大切な人を守るために
大人も子どもも受けられるPCR
竹ノ塚駅前クリニック内科小児科皮膚科
(足立区/竹ノ塚駅)
最終更新日:2024/03/29
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世界で初めて新型コロナウイルスの感染者が報告されてから、まもなく2年。国内の感染は収束に向かうどころか拡大の一途をたどり、最前線の医療機関からは「もはや災害医療の域」との声も聞こえてくる。救急医療の経験もある「竹ノ塚駅前クリニック内科小児科皮膚科」の中島義之院長は、「新型コロナウイルスとの付き合いが長引くにつれて慣れや慢心が生じやすくなるが、医療現場は戦場に近い状態。うつらないこと、広げないことを第一に考えて行動しなければなりません」と話し、感染者を見つけ出して速やかに隔離するためのPCR検査に力を入れる構えだ。大人から子どもまで受けられる新型コロナウイルスのPCR検査について、検査方法や検査の流れ、陽性判明後の過ごし方について聞いた。
(取材日2021年8月20日)
目次
個人にできるのは、感染しない、感染させない工夫。子どもと一緒に検査して、愛する人を守ろう
- Q新型コロナウイルスの検査について教えてください。
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A
新型コロナウイルス感染症の感染の有無を調べるのがPCR検査です。検査方法は2通りあります。1つは、インフルエンザの検査で行うように、綿棒のようなもので鼻の入口(鼻毛のある部位)で軽くなぞって検体を採取し、検査する方法。もう1つは、口の中にためた唾液を採取して検査する方法です。鼻の入口をなぞる方法は、鼻の奥まで綿棒を入れるわけではないのでほとんど痛みはなく、お子さんでも無理なく検査することができると思います。集団生活をしていて何か自覚症状がある場合は公費負担での検査ができますが、症状のない場合、検査と検査判断料は自由診療扱いとなります。
- Q検査を受けるにあたって知っておくべきことはありますか?
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A
院内感染を防ぐため、なるべくインターネット予約をお願いしています。具体的な自覚症状がない方も含めて、予約後にご来院くださると助かります。特にお子さんは、大人に比べて症状が出にくく、発熱する子どもの割合は5~6割程度といわれています。小さいうちは症状をうまく言葉にできないことも多いので、注意して様子を確認しましょう。なお、検査の精度を保つため、検査の1時間前くらいからは飲食やうがいを控えることをお勧めします。
- Q検査の具体的な流れについて教えてください。
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A
インターネット予約後、予約時間近くになったらご来院ください。検査時間はだいたい1分ほどですが、唾液はある程度の量が必要なので、人によっては5分ほどかかることもあります。検体の採取が済んだら、お会計を済ませてお帰りいただいて構いません。検査結果は翌診療日昼過ぎにはわかりますので、携帯アプリにて検査結果をお知らせします。検査会社やクリニックの混雑状況で遅れる可能性があります。
- Q陽性反応が出たら、どうすればいいですか?
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A
陽性反応が出て、発熱や咳などの症状があっても、入院を必要とする重症度でなければ治療方法は確立されていないのが現状です。基本的には、解熱剤などの対症療法のお薬を処方し、自宅待機になるでしょう。その後は保健所からの連絡に従っていただくことになります。自宅待機の際には、重症化のサインに注意しましょう。重症化する方の多くは、発症から数日後に肺炎の症状が強くなるといわれています。息苦しさや息切れ、咳などが悪化していると感じたら、速やかに保健所に連絡を取りましょう。お子さんの場合は顔色も見るようにするといいですね。厚生労働省のサイトにも具体的な症状の経過が掲載されていますから、一読しておきましょう。
- Q院内の感染症対策について教えてください。
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A
新型コロナウイルスが流行するさなかということもあり、施設そのものに先進の換気システムを備え、PCR検査を希望される方と通常診療の方の待機場所のゾーニングを徹底し、スタッフも手指消毒の上、防護服とマスクを着用して患者さんに対応します。赤ちゃんや持病などで免疫が低下している方は、待合室ではなく4つある診察室のうちの1つでお待ちいただくなどの隔離方法も可能ですので、お気軽にご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とは新型コロナウイルスPCR検査(症状がない場合):2万円~