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田内 留美 院長の独自取材記事

アクアこどもクリニック

(川崎市高津区/武蔵溝ノ口駅)

最終更新日:2022/03/01

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川崎市高津区末長2丁目、神奈川県道14号沿いのビル3階にあるのが「アクアこどもクリニック」。通りに面した窓には魚や鳥のモチーフが描かれ、院内にもアクアリウムやモビールなどが設置された、楽しい雰囲気の小児科クリニックだ。「患者さんを家族と思い、それぞれにとって何がベストかを考えて診療しています」と柔和な笑顔で語るのは、2022年1月より同院の院長を務める田内留美先生。小児循環器を専門とし、研修医時代から一貫して患者に寄り添う診療を実践してきたという。「育児や療育に奮闘するパパ・ママの味方です」と力強く話す田内院長に、同院の特徴やめざす医療についてなど、幅広く話してもらった。

(取材日2022年1月27日)

患者と家族の声に耳を傾け、寄り添う診療を

新院長ご就任おめでとうございます。まずは簡単なご経歴を伺えますか。

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九州の大学で医学を修め、若いうちにしっかりと学びを深めたいとの思いから大学院にも進みました。できるだけ厳しい道に身を置いて自身を鍛えたいとの思いから、小児科の中でもとりわけハードな小児循環器を専門とし、大学病院を中心に臨床にあたってきました。その後、結婚を機に上京してからは、首都圏の小児科クリニックに勤務しておりました。今回、機会をいただいて「アクアこどもクリニック」にてエリアの皆さんに貢献できることをうれしく思っています。

どのようなクリニックにしていきたいと考えていらっしゃいますか。

医師になった当初から、いずれは自身のクリニックを持って、地域の患者さんと向き合いたいという思いを抱えてきました。当院にいらっしゃる患者さんは、みな自分の家族のように考え、「自分の家族だったらどうしてほしいか」を常に念頭に、接していきたいと考えています。大学病院とこうしたクリニックでは、診る患者さんの病気や重症度などは違うかもしれません。それでも、病気のお子さんのつらさとご家族の不安には変わりがありません。これまでの経験で蓄積してきた知識や技術を、ここでは患者さんとより近い距離で発揮していければと思います。

診療の際に心がけていらっしゃることはありますか。

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医師になったばかりでできることの多くない研修医時代から、「未熟な今の自分でもできることは何だろう」と考え、患者さんとご家族に寄り添うことを大切にしてきました。患者さんの訴えやご家族のお話に耳を傾け、細かく情報を集めて症状を見極めることを重視しています。同じ症状でも、患者さんは一人ひとり違います。「咳だから、はいこの薬」という画一的な対応では、不十分なこともあるのです。問診や診察所見をとりながら、お話に耳を傾け、隠された症状や病気の可能性がないか確認します。同じ風邪でも、これからひどくなるのか、治りかけなのか、段階によって必要な対応も異なります。患者さんと症状についてできる限りの情報を集め、それぞれの方にとって最も必要な対応をするようにしています。また、ご自宅などより落ち着いた環境で対応していただけるよう、近くウェブ問診の導入も検討しています。

院内感染対策に注力し、常に安心して受診できる体制に

コミュニケーションを大切にしていらっしゃるのですね。

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はい。診療時間には限りがありますが、その中でも可能な限りのコミュニケーションを心がけています。患者さんとのコミュニケーションは、診察室内での口頭での対話に限りません。患者さんがクリニックの入り口を入っていらした瞬間から、診察が始まるのです。待合室での表情や顔色、動作など、言葉でのコミュニケーションに限らず患者さんの状態を推し量ることができる要素はたくさんあります。そうした情報に加え、過去のカルテも確認しながら、患者さんの現状をできる限り正確に把握するようにしているのです。

感染症対策にも力を入れていらっしゃると伺いました。

小児科はもともと感染症を多く診る診療科で、院内に隔離室を設けるなど感染症対策は当たり前に行われてきました。そんな中でも、今回の新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、さらに感染症対策を強化しています。各診察室には高性能なHEPAフィルターを備えた空気清浄換気装置を設置し、常にクリーンな空気の中で診察が行える環境です。また、受付と待合室には222nmの紫外線照射器とパーティションを設置しています。スタッフはガウンやフェイスシールド、グローブ、マスクなどを着用し、患者さんごとに着替えや消毒を行いながら対応。もちろん、発熱のある患者さんと一般の患者さんは診察室を完全に分け、空間を共有しないようにしています。

院内は明るく広々としていて、過ごしやすい空間でもありますね。

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はい。複数の面にたくさんの窓があり、風通しも日当たりも良好です。窓が多いのは明るいということに加え、換気もしやすく空気を清浄に保ちやすいメリットもあります。また、空間が広々としているので密になりづらい点も、安心して受診いただきやすいポイントとなるのではないでしょうか。院内の通路も広く確保できているので、ベビーカーでもストレスなく受診していただけます。授乳室やトイレのベビーチェアもご用意しています。また、ビル下に駐車場やコンビニがあってバス停にも近いので、お子さま連れでの通院にも便利なクリニックなのではないでしょうか。

患者とそれを支える家族の味方であり続けたい

院長が小児科の医師をめざされたきっかけを教えてください。

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親戚は父方も母方もほとんどが医師の家系で、進路を選ぶ際には自然と医学の道を選びました。父も外科医でしたが勤務医でした。祖父は開業医として地域のために働き、貢献しており、そうした姿が印象的だったのかもしれません。当時女性医師は多くなく、働く女性のための環境が整っていない時代でしたから、周囲からは医学部進学を反対されたことも。そんな中でも、漠然と奉仕の仕事をしたいと願い続け、世のためになる仕事としてやはり医師になりたいと、強い思いを抱くようになりました。医学部に進んでからは、1〜2年生の早い段階で小児科医になると決めていました。なぜか自分には小児科が合っていると感じたのです。実習などを通し、先輩方とのつながりや、小児科分野でのコミュニティーづくりにも尽力しました。小児循環器科という厳しい道に身を置きながら、開業を視野にどのような患者さんがいらしても診られるよう、幅広く学びを深めました。

これまでのご経験から、印象に残っているエピソードなどあれば教えてください。

患者さんとのエピソードはどれも印象に残っていますが、新生児センターでの経験は、医師としての決意を新たにさせてくれました。生まれながらにして重篤な病気を抱えている子がたくさんいる環境で、健康に生まれ、医師として知識や技術を身につけることができている自分がどんなに恵まれていたのだろうと改めて実感したのです。病気の子どもたちのために働きたいという決意をさらに強め、そのためにはどんなに厳しい環境でも努力を惜しまないという気持ちでやってきました。つらい症状や治療に耐える患者さんはもちろん、それを見守るご家族も皆さん大変です。病気と闘う患者さんとご家族の手助けをしたいという強い思いは、当時も今も変わっていません。

地域の子どもたちと支えるご家族にメッセージをお願いします。

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まずは、どんな些細なことでも相談してほしいですね。「こんなこと言っていいのかな」と思うようなことも相談していただきたいと思います。病気のお子さんだけでなく、日々育児や療育に奮闘するお母さん、お父さん方にとって安心できる温かいクリニックをめざしていきたいです。子どもたちの健やかな成長、発達を一緒に見守っていけるよう、当院では、家族のように親身になり、経過を見るというところまで責任を持って診させていただきますので、まずは気軽にご受診いただき、その後の再診まで頼りにしていただければと存じます。

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