母親も気づかなかったことを
早期発見につなげる小児歯科
名駅さくら医院・名古屋歯科
(名古屋市中村区/名古屋駅)
最終更新日:2023/05/01
- 保険診療
- 自由診療
少子化の今、一人の子どもにかける親の思いは強くなっている。「将来、何かの役に立つように」と、多くの習い事に通わせている親も多いだろう。しかし、子どもの将来のためにできることは、習い事だけではない。子どもの健康についても、小さい頃からやっておいたほうが良いことはたくさんあるという。「子どもの頃から定期的に歯科医院に通院することで、良い習慣が身につき、結果、虫歯の予防や良い歯並びにつながります」と話すのは、「名駅さくら医院・名古屋歯科」の阪上剛院長。子どもの歯や健康を守りたいのであれば、まずは専門家のアドバイスを聞いて、自分の医療知識もアップデートすることが必要だ。長男の仕上げ磨きを小学6年生になった今も継続しているという阪上院長に、小児歯科での予防について話を聞いた。
(取材日2022年12月19日)
目次
小児歯科の定期的な受診が、子どもの将来の健康につながる
- Q小児歯科は、どんなことをする診療科なのでしょうか?
-
A
すべての歯が大人の歯に生え変わるまでの間の予防や治療、矯正などを行います。当院では、成長に応じて本人も含めて親御さんに歯の大切さを伝えながら、予防のためのアドバイスをしています。乳歯の場合は、フッ素塗布やクリーニングで虫歯の予防をし、歯並び、顎の成長、歯の磨き方などのアドバイスをします。そして、小学生になると歯の生え変わりが始まるので、もし将来的に矯正が必要になるようであれば、調整をしながら歯が生えそろうまで定期的にチェックし、必要なタイミングで本格的な矯正を開始します。
- Q何歳くらいから歯科医院に通えば良いのでしょうか?
-
A
通常、中学生頃には永久歯が生えそろうので、小児歯科を受診しているのは幼児や小学生が多いです。ただ、意識の高い親御さんは0歳でも小児歯科で検診を受けて指導を仰いでいますから、気になれば何歳でも受診してください。乳歯や生え替わり時期など、成長段階で気をつけなければいけないことはたくさんあります。「乳歯は生え替わるからいいや」と虫歯を放置すれば、永久歯の歯並びに影響します。逆に、子どもの頃に虫歯がなかったので歯科医院へ行く習慣がなかったという大人の人に多いのが歯周病です。小さい頃から歯科医院に通って定期的にチェックしてもらう習慣があれば、歯周病になる前に予防ができます。
- Qきょうだいがいる場合、一緒に連れて行っても大丈夫ですか?
-
A
下のお子さんがいる場合でも、キッズスペースで手の空いているスタッフがお世話していますし、ベビーカーに乗っていられる赤ちゃんであれば、個室診察室にはスペースもありますので、お母さんと一緒に入っていただいて構いません。当院の医療法人さくら会の中には、「さくら会キッズクラブ」というのがあり、治療を受けているお子さんだけでなく、下のお子さんやお友達も一緒に参加できるイベントを定期的に行っています。楽しく歯科医院に通ってもらうために、歯科医師の体験会やクリスマス会など、さまざまなイベントを企画しています。また、土曜と日曜も診療をしているので、お父さんも来て、お子さんの歯のことを学んで帰ってほしいですね。
- Qどうしたら子どもが予防に関心を持つようになりますか?
-
A
小さいお子さんは、理屈を言ってもなかなか行動に結びつきませんから、親の歯磨き習慣を子どもに見せ、毎日一緒に磨くことが必要です。できれば糸式ようじも使うといいですね。ごはんを食べることとセットにして、「食べたら磨く」が毎日の習慣になれば、自然と予防ができると思います。大人でも、歯科医院でブラッシング指導をされてすぐはモチベーションが上がって歯磨きを頑張りますが、しばらくすると怠けてしまいますよね。なので、歯科医院を定期的に受診し、虫歯の有無をチェックしたり、ブラッシング指導を受けると良いでしょう。「受診をきっかけに家庭での歯磨きを頑張る」を繰り返していけば、だんだん習慣化していくと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とは小児矯正/48万5000円程度
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。