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原 浩二 院長の独自取材記事

はらクリニック

(川崎市中原区/武蔵中原駅)

最終更新日:2021/07/02

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肝臓と消化器内科の専門を生かして、武蔵中原駅近くに「はらクリニック」を開業した原浩二院長。特に肝疾患に詳しく、日本肝臓学会肝臓専門医の資格も持つドクターだ。昨今、消化器内科を標榜するクリニックは多いが、肝疾患を専門とするクリニックは少ない。そのため、健診などで肝機能の異常を指摘された人は大きな病院を受診しなければならないことから、身近なクリニックで専門的な診療を提供したいと開業したという。また胃や大腸の内視鏡検査設備や超音波検査機器も整え、幅広い消化器疾患、肝胆膵領域の診療にも取り組む。大学病院や米国留学で得た知識や診療技術を地域に還元して、質の高い医療を提供したいと意欲的な原院長に、クリニックの特徴や診療に対する思いを聞いた。
(取材日2021年6月25日)

肝臓領域、消化器内科、内視鏡検査の専門性を生かして

先生は消化器内科、特に肝疾患の専門家ということですね。

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そうです。大学病院や関東労災病院などで肝臓や消化器内科の診療に携わり、アメリカ国立衛生研究所への留学も経験しました。前職は横浜市立大学附属市民総合医療センターで、今も週に一度、肝臓がんの専門的な治療を行っています。私は、もともと研究志向が強く、多様な病気があって研究対象が幅広いところに惹かれて肝臓を専門としました。そして、肝疾患の患者さんは多いのに、消化器内科の医師の中でも肝臓の専門家は意外と少ないことから、専門的な医療を身近なクリニックで提供したいと開業を考えるようになったのです。アメリカ留学を経て学んだことを地域医療に還元したいという気持ちがいっそう高まり、大学での仕事が一段落したタイミングで開業を決めました。ここを選んだのは、武蔵小杉にある関東労災病院に勤務してこのエリアになじみがあり、働き盛りの若い世代が多く、私の診療が役立つのではないかと思ったからです。

クリニックでは、感染症対策や予約システムを工夫したと聞きました。

「自分が患者さんだったら、どうしてほしいか」ということを突き詰めて、感染症対策や院内設備を考えました。新型コロナウイルス感染症の流行もあり、長期的に見ても感染症対策は重要ですから、隔離室を2室、一般の患者さんとは動線を分けて設置しました。完全な陰圧室ではありませんが、ウイルス等を含む可能性のある空気が待合室やほかの部屋に流れ出ることがないように設計してあります。またスタッフと患者さんの接触を防ぐために、自動精算機も導入しました。スマホやパソコン、電話で時間の予約ができるシステムも導入して、待ち時間の軽減にも努め、受診しやすい、通院しやすいクリニックをめざしています。

では、診療面には、どのような特徴があるのでしょうか。

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まずは、内科のかかりつけ医として、発熱や咳、腹痛、下痢など内科一般の診療と、高血圧症・脂質異常症・痛風などの生活習慣病、花粉症などの長期的な管理・治療を行います。各種の健康診断や予防接種にも対応します。何科を受診すればよいかわからないという方も、総合診療の立場から道しるべをしっかり示したいと思っています。消化器内科に関しては、逆流性食道炎や胃潰瘍、慢性胃炎、ピロリ菌除菌、十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎などに対して内視鏡検査をはじめ専門的な検査・治療を行います。加えて、腹部超音波画像診断などにより、肝臓・胆嚢・膵臓領域の疾患の診断・評価も行います。そして、ウイルス性肝炎や脂肪肝といった肝疾患の診断や治療に関しては、CTやMRIが必要な場合も提携施設で撮っていただき、私が画像診断を行いますし、入院が必要な検査や治療以外は、当院で対応できると思います。

