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多職種連携で食事や運動指導に注力
専門クリニックの糖尿病診療

みかんの花クリニック 糖尿病・内分泌・代謝内科

(松山市/松山市駅)

最終更新日:2021/10/27

みかんの花クリニック 糖尿病・内分泌・代謝内科 多職種連携で食事や運動指導に注力 専門クリニックの糖尿病診療 みかんの花クリニック 糖尿病・内分泌・代謝内科 多職種連携で食事や運動指導に注力 専門クリニックの糖尿病診療
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糖尿病は、小児や若年者に多くインスリン依存性の高い1型糖尿病と、生活習慣と遺伝的要因により発症する2型糖尿病の2つのタイプがある。それぞれ適切な治療を行うことにより症状のコントロールをめざすが、糖尿病は完治が難しく、長く付き合っていく疾患。「だからこそ、患者さん一人ひとりに合わせた無理のない治療が大切なのです」と話すのは、「みかんの花クリニック 糖尿病・内分泌・代謝内科」の新谷哲司院長。糖尿病や生活習慣病などの慢性疾患に特化したクリニックとして、愛媛県立中央病院や松山市民病院などと病診連携を図り、専門性を重視した診療を展開する新谷先生に、同院が取り組む糖尿病治療とその流れについて解説してもらった。

(取材日2021年9月22日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q検査・治療で来院される患者さんの傾向について伺います。
A

糖尿病の検査に来られる方は、健康診断で尿検査や血液検査などの値に異常が見つかって受診されるケースが多いですね。糖尿病は初期段階では自覚症状がありません。なので、症状が出てきたら進んでいるということなのですが、わかりやすい兆候としては多飲多尿が見られます。喉が渇いたり、尿がよく出るようになったり、また急激に体重が減少したりということがあれば高血糖の可能性があります。糖尿病は一度発症すると完治は難しい病気ですから、とにかく予防が大事。検診で何か異常があれば早めに専門の先生に診てもらうことをお勧めします。

Q専門クリニックとしての強みを教えてください。
A

糖尿病の専門クリニックとして、基幹病院と遜色ない検査・治療体制を整えているという自負はあります。実際、愛媛県立中央病院や松山市民病院から逆に患者さんを紹介されることもあります。当院では、血液検査や尿検査など基本の検査はもちろん、骨質検査や筋肉量の測定なども併せて行うことで、患者さん一人ひとりに応じた治療のご提案につなげています。また、病院と比べてのメリットとしては、診療がスピーディーなことでしょうか。受付から検査、診察までの流れをコンパクトに、なるべくお待たせすることのないように努めています。

Q治療にはどんなスタッフさんが関わっているのですか?
A

現在、当院には非常勤も含め医療スタッフが14人います。医師、看護師、検査技師、管理栄養士、事務職員という多職種が連携しながら、一人の患者さんに寄り添うことを大切にしているのですが、さまざまな能力を持ったスタッフが活躍してくれて本当にありがたく感じています。例えば、治療の難しい1型糖尿病への対応を得意としている看護師、糖尿病に特化した栄養指導を専門的に行うことのできる管理栄養士、検査においても、血液・尿・超音波それぞれに専門的な知識と経験を持つ検査技師がそろっています。

検診・治療START!ステップで紹介します

1受付
みかんの花クリニック 糖尿病・内分泌・代謝内科 受付

初診の場合、受付からまずは診察室へ入り、医師と相談の上、どんな検査をするか決めていく。再診の患者は受付の自動受付機でその日の検査内容を確認し、そのまま検査へ。

2検査
みかんの花クリニック 糖尿病・内分泌・代謝内科 検査

尿検査、血圧測定、体重測定、血液検査に加え、必要に応じて超音波検査も行う。受付からトイレ、検査室までの動線がスムーズなので、スピーディーに検査を受けられる。また2階にはDEXA法による骨質検査や筋肉量測定ができる設備も整っており、特に高齢者の運動機能維持のため活用している。

3予診
みかんの花クリニック 糖尿病・内分泌・代謝内科 予診

検査室から診察室への動線上にある問診ブースで、看護師や管理栄養士による予診。患者の治療への想いや生活習慣などをしっかりとヒアリングした上で、一人ひとりに合わせた栄養指導や生活のアドバイスを行う。また同院では、薬がどれだけ残っているか、次回の診察はいつにするかなども予診時に確認。医師が診察に専念できる体制を整えている。

4医師による診察
みかんの花クリニック 糖尿病・内分泌・代謝内科 医師による診察

同院のモットーは「無理のない治療」。予診で看護師や管理栄養士がヒアリングしたことを踏まえ、患者の意思に沿った治療の提案を行う。「なんでも我慢してくださいという、患者さんが豊かに生きていくための楽しみを奪うようなことはしません。家庭や仕事の事情も考慮して、患者さんが無理なく実践できる方法を一緒に探していくことを大事に考えています」と新谷院長。

5治療開始
みかんの花クリニック 糖尿病・内分泌・代謝内科 治療開始

2型糖尿病の場合、まずは食事管理や運動指導によって生活習慣の見直しを図りつつ、飲み薬で血糖値の上昇を抑えていく。一方、1型糖尿病や重症度の高い患者に対しては、インスリン治療を併せて行う。患者にとって負担が少ないとされるインスリンポンプ療法も採用。また血糖値をリアルタイムで確認できる「フラッシュグルコースモニタリング(FGM)」も導入し、患者自身が血糖値をコントロールできるようサポートしている。

ドクターからのメッセージ

新谷 哲司院長

糖尿病の治療というと、頑張らないといけない、無理をしないといけない、何かを諦めないといけないなど、ネガティブなイメージを持っている方も多いと思います。それで治療に踏ん切りがつかなかったり、治療を中断したりする患者さんがいるのも事実。私は、そんな状況を変えたくて専門クリニックを開業しました。一人ひとりの治療に対する意思を尊重し、糖尿病とともに生きている方と一緒に歩んでいきたい、お手伝いをしていきたい。それが私の想いです。ですから、気になる症状がありましたら、どうか気軽にご相談いただければと思います。

新谷 哲司院長 みかんの花クリニック 糖尿病・内分泌・代謝内科
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