質の高いインプラント治療をめざし
メンテナンスでは内部の掃除も
四日市くぼた歯科・矯正歯科
(四日市市/中川原駅)
最終更新日:2023/05/15
- 自由診療
インプラント治療は、高額な上、手術やかかる時間のことを考えると、ハードルが高いとためらう人も多い。そのため、歯をなくした場合の選択肢では「とりあえず保険で」となりがち。「四日市くぼた歯科・矯正歯科」の大須賀勇樹院長によれば、保険適用のブリッジや入れ歯を多く選ぶのは世界的にみて日本人ぐらいだとか。「長い目で見てもインプラント治療はお勧めです」と自信を持って話す大須賀院長に、メリット、デメリットも踏まえてインプラント治療がどういう治療で、長持ちさせるためには治療後どういうことが必要なのかを詳しく聞いた。
(取材日2023年4月19日)
目次
歯科口腔外科で培った技術で、スピーディーかつ安全、低侵襲なインプラント埋入手術をめざす
- Qインプラント治療とはどのような治療なのですか?
-
A
歯がなくなった時に、それを補うための治療です。保険診療ではブリッジや入れ歯になりますが、インプラント治療は自由診療。高額な治療ではありますが、歯の健康から考えると、私は長く持つことが見込めて、今までと同じように噛める、インプラント治療をお勧めします。治療内容は、顎の骨にインプラント体となるネジを入れて土台を作った上からセラミックの人工歯を装着します。装着する歯は、インプラント体を入れた後の骨や歯肉の状態を反映して作ります。インプラント体を入れて状態が安定するまでの期間は人それぞれですから、人工歯が入るまではだいたい2ヵ月~4ヵ月後になります。それまでは仮歯を使用します。
- Qインプラント治療のメリットを教えてください。
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A
自分の歯に近い感覚で噛め、隣の歯を傷つけない、入れ歯のように取り外さなくても良いことが期待できるメリットですね。日本は保険制度があるがために、ブリッジを選択する人が多いのですが、世界基準ではインプラント治療を選択されることが多いです。ブリッジは両隣の歯をつなげてかぶせるのですが、そのかぶせた隙間から、どうしても細菌が入りやすく、耐久的には5年~10年ぐらいといわれています。もしつなげた歯が抜歯が必要なほどの虫歯になってしまった場合、3本一気に抜くことになってしまいます。ほかの歯にダメージを与えにくく、本来の歯のようにしっかりと噛めることが期待できるというのは大きな価値があると思います。
- Qどのように治療が進んでいきますか?
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A
まずはカウンセリングをした後、虫歯チェックとCT、エックス線の撮影をします。その後、治療計画をご提案させていただき、納得していただければ治療が始まります。インプラント治療はお口の中の細菌が多いと骨との結合に関わり、インプラント歯周炎になりやすいので、歯石がついていたり、歯周病を発症していた場合は、先にその治療をします。その後、抜歯、インプラント体の埋入手術をして、2~4ヵ月後に人工歯をかぶせます。人工歯をかぶせた後は、年に1度のメンテナンスに通っていただきます。また当院では、顎の骨が痩せている場合はインプラント埋入時に骨の厚みを出すための骨造成を行います。
- Qこちらで行うインプラント治療の特徴を教えてください。
-
A
抜歯と同時にインプラント体の埋入、仮歯の取りつけまで1回で完了することも可能です。患者さんの負担軽減を図るためでもありますが、抜歯後は顎の骨と周囲の歯肉がどんどん退縮していくので、退縮防止につなげるためでもあります。また当院では、かぶせる歯の材質はセラミックにこだわっています。プラスチックは価格に配慮されているものの、耐久性や親和性に欠けます。セラミックは、歯肉と密着しやすいため歯周病菌が入りずらいことが期待できます。使用するインプラントも耐久性にこだわって選んでいます。採用しているクリニックも多いので、引っ越した後にトラブルがあっても対応してもらえるクリニックは多いと思います。
- Q治療後のメンテナンスはどういったことをするのですか?
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A
インプラント治療後は歯周炎になりやすいので、メンテナンスは重要です。メンテナンスでは、インプラント内部のクリーニングと噛み合わせのチェックをします。インプラント内部の汚れはエックス線でも映りませんから、歯を外して内部をきれいにお掃除してまた元に戻します。さらに、3年に1度は、消耗部品も交換をします。また、インプラントは真っすぐに噛む力は強い反面、横にギリギリと噛む力には弱いため、そういった噛み方をしないよう噛み合わせを調整する必要があります。周囲の天然歯は年月とともにすり減りますが、人工歯はすり減らないので、噛み合わせの変化が生じていないかをチェックします。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/1本 49万5000円~71万5000円、骨造成/6万6000円~
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マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。