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石塚 幹夫 院長の独自取材記事

石塚内科ハートクリニック

(横浜市港南区/港南台駅)

最終更新日:2021/10/12

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もともと糖尿病などを扱う内分泌・代謝疾患の出身だが、創成期のカテーテル治療に出会い循環器内科の医師として歩み、さらに総合内科の研鑽も積んできたという「石塚内科ハートクリニック」石塚幹夫院長。市中病院で自ら診断し、カテーテル治療を行い、二次予防として生活習慣病の外来診療までを担当してきた。しかし高齢化や生活習慣病により心臓疾患が増加する中で新型コロナウイルスの流行が起こり、「クリニックの果たす役割がますます大きくなる」と開業を決意したという。「心臓疾患の早期発見や治療、生活習慣病の管理、さらに何でも診るかかりつけ医として、広く地域医療に貢献したい」という石塚院長に、同クリニックの特徴や診療への思いを語ってもらった。

(取材日2021年7月1日)

循環器内科、生活習慣病、総合内科の専門性を生かして

まず、こちらのクリニックの成り立ちを教えてください。

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循環器内科として、心不全を起こす原因となる狭心症、心筋梗塞・心筋症・心臓弁膜症・不整脈、脳梗塞につながる心房細動などの診療を行います。私はカテーテル治療を専門とし、多様な心臓疾患の診療にあたってきましたので、より専門的な検査や手術が必要な場合は、タイミングを逃さず専門施設に紹介します。治療後は、こちらで投薬管理や二次予防を行います。また心臓疾患につながる可能性のある糖尿病、高血圧、脂質異常症、慢性腎臓病などの生活習慣病の診療も専門としてきましたので、健診などで異常を指摘された方の治療や生活指導も行います。さらにホームドクターとして、循環器内科、生活習慣病に限らず、発熱や腹痛、自律神経失調症など総合内科的な診療や、さらに各種検診や予防接種などにも対応します。

循環器内科と生活習慣病、総合内科と幅広い領域に対応するのですね。

そうですね。医学部卒業後、大学病院では副腎・甲状腺・糖尿病などの内分泌・代謝疾患を扱う科に入局したのです。その後、研修医として川崎幸病院に派遣され、患者数も救急搬送の数も非常に多い市中病院の診療を経験して医師としての基礎ができました。また不整脈やペースメーカーの専門家、その頃はまだ創成期だったカテーテル治療の専門家である2人の先輩と出会い、指導を受けるうちに循環器に目覚めました。瞬時の判断力が培われ、自分には向いているのではないかと考えるようになったのです。内分泌の領域である糖尿病などを放置すると、心筋梗塞になることからもつながりを感じました。自分でめざしたというより、偶然の出会いや縁で導かれたという感じなんですよ。その後、いくつかの市中病院で、外来で診断して、自分でカテーテル治療を手がけ、治療後の外来診療も担当して糖尿病、高血圧、脂質異常症、慢性腎臓病などの生活習慣病も診ていました。

開業を考えるきっかけは、どのようなことだったのでしょうか。

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一般企業ではそろそろ定年という年齢になった時に、新型コロナウイルスの流行が起き、診断も治療もそれありきとなり、医療のあり方がずいぶん変わりました。受診控えが問題となりましたが、私の診ていた生活習慣病の患者さんはずっと通院を続けてくださっていました。そこで、カテーテル治療などの進展で入院期間は短くなることもあり、クリニックの役割がいっそう大きくなる「クリニックの時代だ」と思ったのです。特に高齢化と生活習慣病の増加で、心不全パンデミックも危惧される時代ですから、循環器内科医師の役割はいっそう重要となるはずです。クリニックで早めに診断して、必要ならば病院に短期入院して治療を受けてもらい、クリニックでその後の管理を行う。そんな病診連携が重要ですし、ある程度経験を積んだ医師でないと、そうした連携は難しいので、開業の転機かなと考えるようになったのです。

