鳥居 寛 院長の独自取材記事
天6ササセ皮フ科
(大阪市北区/天神橋筋六丁目駅)
最終更新日:2026/10/22
大阪メトロ谷町線・堺筋線、阪急千里線 天神橋筋六丁目駅からすぐの、便利な立地にある「天6ササセ皮フ科」。日常的な皮膚の悩みから、形成外科領域まで幅広く対応している。予約は不要で、診療時間内であれば予約を取る手間なく受診できるのも魅力。急な皮膚のかゆみや痛みなど、気になる症状があるときにも足を運びやすい。2026年4月から院長を務める鳥居寛先生は、群馬大学医学部を卒業後、名古屋市立大学大学院を修了した医学博士であり、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。大学病院の多忙な臨床現場で幅広い症例を担当し、また大阪大学で研究に従事した経歴も持つ。「忙しくても、その日にできる処置はなるべくその日のうちに」と語る患者想いの鳥居先生に、これまでの歩みや診療の考え方などについて詳しく聞いた。
(取材日2026年10月5日)
駅出口が目の前という立地で、幅広い皮膚の悩みに対応
クリニックの特徴について教えてください。

当院は、大阪市淀川区塚本に本院をもつ医療法人晃有会ササセ皮フ科の系列院です。本院と同様に、じんましんやアトピー性皮膚炎、ニキビ、イボ、水虫などの日常的な皮膚科の疾患から、粉瘤や巻き爪、ほくろ、やけど、傷痕などの形成外科領域まで幅広く診療しています。ここ「天6ササセ皮フ科」は系列院の中でもとりわけ駅が近いことも特徴ですね。天神橋筋六丁目駅6番出口が目の前なので、会社帰りに来られる方も多いです。ちょっとした症状でも気軽にご相談いただける、身近な皮膚科でありたいと考えています。
院長に就任された経緯と、これまでのご経験を教えてください。
私は2026年4月から当院の院長を務めていますが、当法人に勤務医として入職したのは2024年です。その前はしばらく、大阪大学の微生物病研究所でリンパ腫などの研究に従事していました。研究には時間の融通が利きやすいという良さもありましたが、臨床医として幅広い症例を経験し、診断や治療の技術をさらに磨きたいという思いが強くなり、臨床の現場に戻ることにしました。研究で得た知見は今も診療の土台になっています。そのうえで、新たな経験を積み、自分が最善と考える診療を院長として責任をもって実践したいと考えるようになりました。
患者さんはどのような年齢層、主訴の方が多いですか?

ご高齢の方が多いのかなと思っていましたが、実際は若い方やお子さんもたくさん来院されていて、幅広い年齢層の方に来ていただいています。当院の北側から中崎町周辺にかけては皮膚科が少ない地域もありますので、その辺りや淀川方面などから来られる方もいらっしゃいます。ありがたいことに、当院に来られる患者さんは優しい、穏やかな雰囲気の方が多いんですよ。ご相談の内容は「かゆい」「痛い」「赤くなった」といった、ちょっとしたできものなどの日常的な皮膚症状が多いですね。また、自由診療でしわ対策のボツリヌス毒素製剤注射なども行えますので、美容目的の方もいらっしゃいます。
その場で解決できることは極力、その日のうちに
特に力を入れている治療はどんなことですか。

粉瘤など、比較的小さな皮膚のできものに対する処置に力を入れています。切開して、必要であれば縫合するという小規模な手術ですね。こうした処置は美容目的で希望される方もいらっしゃいますが、皮膚科専門医が診察することに大きな意味があります。皮膚のできものは、見た目だけでは判断できないことがありますから、まず医学的に診断することが大切です。悪性腫瘍の可能性があるものを、単純に「できものだから取ってしまいましょう」とするのは適切ではありません。処置していいものなのか、経過を見たほうがいいのか、さらに詳しい検査や専門的な医療機関への紹介が必要なのか。そこを見極めた上で治療することが重要です。
治療の中でどのようなことを大切にされていますか。
私が特に大切にしているのは「その場で解決できることは極力、その日のうちに対応する」ということです。皮膚生検や、ほくろの処置、数針縫う程度の処置。そういったことは、なるべく当日にその場で行います。せっかく、気になることがあって来てくださった患者さんに「また後日」とはできるだけ言いたくありません。そのためには少しの手間を厭わないことと、効率的に診療を回す工夫が大切になってきます。例えば局所麻酔を先にして、待機中の時間に別の患者さんを診る。そんな時、私の場合は名古屋市立大学病院での経験が生きていると思います。非常に忙しい病院だったので、若いうちからさまざまな症例を経験しながら、素早く診断を下す力やマルチタスクをこなす力が鍛えられました。
他に先生の経験を生かした特徴的な治療はありますか?

生物学的製剤による治療ですね。生物学的製剤はバイオ医薬品とも呼ばれ、生物が作り出すタンパク質や抗体などを応用した薬剤で、免疫の働きを調節することを目的とした注射薬などがあります。私は大学病院時代、尋常性乾癬、アトピー性皮膚炎、じんましんなどに対する生物学的製剤を使った治療に関わってきました。特に尋常性乾癬では、炎症を抑えることで症状の改善をめざせる薬剤が登場しており、大きな病院だけでなくクリニックでも使えるようになってきています。当院でも扱っていますので、お悩みの方はぜひご相談いただければと思います。
その人の思いや生活背景に合った治療を一緒に考える
患者さんと接する際に、どのようなことを心がけていますか。

症状だけに目を向けて、そっけなく診療することはしたくないと思っています。その方がどんな生活をしておられるのか、家族構成はどうか、そういった背景もできるだけ知るようにしています。実は、私は最初から医師をめざしていたわけではなく、薬学部から医学部に編入しました。その理由は、研究を行う中で、検体を見るよりも患者さんと直接向き合うことにやりがいを感じたからです。また、大学院や研究所ではリンパ腫を研究していましたが、研究にご協力いただいた患者さんの中には、ご自身の命が尽きることを薄々感じ取りながらも「自分の検体を研究に役立ててほしい」と申し出てくださった方もおられました。そのような「思い」に、医師としてより近くで応えたい。今も目の前の患者さんについて、その方の思いや事情にまで合った治療を一緒に考えることを心がけています。
皮膚科医として、どのようなところにやりがいを感じますか?
皮膚科は、本当に幅広い領域にわたっているところですね。かゆみや赤みといった日常的な皮膚の悩みはもちろん、膠原病のように全身に関わる疾患や、皮膚がんの診療もあります。また、手術などの外科的な処置もあれば、美容的な相談を受けることも。医師をめざした最初の頃は、一般外科や脳神経外科などを考えたこともあったのですが、実際に皮膚科の診療を始めてみると、できることの幅広さに魅力を感じました。今では、皮膚科を選んで良かったと思っています。
今後の展望と、地域の皆さんへのメッセージをお願いします。

地域の方に、「まずはここに相談しよう」と思っていただける医院にしたいですね。もちろん、すべての治療を当院だけで完結できるわけではありません。でも、まず診断をして、できる処置があれば行い、必要であれば適切な医療機関につなぐ。そういう意味で、何かあったときの相談の入口になれればと思っています。皮膚は目に見えるものですから、少し変化があるだけでも気になることがあります。「こんなことで受診していいのかな」と思うようなことでも構いません。当院は予約制ではありませんし、駅近で困ったときにはすぐ受診できますので、お気軽にお越しください。
自由診療費用の目安
自由診療とはしわへのボツリヌス毒素製剤注射/パーツごと3万3000円~

