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橋本 慎吾 院長の独自取材記事

はしもと整形外科リハビリクリニック

(西宮市/西宮駅)

最終更新日:2021/11/26

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臨港線沿い、阪神・阪急バスの「浜松原町」バス停留所近く。コープ西宮南店3階で2021年9月に開院した「はしもと整形外科リハビリクリニック」を訪ねた。専任の理学療法士が在籍し、一般整形外科から専門性の高い股関節治療、骨粗しょう症治療、インソール作製まで幅広く対応する同院。院長の橋本慎吾先生は神戸大学医学部附属病院整形外科に20年近く勤務した経験を持つ医師。股関節鏡手術を得意とし、アスリートの股関節障害もサポートしてきた。子どもから高齢者まで、どの年齢の患者からも慕われ頼りにされるのは、フランクな話しぶりと、患者の痛みを理解しとことん付き合う優しい人柄あってこそだろう。そんな橋本先生が大学という組織を飛び出し、新たなステージに立った今、どのようなクリニックをめざすのか、じっくりと聞いた。

(取材日2021年10月13日)

大学病院時代と同じ心意気、レベルで診療を行う

どんな症状を診てもらえますか?

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当院は運動器全般の疾患に関して幅広く診療を行うクリニックです。肩や首の凝り、腕や肩が上がりにくいなどの症状、骨折、捻挫、打撲や椎間板ヘルニア、骨粗しょう症、変形性関節症、リウマチ、シンスプリントや外反母趾、インソール作製など、整形外科領域を幅広くカバーしています。急性、慢性に関わらず、痛みやしびれ、機能の障害を感じたら受診をお勧めします。私は長年、神戸大学医学部附属病院整形外科に勤務し、股関節を中心に下肢関節を専門に診療してきました。当院の認知度はまだまだですが、最近、少なからず股関節のご相談も増えてきて、小学生から高齢者の方まで来院いただいております。股関節を含む体幹のゆがみや機能障害はスポーツ障害や慢性の痛みにつながります。スポーツを安心して行うため、自分の足で元気に歩くためにもぜひご相談ください。

開院されて1ヵ月少したちますが、患者さんの印象はいかがですか?

感染予防で外出を控え、おうちの中にいらっしゃる時間が増えたことで「筋力が落ちた気がする」「体が疲れやすい」という訴えの人が、けっこういらっしゃいます。当院には専任の理学療法士がいますので、「理学療法士がきちんとリハビリテーションをサポートします」と言うと、非常に喜んでくださいます。実際、痛みの改善だけではなく機能回復や再発予防にリハビリは非常に重要と考えています。肩凝りや腰痛、関節痛、スポーツ障害などの症状に対しても、けん引や低周波治療器による処置などとは違い、理学療法士がマンツーマンで直接、患部や体全体にアプローチして、痛みや柔軟性、体のバランスの改善を促していきます。また必要に応じてテーピングやフォームの指導、インソール作製も行っております。時間を取って当院を選んでいただいているわけですから、患者さんのめざす治療効果に応えていこうとリハビリミーティングでも話しています。

診療のモットーを教えてください。

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クリニックではありますが、大学病院と同じような心意気で診療を行うことです。私のいた大学病院というところは、地域医療の最後の砦のような役割を担っています。どんな症例もとことん調べ、時には専門家に聞き、文献を読んで病態を把握し、患者さんにわかりやすい言葉で説明する、ということを繰り返してきました。クリニックという患者さんとの距離が近い場所にはなりましたが、心意気はそのままに、できる限り同じレベルで。患者さんの痛みに対して「とりあえず痛み止めを」や「もう、これは仕方がないね」ではなくて、しっかりとした治療計画を立てていき、最終的に、地域の方々の生活にプラスになっていければいいな、という思いでやっております。