多様な検査で診断。臨床検査技師や管理栄養士も在籍

開業の際には、どのようなこだわりがありましたか。

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住まいが戸塚区であることから、港南台は生活圏内でなじみがあり、好きなエリアだったこともあり、ここを選びました。院内は、事務長である妻が中心になり、患者さんの目線で居心地の良い空間になるようにと考えました。待合室や洗面所はゆったりと広く、トイレはバリアフリーで車いすの方も使いやすく、動線もわかりやすくシンプルにしてあります。また臨床検査技師、糖尿病などの栄養指導のために管理栄養士など、良いスタッフが集まってくれました。心筋梗塞など急を要する患者さんも来院されますから、スタッフ教育にも力を入れ、緊急の患者さんにも迅速に対応できる体制を心がけています。

糖尿病の患者さんなどに対して、管理栄養士による栄養指導を行っているのですね。

前職のよこすか浦賀病院では、医師と看護師、薬剤師、管理栄養士、事務スタッフも加わって、糖尿病チームで活動していました。その経験から、生活習慣病の治療には、医師だけではなく多職種の力が必要であることを痛感していたのです。特に食生活や生活習慣を変えていくのは難しいものですから、管理栄養士の視点は、患者さんのプラスになると思います。管理栄養士が加わることによって、患者さんが自ら食生活の改善や運動療法に取り組み、薬に頼りすぎないようになってほしいと思っています。

では、先生の診療方針について聞かせてください。

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迅速に必要な検査を行い、早く正しく診断することです。基本的な採血採尿、心電図、動脈硬化の血管の硬さの検査や、胸のエックス線、各種超音波検査など、CTやMRI以外はほぼ対応できます。特に超音波検査については、専属の女性検査技師が、頸動脈から心臓、おなか、足の血管まで検査を行います。血液検査も1時間以内で検査結果がそろいますし、どんなケースも1時間以内に診断して治療につないでいくことを心がけています。内科的にどんな症状も診ることを身上としていますから、スタッフにも断らず、快く接してほしいと伝えています。また、病診連携も重視しています。眼科から糖尿病患者さんを紹介されることもありますし、整形外科と循環器内科は、症状が似通っている場合がありますので、うまく連携していきたいですね。

ホームドクターとして、漢方処方や予防接種にも対応

実際に開業して、どのような感想がありますか。

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循環器内科や生活習慣病ということから、高齢の患者さんが来られるかと思っていたのですが、40代50代の女性の患者さんが多いのです。ちょっと意外でしたね。「更年期障害で動悸が心配だからチェックしてほしい」、「漢方薬を処方してほしい」などという方が目立ち、レディースクリニックのような時もあるのですよ(笑)。ハートクリニックという院名からか、心療内科的な症状や自律神経失調症などの相談もあります。感染症の流行に伴って在宅時間が長くなり、気持ちが落ち込んで体調が悪くなっている方も多いのですね。そういう方には漢方薬が適している場合も多いので、西洋医学的に大きな病気を否定して、それでも症状が改善につながらないときは漢方薬をご案内しています。

今後の展望について聞かせてください。

心臓疾患につながる生活習慣病の診療は、心臓疾患の二次予防としても力を入れていきたいと考えています。病診連携も利用しながら、患者さんを責任を持ってずっと診ていきたいのです。また、複数の診療科を受診して多くの薬を処方されて困っている方も少なくないので、薬を整理して副作用などを防ぐ取り組みも行いたいと考えています。肺炎球菌ワクチンや帯状疱疹ワクチンなど予防医学にも積極的に取り組みたいですね。高齢者に多い誤嚥性肺炎は嚥下能力の低下に加えて、肺炎球菌が関わっています。帯状疱疹も帯状疱疹後疼痛に悩まされるお年寄りが多いので、こうしたワクチンがあることも知っていただきたいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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循環器内科と糖尿病など生活習慣病診療、総合内科の専門性を生かして、敷居が低い、多くの方に気軽に来ていただけるクリニックをめざしたいと考えています。スタッフ一同、患者さんに安心していただいて「ここに来てよかった」と思っていただけるような診療や対応を心がけています。気になる症状や悩みがある時や、体調に不安を感じた時は気軽に受診してください。特に動悸や息切れ、むくみなどは心臓疾患につながる症状がある場合、健康診断で高血圧や糖尿病、脂質異常症、慢性腎臓病などの可能性が指摘された場合は、ぜひ受診してください。循環器内科や生活習慣病だけでなく、総合内科として、腹部超音波検査や骨密度検査にも対応していますのでご相談ください。

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