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宮野 正人 院長の独自取材記事

みやの消化器内科クリニック

(豊中市/豊中駅)

最終更新日:2022/01/31

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北大阪急行電鉄・千里中央駅から車で約8分。緑にあふれた閑静な住宅街の中を北へ進むと、バス通り沿いにひときわ目立つ真新しい建物が見えてくる。2021年9月に開業した「みやの消化器内科クリニック」だ。モダンな外観に広々とした駐車スペース、敷地内には薬局もある。静かで落ち着いた町の雰囲気が気に入っていると話す宮野正人院長は、胃・大腸内視鏡検査のエキスパートだ。10年以上にわたり、大阪市立十三市民病院で消化器疾患の治療や手術に携わってきた。内視鏡検査のマイナスイメージを払拭し、これまでに培った技術と経験を地域のために生かしたいという宮野院長。クリニックの医師として新たに歩み始めた、その熱い思いを語ってもらった。

(取材日2022年1月21日)

内視鏡検査によって消化器疾患の早期発見・早期治療を

開業にこの地を選ばれたのはなぜですか?

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開業するなら北摂で、と以前から考えていました。特に豊中は緑豊かで環境も良く、大阪市内へのアクセスも申し分ありません。私自身が住みたい町でもありました。ここ緑丘はきれいに区画整備された落ち着いた町で、公園や学校もたくさんあります。周辺にはクリニックも多いのですが、もともと私の専門である消化器内科を掲げているクリニックが不足していたので、当院を開業したことで地域の身近なかかりつけ医として、さまざまな年代の方の医療ニーズにお応えできればと思っています。昨年9月にクリニックが開業してから4ヵ月がたちました。来院される患者さんには、内視鏡検査を希望される比較的年齢の若い方も多く、病気や医療に対する意識も高い印象を受けます。また地域柄でしょうか、お話好きな患者さんも多く、私としては楽しく診療させていただいております(笑)。

クリニックの医師の役割とは何でしょう?

病院では勤務医として消化器全般を診ていました。特に力を入れていたのが内視鏡による胃と大腸の診療です。ポリープ・早期がんの内視鏡的切除や食道静脈瘤の治療、胆嚢・膵臓の内視鏡的処置などを患者さんの症状に応じて行ってきました。病院では高度な医療を受けることができますが、その高度な医療を受けるに至る経緯こそが大切なのだと考えます。経緯とは検査によって病気を早期発見し、早期治療につなげること。それが町のクリニックの医師の役割です。今後はこの経緯の部分を担うクリニックの医師として、これまでの経験や知識を地域医療に還元していきたいと思います。患者さん一人ひとりと信頼関係を築き、心配事はなんでも気軽にご相談いただける地域のかかりつけ医でありたいです。

診療時には、どのようなことを心がけておられますか?

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患者さんの訴えをよく聞いて、取りこぼしのないようにすることです。関係のないように思われる患者さんの何げない話の中にも、診断のヒントとなるようなことが含まれていることも。患者さんは皆が皆、話し上手なわけではありません。会話中にあえて沈黙の時間をつくることもあります。急かさず待ってあげることで、患者さんもリラックスできて話したいことがまとまります。また、患者さんの立場で患者さんの知りたいことは何かを考え、先に話してあげるようにもしています。自分が患者だったら何が知りたいか、気になる点は何か。患者さんが抱くであろう疑問や不明な点を先回りして答えることで、不安な気持ちを解消してあげられればと思っています。

苦痛の少ない胃・大腸内視鏡検査をめざす

先生の得意とする内視鏡検査について教えてください。

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内視鏡検査には胃内視鏡検査と大腸内視鏡検査の2つがあり、私がめざしているのは患者さんにできるだけ苦痛を与えることのない内視鏡検査です。そのために検査にはさまざまな工夫をしています。まず胃内視鏡検査についてですが、鎮静剤を使用することで患者さんは半分眠ったような状態で検査を受けることができ、苦痛を感じることはほとんどありません。当院では9割以上の方が鎮静剤を希望されます。使用する内視鏡は従来のスコープより画像の解像度が高く、特殊光を当てることで、微小な病変やがんを発見しやすくする先進の内視鏡です。細径の内視鏡は口、鼻のどちらからでも挿入することができ、検査自体にかかる時間は5~10分程度。検査終了後は30分ほど休憩していただいてから結果をご説明します。

大腸内視鏡検査についてはいかがでしょうか?

