切に食べられているか、不正咬合になっていないかなどもチェックします。このように「状態を確認して、予測をつける」という意味からも、矯正を検討するのは4~5歳が適しているでしょう。症状を見てすぐに開始することもあれば、そこからしばらく様子を見ることもあります。

Q小児矯正の方法や装置について教えてください。
A
阿佐ヶ谷パール歯科・矯正歯科 不正咬合の原因をしっかり見極める

▲不正咬合の原因をしっかり見極める

当院では、顎骨を広げるための拡大床や、トレーニング用のマウスピースをメインで使いますが、必ずしも両方の装置を使うものではありません。例えば、不正咬合の原因が骨格なのか習癖なのかによっても矯正法が変わったり、呼吸や舌の使い方を正すだけで問題の改善が見込めたりすることもあるんです。骨格に大きな問題がある場合には、歯の内側にワイヤーを通すような特殊な方法を用いることもありますね。多くの場合、習癖の改善が優先で、トレーニング用のマウスピースで筋肉や舌の適切な使い方を練習します。その後に使う拡大床は、歯が十分に並ぶようなスペースを作るためのもの。歯科医師が定期的にねじを調整して、無理なく矯正を進めます。

Q口呼吸などの習癖は、歯並びにどのような影響を与えますか?
A
阿佐ヶ谷パール歯科・矯正歯科 子どもも安心できるように模型を使って説明する

▲子どもも安心できるように模型を使って説明する

実は歯並びは、筋肉や骨格などさまざまな要因が関連して完成します。口呼吸でお口がいつもポカンと開いているのは、口周りの筋肉が適切に使えていない状態です。筋肉には前に出ようとする歯を抑える役割もあり、それが機能していないと不正咬合の原因となってしまうことも。また、舌の位置や飲み込む力、全身の姿勢も筋肉に関連してきますね。お子さんがいびきをかいていないか、猫背になっていないか、食べ物をきちんと飲み込めているか。ご自宅でそのような様子をチェックしてください。小児矯正ではトレーニング用のマウスピース装置でそれらの習癖の改善をめざしながら、筋肉や骨格を整えてより良い歯並びに導いていきます。

Q子どもが矯正を続けられるかが不安です。
A
阿佐ヶ谷パール歯科・矯正歯科 治療イメージなどの説明には大きなモニターを使用

▲治療イメージなどの説明には大きなモニターを使用

小児矯正では「ご本人が治療を続けられるか」が課題の一つです。当院が4~5歳での検査をお勧めしているのもそのためで、コミュニケーションが取れる年齢でないと治療を始めるのは難しいかもしれません。矯正中は1ヵ月に1度のチェックを行います。そこでトレーニングの成果も見るのですが、どうしても課題をクリアできない患者さんもいらっしゃいます。そんな時は、できることから一つずつ。私も子を持つ親として実感しているのですが、お子さんの年齢や性格によっては、あれもこれもと要求することが逆効果になることもありますよね。急がず慌てず、患者さんのペースに合わせて矯正を進めるよう心がけています。

Q小児矯正を終えた後のことも教えてください。
A
阿佐ヶ谷パール歯科・矯正歯科 来院が楽しくなる広々としたキッズスペース

▲来院が楽しくなる広々としたキッズスペース

矯正の分野では小児矯正を「1期治療」といい、その後の成人矯正を「2期治療」といいます。1期治療を終えるのは平均して10歳頃、2期治療のスタート時期は14~15歳と、ここに数年間の開きがあります。小児矯正を終えた後はリテーナーで後戻りを防ぎながら定期的にチェック。当院では3ヵ月ごとの検診を推奨し、生え替わりによる口腔内の変化や後戻りの有無を確認しながら、2期治療の必要性を見極めています。もし2期治療が必要となった際も、引き続き当院で矯正が可能です。ワイヤーやマウスピース型装置など、患者さんの症状やご希望に合わせて歯列矯正の計画を立てていきます。

ドクターからのメッセージ

吉岡 寿浩院長

習癖の改善と、骨や筋肉の適切な成長。これが小児矯正の大きな目的であり、その結果として歯列が整うことをめざします。トレーニング用のマウスピースは就寝時の装着から始めて、慣れてきたら日中も使用。拡大床は1日14時間の装着を推奨しています。装置がきちんとした位置にはまっているか、親御さんには毎日のチェックをお願いしています。また長い矯正期間中、お子さんに少しでも楽しく通っていただけるよう、当院では診療室の中にキッズスペースをご用意。きょうだいでいらして、順番に診療を受ける方も多いんですよ。お子さんが4~5歳になったら、まずは一度検査にいらしてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

拡大床を用いた矯正/11万円~、マウスピースを用いたトレーニング/6万6000円~、歯の内側にワイヤーを通す矯正/11万円~、ワイヤー矯正/66万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/71万5000円程度

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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