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興梠 真紀 院長の独自取材記事

東京はなクリニック

(渋谷区/恵比寿駅)

最終更新日:2021/11/10

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JR山手線・恵比寿駅東口から徒歩1分、「関わるすべての方の人生が花咲くように」との願いを込めて2021年5月にオープンした精神科・心療内科の「東京はなクリニック」。日本精神神経学会精神科専門医でもある興梠真紀(こうろ・まき)院長は、とてもほがらかで優しい応対をしてくれる先生だ。「どんな方でも潜在的な自然治癒力を持っています」と、それを引き出すことを診療の最大のテーマにしている。ゆくゆくはEMDRにコーチング手法を組み合わせた方法など、さまざまなアプローチを取り入れながら患者の早期社会復帰をめざすとともに、社会復帰後もより豊かに充実した生活が送れるようにとサポートを行う同院。その特徴と、興梠院長の患者に対する思い、診療方針などさまざまに話を聞いた。

(取材日2021年7月30日/更新日2021年11月9日)

人生に「花を咲かせられるように」との思いを院名に

まずは開業された経緯から伺います。

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この場所はもともと大学の医局の先輩にあたる大見山浩一先生が開設されたクリニックでして、先生が海外に拠点を移されることになったので、その後を譲り受けるかたちでリニューアルオープンしました。私は慶應義塾大学医学部を卒業後、同大学医局が提携する病院に勤務し、結婚した後も3人の子どもを育てながら勤務医として働いてきました。やりがいのある仕事で情熱を注いでいましたが、精神科医療の提供によってもう一歩踏み込んだ社会貢献ができるのではないか、その拠点を持ちたいと考えるようになっていました。まさにそんなタイミングで大見山先生からお声がけをいただき、まるで人生すごろくで10こまくらい進んだような(笑)、とてもありがたいお話だと開業を決めたのです。

駅からも近く、患者が通いやすい立地ですね。

私はとんでもない方向音痴なので、開業するならどなたでも迷わず来られる場所にしたいと思っていました(笑)。山手線の主要駅でアクセスが良く、患者さまも東京の西側だけでなく、関東全域から来院されています。椅子やチェストなどにアンティーク家具をそろえ、各部屋には大きな窓がついているすてきな空間ですから、このままの雰囲気を大事にしたいと思って改装しませんでした。前のクリニック時代からの患者さまもこの通いやすさとしつらえが好きで通っていらっしゃる方も多いです。診察室とカウンセリングルーム兼用でゆったりした空間の部屋を合計4室備えています。

院名には、先生のどのような思いが込められているのでしょうか。

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当院のテーマは「よりよく生きる」です。病気を治すのが医療の重要な役割ですが、その先により豊かな人生を歩みたいというのがすべての人の願いなのではないでしょうか。ポジティブ心理学でも用いられている「フラーリッシュ(flourish)」という言葉には「繁栄する」、「よりよく生きる」といった豊かな意味合いが含まれています。精神医学や心理学の知識や技法を病気回復だけでなくさらに豊かになれるように用いたいと考えていました。語源では「花、flower」ともつながりますし、それを伝えたいとの思いから「東京はなクリニック」にしました。患者さまには治療終了後にも、「ご無沙汰しています」と気軽に元気な顔を見せてほしいですし、つまずいたり、乗り越えたい壁にあたった時に、私やスタッフと話をすることで、ご自分を整え、新たな気持ちでスタートするサポートができると思っています。

働く人の悩みやストレスを解消する力になりたい

スタッフ全員が心理学のエキスパートなのも特徴だと思います。

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非常勤ですがカウンセラー8人全員が臨床心理士と公認心理士です。当院では専門性を持ち、初診時から実務経験豊富なカウンセラーがお話をお聞きしています。それから心理検査も行いながら、どうすれば解決の糸口が見つかるかを話し合って治療の方針を決めていくスタイルを取っています。それぞれが持っているスキルや専門分野、そして患者さまに求められる治療内容もお一人ずつ違うので数回診療を重ねた後に、よりふさわしいカウンセラーに担当してもらっています。私も常にプロセスを把握し、意見交換しながらより良い治療の方向性を決めていきます。

今の患者の年齢層や主訴は?