午前中にご自宅で下剤を服用し午後から内視鏡検査を行うという流れになりますが、不安な方は院内で下剤を服用いただいても構いません。鎮静剤、鎮痛剤を併用し患者さんは半分眠ったような状態での検査となりますので、リラックスした状態で、苦痛の少ない検査を受けていただけます。内視鏡挿入時には、腸が伸びたりねじれたりして痛みの出ることのないよう、細心の注意を払います。腸内を観察するためには、空気を送り込んで消化管を張った状態にしなければなりません。送気には消化管に吸収されやすい二酸化炭素を用いること、送気量を調整することで、おなかの張りを最小限に抑える工夫をしています。個人差はありますが通常15~30分の検査となり、ポリープなどが見つかった場合は切除できるものはその場で処置します。

内視鏡検査で特に注意すべき点はありますか?

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胃内視鏡検査において、ピロリ菌に感染しているかいないかは重要なポイントです。ピロリ菌は胃がんの主たる原因とされていますので、特に幼少期にピロリ菌に感染していることが多いといわれている50代以上の方は注意が必要です。まずはピロリ菌のチェックを行い、ピロリ菌が見つかった場合は1~2年に一度は胃の内視鏡検査を受けていただきたいですね。また、胃痛や胃もたれといった症状の気になる方も検査をお勧めします。大腸内視鏡検査は勤務先での健康診断の結果から受けられる方が多いのですが、血便や便秘・下痢などの便通異常が気になる方、40歳以上で大腸内視鏡検査を受けたことのない方は一度ご相談いただければと思います。

消化器疾患の診療をメインに地域のかかりつけ医として

医師になろうと思われたきっかけは?

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絶対に医師になろう、とか、そういう感じではなかったです。両親がともに医師であり、父は勤務医だったのですが、母が開業していましたので幼い頃からその後ろ姿を見て育ちました。地域の方と接しながら身近なかかりつけ医として働く親の姿を見て、良い仕事だなあと思ったんです。内科を選んだのは、局所に限らず体全体を診ることのできる医師でありたいと思ったからです。例えば、誰かが倒れたときに、医師として「わからない」というのではいけないな、と。手術にも興味があったので、外科的処置が含まれる点で消化器内科を専門にしました。

これまでに心に残るエピソードがあれば教えてください。

勤務医だった頃の話ですが、40代で進行がんを患い、余命半年と宣告された患者さんの主治医を務めたことがあります。まだ若かった私のことをとても信頼してくださいました。抗がん剤を受けて4年ほど頑張って生きられたんです。「先生に診てもらって本当に良かったです」と言ってくださったことが今でも忘れられません。患者さんに心から感謝されるなんて、これほど医師冥利に尽きることはありません。患者さんとの信頼関係を築くことは医師としてのやりがいの部分でもあると思います。患者さんに心からの「ありがとう」を言ってもらえるような、患者さん本位の医師であり続けることを心がけています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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消化器疾患の診療を通じて、地域の方が安心して通えるクリニックをめざしています。内視鏡検査はまだまだ「怖い、つらい」と思っておられる方が多いと思いますが、できる限り患者さんの負担を軽減した検査を提供することで、たくさんの方に検査を受けていただきたいと思っています。検査の重要性を啓発しながら、地域の方の健康な生活をサポートすることがクリニックの役割です。内科一般の日々の管理も大切ですので、小さな不調でも気になることがあれば気軽にご相談ください。新型コロナウイルスは依然猛威を振るっていますが、クリニックでは院内設備の除菌や空気清浄機による換気を徹底し、隔離室も確保するなどして環境を整えています。安心してご来院ください。

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