胃と大腸の内視鏡検査を楽に受けられるよう配慮

こちらの胃と大腸の内視鏡検査の特徴を教えてください。

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消化器内科では、がんなど病気の早期発見に内視鏡検査が欠かせませんので、とにかく楽に快適に検査を受けていただけるようにしたいと思っています。胃の検査では経口内視鏡と経鼻内視鏡に対応しますし、経口内視鏡と大腸内視鏡の場合は鎮静剤を使用して、ウトウトと眠ったような状態で検査を受けていただけます。また、着替え室がリカバリー室にもなっていて、ベッドとトイレもついているので、プライバシーを守りながらゆっくり過ごしていただけます。内視鏡検査機器は微細な病変もとらえる特殊光観察対応で、さらに大腸に関しては拡大内視鏡を使って、腫瘍が良性か悪性かを判断します。良性ポリープはその場で切除し、悪性と思われる場合は精密検査を行い、手術ができる施設につなぎます。

診療する上で、どんなことを大切にしていますか。

患者さんによく説明して、理解し納得していただくことですね。検査結果から、疑われる疾患、確認するための精密検査、検査項目やメリットデメリット、その結果から考えられる治療の選択肢など、順序立ててわかりやすく説明することを心がけています。というのも「健康診断を受けたが、結果がよくわからない」という方も少なくないのですね。理解できるまで説明されていないということなのだと思います。特に肝疾患は自覚症状がなく、経過を診ていかなければならない病気ですから、途中で治療をやめることが最も問題となります。とにかく理解し納得してもらえるまでコミュニケーションを大切にしています。

アメリカ留学でのエピソードを聞かせてください。

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とにかく1度、世界のトップを見たいと考えて、約5年間アメリカ国立衛生研究所に留学しました。日本との違いもありましたが、先端の医療に触れて、その取り組み方を学び、今も当時のボスと交流を続けています。毎週、英語論文も読んでいますので、常に知識や診療技術はアップデートできていると自負しています。医学は学問ですから、開業医も勉強を続けるべきだと思うのです。それとアメリカの野球やバスケットボールも好きですね(笑)。当院のロゴ、四葉のクローバーは、緑のものを身につけてお祝いするセントパトリックスデーにちなんでいます。また留学中にマラソンを始め、その後、水泳や自転車もトレーニングして、今はトライアスロンをめざしています。

身近に専門的な医療を提供して、地域に貢献したい

実際に開業されて、どのような印象がありますか。

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意外と若い方、30代40代の女性の患者さんが多く来てくださいますね。症状としては、おなかが張る、おなかが痛い、胃酸が逆流するなど消化器の異常やトラブルが目立ちます。感染症の流行下でストレスがたまり、在宅時間が長くなり、食生活が乱れている人、運動不足の人も増えているのではないでしょうか。消化器や肝臓を診るクリニックを探していたという声も多く、うれしく思っています。ほかの診療科から患者さんの紹介もあるので、診診連携にも力を入れていきたいですね。スタッフには「うちのクリニックは、雰囲気もいいし、医療もしっかりしているし、信頼できるよ」と、友達や家族に紹介できるようなクリニックにしていこうと伝えています。

肝臓疾患の専門家の立場から、気になることはありますか。

欧米型の食生活で、若い人にも脂質異常症の人が増えて肝臓にも脂肪がつきやすくなっています。肥満の方だけでなく、痩せ型なのに脂肪肝ということもあります。特に最近は外出自粛で運動不足の人が増えているので、注意していただきたいと思います。何より大切なことは、市区の検診や勤務先の健康診断などをきちんと受けること。そして、肝機能の検査値に異常があると指摘されたら、消化器内科や肝臓専門の医師の診断を受けることです。そして「治療をしていたが途中で放置し、いつの間にか病気が進行した」というケースも少なくないので、継続的に経過を診ていくことが重要であることを知っていただきたいですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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内科全般と、肝炎・脂肪肝・肝がんなどの肝臓疾患、胃や大腸の消化器疾患については専門的な医療を提供していきたいと思っています。特に「肝臓の病気は大きな病院に行かなくてはいけない」と思われている方が多いと思いますが、当院では、肝疾患に関わる診療の中で、入院を必要とする検査や治療以外はほとんど対応できますので、ぜひ役立ててください。クリニックとしては、今の状況が落ち着いたら、肝臓疾患や消化器内科に関する市民講座も開催したいと考えています。また、私自身、食事制限や運動で体重を減量した経験もありますので、運動や食事など、身体のメンテナンスに関わる取り組みも手がけたいと思っています。何でも気軽にご相談いただければと思います。

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