自身の目の届く範囲でリハビリもできる施設をめざして

開院に至るきっかけについて教えてください。

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大学で股関節の手術をたくさん行ってきました。開業医の先生方から患者さんをご紹介いただくことも多かったのですが、痛みの原因がはっきりしない患者さんが少なからずおられました。痛みの原因を調べていくと骨盤や脊椎、あるいは膝や足首、肩などさまざまな部位の機能障害が隠れていることに気づかされました。こういったアプローチはお子さんのスポーツ障害からお年寄りの慢性の痛みまで共通するもので、一つの部位だけ見ていてはいけないと感じました。以降、体全体に目を向けて診断治療を行うようになり、機能改善をしっかり行うことの重要性を感じたのです。そこから「もう少し患者さんと近いところで、診るのもありかな」と、漠然と思うようになりました。また専門分野でありました股関節でも手術に至るまでに、リハビリなどの保存療法で介入する方法があったのかもしれないと思うことも徐々に増え、次第に開院を考えるようになりました。

手術に至る前に介入する方法を模索された、ということですね。

もちろん紹介いただいた患者さんは、ほとんどの方が手術適応でしたし、私自身手術を行うことは好きでした。しかし、保存療法でも対応できるのではないか? という患者さんに対しては、大学病院に在籍していると自分の思ったようにはアプローチできませんでした。大学病院では手術した患者さんであれば入院中はリハビリを受けられます。しかし、手術適応でない患者さんにうまく保存治療を提供できるすべがない。それで、紹介してくださった先生方に「リハビリをお願いします」とお返しするのですが「どんなリハビリをしているのかな」と心配になることも正直ありました。そういう時に、自分のフットワークを軽くして、自分の目の届く範囲でリハビリもできる施設があったらいいな、と思い開院にたどり着きました。

先生はなぜ整形外科を選ばれ、股関節を専門にされたのですか?

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大学卒業を前に整形外科、消化器外科、心臓血管外科で悩んだ時に、先輩から「お前は整形外科しかないだろう」と言われました。私の性格が見抜かれていたようです(笑)。それに整形外科の患者さんは元気な方が多いんです。病棟でも若い年代の子たちが松葉づえでぴょんぴょん跳ねていたりする、そういう雰囲気もいいなと思いました。専門については、入局して最初配属された先が股関節チームだったというのが始まりです。もちろん最終的には自分で選択しましたが、たくさんのいい上司、師匠に出会えましたし、股関節を選んで良かったと思っています。それは手術においても言えます。股関節分野は骨切り術や人工関節などいろいろな手術テクニックを身につけないといけない、というところも私にとって魅力的でした。

貴重な人生の時間を痛みで失ってはいけない

アメリカに留学もされていますね。

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もともと海外で多種多様な人や価値観にふれることがすごく好きでした。そのため、いつかは海外生活をしたいと思い、入局時から希望していました。神戸大学の整形外科には、国際派の先生が非常に多く、留学先の選択肢も豊富だったことが整形外科を選んだ理由のひとつでしょう。大学院で学位を取得し、米国ワシントン大学整形外科の研究室に留学する機会を頂きました。研究室のボスも非常に良い方で、多くの機会を与えていただきました。また当初予定にはなかった研究の一環として、臨床の教授に引き合わせていただき、そこで股関節鏡手術という股関節の内視鏡治療に初めて出会いました。「この手術は必ず日本でも広がる。君はこれを持って帰るべきだ」と教授に許可をいただき、手術やカンファレンスにも立ち会いました。関節鏡手術だけでなくリハビリなどの保存治療についても自分なりのイメージを持って帰国することができたのは、とても幸運だったと思います。

読者へのメッセージをお願いします。

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私が高校生の頃、冬のマラソン大会に向けた体育の授業でずっと走り続けた結果、足が痛くなりました。「これはどこか悪いに違いない」というほどの痛みでしたが、原因がわからずテーピングでマラソン大会も部活も乗り切った思い出があります。今思えば、インソールを作るなどさまざまな対応ができたはず。原因がわからない痛みに悩まずに、どうぞ整形外科を受診してください。早期に治療を開始することで、早い回復が期待できます。貴重な人生の時間を充実させるお手伝いをさせていただきます。

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