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稲葉 仁 院長の独自取材記事

相武台セントラル歯科

(座間市/相武台前駅)

最終更新日:2021/10/12

稲葉仁院長 相武台セントラル歯科 main

小田急線の相武台前駅北口から徒歩1分の場所にある「相武台セントラル歯科」は、2021年5月に開院したばかり。ガラス張りの入り口を入ると優しいアロマの香りが漂い、明るく清潔感のある空間が広がっている。院長の稲葉仁先生は、大学病院での研修後、神奈川県内の歯科医院で研鑽を積み、インプラント治療、親知らずの抜歯など口腔外科領域や小児歯科など幅広い診療を経験。「気軽に通えて、なおかつ高度な治療を提供できる歯科医院」をめざし、虫歯や歯周病などの一般歯科診療から予防や検診、根管治療や矯正といった専門性の高い診療まで総合的に対応している。「ストレスなく受診していただけるよう、丁寧な説明と痛みの少ない治療を心がけています」と笑顔で語る稲葉院長に話を聞いた。

(取材日2021年8月16日)

高水準な歯科治療を気軽に受けられる歯科医院をめざす

まずはご開院の経緯をお聞かせください。

稲葉仁院長 相武台セントラル歯科1

当院はJR横浜線の淵野辺駅近くにある「ふちのべ歯科クリニック」の分院として、2021年5月に開院しました。同院の細田忠史理事長は、同じ歯科医院で3年ほど一緒に働いた元同僚です。細田理事長は実家の歯科医院を継承するために退職したのですが、実はその際に「今後、分院のオープンを考えているので、そのときは院長をやってほしい」と打診されました。当時、私はまだ勤務医でしたが、いずれは開院したいと考えていたこと、また細田理事長の「気軽に高水準な歯科治療を受けてもらえる歯科医院をつくりたい」という理念に共感し、開院を決意しました。

どのような歯科医院をめざしていますか?

歯科医師になって10年になりますが、診療する中で「もう少し早く受診していただければ……」と思うことが多々ありました。歯科医院はできれば行きたくない場所、痛みなどの症状が出て仕方なく行く場所と考えている方も多いと思いますが、当院は、お出かけ前やお仕事帰りに気軽に立ち寄れる、生活の一部に組み込んでいただけるような歯科医院をめざしています。院内も患者さんがリラックスして診療を受けられるよう、良い意味で歯科医院らしくない空間になるよう意識しました。4台あるユニットは個室または半個室になっており、プライバシーが確保されています。また個室のユニットにはふかふかした座り心地の良いシートを採用したり、アロマディフューザーを使用したりと、落ち着いて診療を受けていただける環境を整えています。

どのような患者さんが来院されていますか?

稲葉仁院長 相武台セントラル歯科2

開院当初はご高齢の方が多かったのですが、開院から3ヵ月が過ぎ、最近はインターネットで検索して来院される20代から30代の患者さんも増えてきました。中には、ご家族や友人を連れて来てくださる患者さんもおられ、小さなお子さんからご高齢の方まで幅広い世代の方にご利用いただいています。また、駅に近い立地なので「通りすがりに見かけたので受診した」という方もおられ、地域の方々の認知度が高まってきているように感じています。学生時代から開院を考えていましたので、歯科全般をオールマイティーに診療できるようにしようと研鑽を積んできました。虫歯や歯周病治療などの一般歯科はもちろん、インプラントを含む義歯作製、抜歯、矯正など、幅広いニーズに対応できる体制を整えていますので、どんなお悩みでも気軽にご相談いただければうれしいですね。

矯正相談では3Dシミュレーションも実施

ニーズが高いのはどのような診療でしょうか。

稲葉仁院長 相武台セントラル歯科3

患者さんの年齢によりますが、20代から30代の患者さんには歯並びを気にして来院される方が多いですね。目立つ矯正装置を装着することに抵抗があるという悩みをよくお聞きしますが、そのような方にはマウスピース型装置を使った矯正をお勧めしています。従来のブラケットやワイヤーを使用する矯正と異なり、マウスピース型装置は透明で目立ちにくく、見た目を気にせずに歯並びの改善をめざせる点がメリットです。また、当院では3D光学スキャナーを導入しており、事前の矯正カウンセリングの際に患者さんのお口の中をスキャンし、そのデータをもとにモニター上で矯正後に予測される仕上がりを立体画像で確認できる3Dシミュレーションを行っています。