中学生から80代の方まで幅広くご来院いただいていますが、中心は20~50歳までの会社勤務の方です。症状はというと、うつ病と適応障害の方が8割程度を占めています。中には企業のトップ層で日々心理的重圧も多いので、メンタルヘルス保全のためにと定期的にカウンセリングを目的に来院される方もいらっしゃいます。基本的には健康であっても、ご自身の頭の中を整理するために、「こんなことがあって」などと話すことで心を整えていただくのです。健康度の高い方からのそういったニーズに応えられるのも当院の特徴の一つかもしれません。当院はそんな働く方の力にもなりたいと思っています。このほか、物忘れの外来も7月から始まりましたが、慶應義塾大学病院神経内科教授を務め、現在はよみうりランド慶友病院名誉院長の厚東篤生医師に担当していただけることになり、クリニックながらレベルの高い診療が提供できるようになると考えています。

治療後にはより幸せに過ごせるよう継続支援も行われているそうですね。

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心に目立ったトラブルも抱えていない方にも、人生をよりその人らしくポジティブに過ごせるよう、心のメンテナンス面での支援を行っています。つまり、病気で傷ついたところを治療して元のゼロ地点まで回復するだけではなくて、そこからもう1段階、2段階上の、さらに豊かな生活を送ってもらえるような、プラスアルファとなるサポートをしています。治療が終わって復職など社会復帰された方が、忙しい日常の中で、ご自分と向き合う時間をとるために、カウンセリングを受けにいらっしゃっています。心の中に去来するものを見つめたり、ご自分のこれから進むべきところを整理していかれるためにご活用いただけるでしょう。また職場の人間関係で深く悩むほどではないけれど、「社内で浮いている気がする」、「部下とうまくいっていない」など、仕事をする方の心の持ち方やありようについてもお力になりたいので、気軽に問い合わせをしていただければと思います。

より良く生きるためのサポートをしていきたい

診療する上で大切にされていることは?

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患者さまの持っている自然治癒力、リソースをうまく引き出していくことです。患者さまが持っていて、それに気づいていなかったり、うまく使えていなかったりするだけですから、健康な時にできていたこと、無意識にできていたことを思い出してもらい、できるようになっていくようにお手伝いしていきます。ご自分らしさを取り戻されて、元気になっていっていく様子を目にできれば、とてもうれしいことですよね。再びその人らしいかたちで社会復帰されるようにサポートしていきたいと考えています。

医師としての精神科・心療内科のやりがいは?

元気になられた姿を見ることが一番の喜びですが、さらにその先、もっと幸せで充実した人生を送るためのサポートもしていきたいと考えています。人は皆、多面性があり、いつも診察ではうつむいてぼそぼそ話をしている方が、実はサンバダンスを踊られていたり、見事な絵を描かれたりするなど、診察室で見せてくださるのとはまた違った魅力的な面をお持ちです。そういうお話を伺うと患者さまそれぞれに深みのある人生を送っていらっしゃるのだなと感じます。診療の中で聞けた「その人らしさ」をパズルの一つのピースのようにして、診療を重ねながらピースを少しずつ集めて全体像を描いていくこと、その方ならではの物語を探しながら見つけていくことが診療の楽しみです。心療内科を選んだのも一人ひとりの方が持つ物語を追うのが好きだからなんだと思います。

最後に、今後の抱負をお聞きします。

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クリニックをプラットフォームにして「より良く生きる」ためのストレスマネジメントの方法やヒントを世の中に伝えることでより多くの方のお役に立ちたいと思っています。心療内科をもっと身近に感じていただきたいので、院内でこぢんまりしたサロンのような形でセミナーが年に数回でも開けたら、とカウンセラーとも楽しく計画しているところです。まずは日々仕事や家庭で受けるストレスをマネジメントする方法やヒント「ライフハック」のようなところからでしょうか。新型コロナウイルス感染症の流行がある程度落ち着きそうな来年には開催したいと今、準備に取りかかっておりますので、ご興味がありましたらご参加いただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

カウンセリング料 1万1000円~1万3200円

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