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尾崎 彰造 院長の独自取材記事

おざき整形外科クリニック

(松原市/河内天美駅)

最終更新日:2025/06/03

尾崎彰造院長 おざき整形外科クリニック main

近鉄南大阪線の河内天美駅から徒歩10分の「おざき整形外科クリニック」は、2021年5月に開業して以来、体の痛みや不調に悩む地域の人々を支えている。地域のクリニックでありながら、先進の骨密度検査設備を導入しているのが特徴。藍色に白と木目を基調とした院内からは、上品で清潔な印象を受ける。院長の尾崎彰造先生は、患者のQOL(生活の質)向上を第一に考える熱心で優しい先生だ。骨粗しょう症をはじめ急性から慢性まで幅広い症状に対応し、理学療法士によるリハビリテーション体制も整えている。尾崎院長やスタッフを慕って、高齢者やスポーツに励む地域の学生など、幅広い年齢層の患者が訪れるという。地域医療の基盤として重要な役割を担う同クリニックの尾崎院長に、開業以来の変化や新たな取り組みについて話を聞いた。

(取材日2025年4月16日)

患者数の増加に対応し、リハビリ体制を強化

開院から5年ほどたちますが、どのような変化がありましたか?

尾崎彰造院長 おざき整形外科クリニック1

ありがたいことに、患者さんの数がぐっと増えたのが一番大きな変化ですね。この地域に住む高齢の方はもちろん、スポーツを頑張っている近隣の学生さんまで、幅広い年代の方に来ていただいています。開院当初から、骨粗しょう症や関節リウマチの治療には力を入れてきましたが、最近は体外衝撃波疼痛治療やベルト電極式骨格筋電気刺激法といった新しい治療法も取り入れて、診療の幅を広げています。他のクリニックでなかなか良くならなかったという方からの相談も多く、いざというときに頼ってもらえるような存在になれてきたかなと感じています。2024年の5月にはリハビリ室を増床し、理学療法士も7人に増えました。医師の視点だけではなく、理学療法士の意見も取り入れながら、一緒に治療を進められる環境ができてきたと思います。

増床はもともと計画していたのですか?

リハビリ室の増床については、実はクリニック開設当初からなんとなくイメージしていました。クリニックビルのフロアにまだ使っていない部屋があったので、いずれそこを使うことになるだろうなと。実際、患者さんの数がかなり増えて、受け入れが難しくなる場面も出てきたので、ニーズに応える形で増床しました。リハビリでは理学療法士が中心となって、運動器や体の動かし方に特化したサポートを行っています。痛みやしびれ、動きにくさなど、さまざまな症状に対応しており、主に高齢の方が多いですが、スポーツをしている学生さんのリハビリも行っています。ただ、骨格がまだ安定していない小さなお子さんには、基本的にリハビリは推奨していません。

新たに導入した機器についても教えてください。

尾崎彰造院長 おざき整形外科クリニック2

ベルト電極式骨格筋電気刺激法、通称「B-SES(ビーセス)」に用いるリハビリ機器を導入しました。内側全体が電極になっている専用のベルトを腰や膝、足首に巻いて、そこに電気を流すことで、太ももやふくらはぎ、お尻、骨盤周りなど、下半身の筋肉を一気に動かすことができるんです。自分で体を動かすのが難しい方でも、寝たままでもしっかり筋肉を刺激できるので、リハビリや筋力維持にとても有用です。実際、大きな病院では寝たきりの患者さんの筋力低下を防ぐ目的で使われています。ずっと筋肉を使わないでいると、病気が治って動けるようになっても、思うように歩けなかったりするんですね。そうならないように、寝たまま筋トレをしてもらうようなイメージです。整形外科のクリニックで導入しているのは、まだあまり多くないと思います。

