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吉田 誠 院長の独自取材記事

おしりおなかクリニック八丁堀

(広島市中区/八丁堀駅)

最終更新日:2022/03/29

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オフィスビルやデパートが立ち並ぶ八丁堀の交差点にほど近い「おしりおなかクリニック八丁堀」。院長の吉田誠先生は、広島市内でも数少ない大腸肛門病を専門とする医師として、地域の力になりたいと今年6月に開業した。「肛門外科は忙しさや恥ずかしさがハードルとなり、受診が後回しになって悪化させる人が多い」という現状を変えるために、一人でも多くの人に気軽に来てほしいと広島の中心地にクリニックを開いた。優しい語り口で誠実な印象の吉田先生に、クリニックで取り組む診療やこだわりについて聞いた。

(取材日2021年6月2日)

大腸肛門病のエキスパートとして、地域に役立ちたい

開業されるまでのご経歴をお聞かせください。

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日本人は大腸がんをはじめとする消化器の病気が非常に多いので、広島大学の第二外科(現・広島大学消化器・移植外科)に入局し、医師としてのキャリアをスタートさせました。大学病院なので各地の関連病院に赴任したのですが、呉市医師会病院には通算で6年勤務し、大腸肛門病センターで肛門の手術の手ほどきを受けて肛門科領域を専門的に学びました。専門は大腸肛門病になります。勤務医時代は大腸がんや肛門の機能障害の特殊な手術の経験を重ねましたが、この分野を専門とする医師は広島市内でも非常に少ないと思います。経験がなければ診断や手術は難しく、知識や技術を社会に還元したいと開業を決意しました。

広島市の中心部に開業されたのはなぜですか?

肛門科は仕事が忙しい、恥ずかしいという理由から、受診機会が遅れて症状を悪化させる人が多いです。このため地元の方というよりは、仕事帰りに駆け込むことができ、多少離れた場所にお住まいでも簡単に通院できるように交通の便が良い八丁堀に開業しました。肛門科の診療のみでクリニックを構えると患者さんが入りにくいので、複数のクリニックや薬局が入るビルに入居し、会社勤めをしている方も通院しやすいように夜7時まで診療しています。

クリニックの診療内容を教えてください。

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当院は肛門外科、消化器内科、消化器外科、内科、外科を標榜しています。メインとして行うのは肛門外科の、イボ痔や切れ痔といった痔の治療。診療ではデジタル肛門鏡を使い、患者さんと一緒にお尻の中の状況を一緒に確認していきます。どこが腫れているのか、どこから血が出ているのかといった実際の状況を一緒に見てもらうほか、治療による変化も確認していきます。イボ痔や切れ痔などの一般的な痔の多くは、早期に治療を開始すればお薬で対応することができます。お薬での治療が難しい場合は手術になりますが、日帰り手術の場合は当院で行います。病気の状態や患者さんの希望によっては、入院できる関係医療機関をご紹介するなど、病態やご希望に合わせて、医学的に適切な判断のもとオーダーメイドの治療をご提案しています。

老若男女が気軽に通える肛門科クリニックをめざして

クリニックのコンセプトを教えてください。

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若い女性も入れる肛門科のクリニックです。肛門科は男性でも受診をためらう人は多いので、特に若い女性となると受診のハードルはかなり高くなります。しかし受診をためらっているうちに、症状を悪化させてしまう人が多いのです。このため当院ではプライバシーに配慮して、患者さんをお呼びするときはお名前ではなくて番号でお声がけしています。スタッフは全員女性のベテランスタッフをそろえ、内装も女性が好む雰囲気で統一しました。他科のクリニックが入居するビルなので、人目を気にせずビルに入ることができると思いますよ。

肛門の病気の他に、力を入れている診療はありますか?

腸内環境を整えるためのカウンセリングに取り組んでいます。大腸には腸内細菌というものがあります。当院ではそこに着目し、食生活の改善などから腸内環境を整えていくことにも力を入れてます。例えば乳酸菌を積極的に摂取しているのに、おなかが張るといったトラブルが続いている人がいるとします。そういった方の場合、腸内に乳酸菌はすでに足りているけれど、別の菌が足りていないということもあるわけです。また女性だと大豆たんぱくを摂取することで、エクオールという女性ホルモンに似た働きをする物質が産生されますが、日本人の半分がエクオールをつくれない体質ともいわれています。こういったことにも注目し、女性や腸内環境を整える努力をされている方たちの力になっていきたいですね。

便秘の相談も受けつけているそうですね。

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はい。これまで便秘に悩んで病院を受診しても、刺激性下剤を処方されるだけ、という方は多いのではないでしょうか。最近は新薬が次々と出ているのですが、なかなか患者さんにその恩恵がもたらされていないのが現状です。しかし便秘の原因は人それぞれ。当院ではエコーを活用して患者さんと一緒に滞留便を確認し、原因を可能な限り明らかにして、その方に本当に合った解決法を探していきたいと考えています。「便秘には水分を取ったほうがいい」と言われているので意識的に水を飲んでいたけど、その人の原因は別のところにあった、ということもあるのです。便秘でお困りの方たちの力になっていきたいです。

受診をためらわず、早期発見・早期治療を

痔の予防のために普段からできることはありますか?

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痔の原因は人それぞれで、中には遺伝的な要因もあるのですが、食生活や生活習慣が大きく関係しています。痔の手術を受けていただく方に必ずお話ししているのは、「痔も生活習慣病だ」ということ。手術できちんと治療するのはもちろん大切ですが、その後も手術前と同じ生活を続けていては、再発の可能性は高くなってしまいます。医師のアドバイスのもと生活習慣を改めることが重要ですよ。そしてまずは痛みやかゆみ、腫れ、何か出ているなど、ちょっとした違和感を感じたときは、早めに受診して、早めに治療を受けることが肝心です。

お休みの日のリフレッシュ法を教えてください。

子どもと一緒に、海釣りに出かけるのが最近の趣味ですね。近くの瀬戸内の海で釣りをすることが多いですが、時々、乗り合いの船に乗って太平洋でルアー釣りをすることも。見渡す限り海の中で釣りをするのは気持ちいいですよ。太平洋まで出ることはそうそうありませんけどね。それ以外の時間は、読書や旅行をして過ごすことが好きです。

今後の展望と読者へのメッセージをお聞かせください。

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当院は肛門外科の痔の治療をメインに、プライバシーに配慮し、仕事を休まずに通院できるような診療体制を整えました。大切なことは、病気がひどくなる前に早期に見つけて治療することです。その他、腸内環境や便秘の改善に向けたアドバイスも行っています。診療ではデジタル肛門鏡やエコーを使い、患者さんにも一緒に状態を見て、診療を進めていきます。働き盛りの世代の方や、若い女性も受診しやすいと思いますので、些細なこともまずはお気軽にご相談ください。

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