矯正を始める前に仕上がりがイメージできると安心感にもつながりますね。

そう思います。必ずしも、患者さんにとっての「きれいな歯並び」と、歯科医師が考える「きれいな歯並び」の基準が一致しているとは限りません。マウスピース型装置を使った矯正によって歯がどこまで動くのか、事前に視覚的に確認することで同じゴールに向かって矯正を進めていくことができます。お口の状況にもよりますが、通常は5ヵ月程度で矯正が終了するので忙しい方でも無理なく進められると思います。

インプラント治療にも力を入れておられると伺っています。

稲葉仁院長 相武台セントラル歯科4

はい。インプラントは入れ歯などと比べて噛みやすいことがメリットですが、治療期間が長いというデメリットもあります。当院では、なるべく治療回数を少なくするため、抜歯と同時にインプラント体を埋入する「抜歯即時埋入法」を積極的に取り入れています。また、骨量が少なくインプラント体の埋入が難しい場合には骨量を増やすための治療を行いますが、近年は技術の進歩により、骨量が少なくても埋入可能なインプラント体も登場しています。骨量を増やすには時間がかかります。患者さんの身体的・精神的負担を少しでも軽減できるよう、なるべく侵襲の低い治療の提案を心がけています。さらに安全性を重視し、歯科用CTで口腔全体を3D撮影し、埋入する場所の骨の質や厚み、量のほか、神経・血管の位置まで精密に把握するなど、時間をかけて事前の診査・診断を行っています。

その他、診療へのこだわりがあれば教えてください。

矯正やインプラント治療は自由診療となりますが、当院のベースは保険診療だと考えており、一般的な虫歯や歯周病の治療、クリーニングなどのメンテナンスも大切にしています。保険診療では使用できる歯科材料が限られていますが、その中でも性能の良いと思ったものを選んで採用しています。受診されたすべての患者さんにストレスなく治療を受けていただけるよう、しっかりご説明して治療を進めていきますので、お困りのことがあれば、遠慮なくお声がけください。

通院が生活の一部になるよう、通いやすい環境を整備

診療する上で心がけていることは何ですか?

稲葉仁院長 相武台セントラル歯科5

治療を前に緊張している患者さんがほとんどなので、まずは何気ない会話を通してコミュニケーションを取り緊張を和らげること、それから痛みの少ない治療を心がけています。通常、歯科治療の痛みを緩和するために治療前に局所麻酔を注射しますが、人の手で注射をすると圧力にむらが出やすく、痛みを感じる原因となります。そのため当院では電動麻酔器を導入し、コンピューター制御で麻酔液を一定の圧力でゆっくりと注入し、痛みの軽減を図っています。

お忙しいかと思いますが、どのようにリフレッシュされていますか?

休日はよくセミナーに参加しています。歯科医療は日進月歩で、特にインプラント治療は進化が早い分野です。より良い治療を患者さんに提供するために、歯科医師にとって勉強に終わりはないと感じています。時間があるときは、趣味の釣りを楽しんでいますね。以前は遠出をしていましたが、最近は近場の釣り堀に行っています。釣り堀で知り合った人たちとの交流も楽しくて、いい気分転換になっています。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

稲葉仁院長 相武台セントラル歯科6

開院から間もないですが、この先、患者さんと長くお付き合いしていく中でお口の健康状態の維持が重要なテーマになっていくと考えており、メンテナンスにより力を入れていきたいと思っています。そのため、定期的な通院を長く続けていただけるよう、例えばご予約どおりに治療を開始し、治療後もスムーズに会計を済ませるなど、極力お待たせせず、気持ち良く帰っていただける体制づくりにスタッフ全員で取り組んでいます。地域の皆さんに笑顔になっていただけるよう、「美容院に行くのと同じ感覚で気軽に来院でき、なおかつ高水準な歯科医療を提供できる歯科医院」という役割をしっかり果たしていきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/33万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/41万8000円~、骨造成/5万5000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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