患者一人ひとりのニーズや考え方に合わせた治療を提供

理学療法士の人員体制も整っていますね。

尾崎彰造院長 おざき整形外科クリニック3

これだけの規模で、これだけ多くの理学療法士が常駐しているクリニックは、この地域ではほとんどないと思います。みんな専門性が高く、幅広い症状に対応できる力を持っていますし、毎日業務の中で勉強会を行って、知識や技術を常にアップデートしてくれています。担当を指名する制度は設けていませんが、誰が担当しても一定の質でリハビリを受けていただける体制になっていると思います。また、当院のリハビリは、できるだけ早く回復して卒業してもらうことが目標です。その考え方もスタッフ全員にしっかり共有できているので、本当に頼もしいですね。ただ、定期的に通うことの必要な患者さんもいらっしゃいますので、そこは患者さんのニーズに応じて対応しています。

訪問リハビリも始められたとか。

はい、訪問リハビリは今年の4月からスタートしました。以前から「家でリハビリをやってもらえないか」という声があって、この地域ではまだあまりやっているところがなかったので、それならニーズに応えようということで始めました。対応エリアは、自転車で20〜30分ほどの近隣に限っています。リハビリ内容はクリニックと大きく変わらず、場所がご自宅になるということです。クリニックに通っていた患者さんが、だんだん動けなくなって家から出られなくなると、そのまま筋力が落ちて、最終的には寝たきりになることもあり得ます。なので、少しでも体を動かす手助けをすることが本当に大事なんです。患者さんの症状に応じたリハビリをクリニックと遜色ないレベルで行えると自負しています。

その他にも、新しく始めたことはありますか?

尾崎彰造院長 おざき整形外科クリニック4

先ほどもふれましたが、最近では体外衝撃波治療機器を導入しました。皮膚の上から衝撃波を当てることで、患部の治癒や組織の再生を促すもので、足底腱膜の慢性的な痛みに効果が期待できます。当院ではリハビリの一環として取り入れていて、足底腱膜炎でお悩みの方に提案しています。

「ここに来ればなんとかなる」と思ってもらえるように

診察にあたって心がけていることは何ですか?

尾崎彰造院長 おざき整形外科クリニック5

来院される患者さま一人ひとりに対して、丁寧に接することを心がけています。痛みに苦しむ患者さまの思いに寄り添い「自分の家族ならどう治療されたいか」を考えながら診療にあたっています。表面的な症状に対処するだけでなく、患者さまの生活面も含めてアドバイスすることも時には必要です。患者さまが「また受診したい」と思えるように、スタッフや理学療法士にも心配りをお願いしています。例えば、診療の合間に話しかけるなど、患者さまが放っておかれる状況にならないよう心がけています。スタッフ全員で良い雰囲気をつくっていき、患者さまにもそれを感じ取ってもらえたらと思います。

今後の展望について教えてください。

この地域は意外と整形外科医療が行き届いておらず、納得感のある治療を受けられずに困っている高齢の方が相談に来られることも多いんです。だからこそ「おざき整形外科に来ればなんとかなる」と思ってもらえるような存在でありたいですね。僕自身、開業の時から「私がやらなければ誰がやるんだ」という気持ちでやってきましたし、理学療法に本気で取り組んでいるクリニックと自負しています。まずはかかりつけ医として信頼してもらえることが一番大事なので、頼りにしてくださる方が増えているのは本当にうれしい限りです。当院に相談してくださったら必ず何かしらの結果は出すつもりです。「きっと良くなりますよ」と、自信を持って言いたいです。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

尾崎彰造院長 おざき整形外科クリニック6

慢性疾患から急性疾患、ケガも含めて、整形外科の幅広い症状に対応しているのはもちろん、現在は広いリハビリ室で理学療法士によるリハビリも受けられます。その他の検査機器なども先進のものを導入しており、地域医療ならではのきめ細かな対応を心がけつつも、専門性の高い医療を提供しています。万が一、当クリニックでは対応が難しいという場合は、病院との連携による治療も可能です。「この先生に相談して良かった」と思ってもらえるような地域医療の頼れる医師をめざして、私自身もより一層邁進してまいります。どんな些細なことでも、悩んだり困ったりしたら、まずは当クリニックにご相談ください。

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