専門家の豊富な知見と技術でめざす
痛みの少ない内視鏡検査
新橋虎ノ門健康クリニック
(港区/新橋駅)
最終更新日:2023/09/15


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体内にスコープを挿入して、食道・胃・十二指腸・大腸などの状態を中から確認できる内視鏡検査。特に胃がんや大腸がんの早期発見に有用だが、検査に伴う痛みやつらさが気になる読者も多いのではないだろうか。「新橋虎ノ門健康クリニック」では、消化器内科の診療や内視鏡検査に数多く携わってきた3人の日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医が、豊富な知見と技術を生かし、麻酔の適切な使用によって痛みの少ない内視鏡検査を提供している。その中の一人である佐藤達雄先生によると、腹部の違和感や便通異常が見られる場合はもちろん、何もなくても40歳を過ぎたら内視鏡検査を受け、胃や腸の状態を知ることが大切なのだという。同院での検査の流れについて、佐藤先生に話を聞いた。
(取材日2023年9月7日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Q内視鏡検査では何がわかるのでしょうか?
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A
内視鏡検査は胃や大腸の病気を見つけるためのもので、特に胃がんや大腸がんの早期発見を目的としています。上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)では、口や鼻からスコープを挿入して食道・胃・十二指腸の状態を確認します。最近は食生活の変化から逆流性食道炎も増えており、その発見にも有用です。萎縮性胃炎の有無などからピロリ菌の感染も確認できます。下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)ではスコープを肛門から挿入し、肛門から盲腸までの状態を確認します。バリウムやCT検査ではがんの確定診断は難しく、検便は異常のサインを見つけるためのスクリーニング。胃がんや大腸がんの早期発見のためには、内視鏡検査を受けることが重要なのです。
- Q検査に伴う痛みやつらさが気になります。
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A
当院では、眠ったような状態で検査を受けていただけるよう鎮静剤を使用します。また、モニターで脈拍や酸素飽和度を確認しながら検査を行い、安全性にも十分に気を配っています。看護師が隣におり、体をさすったりお声がけしたりしますので安心してお任せください。このような工夫に加え、当院の医師は内視鏡検査の経験を数多く重ねており、高度な検査技術を持っています。ウトウトとしているうちに迅速に検査が終わることが望め、痛みや嘔吐反射を感じることはほぼありません。検査後は別室でお休みいただき、着替え後に医師から検査結果を説明いたします。
- Qいつ、どのような頻度で検査を受ければ良いのでしょうか?
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A
胃に異常があると、食べた後におなかが張ったり、吐き気を催したりすることがあります。また大腸がんの症状で多いのは、便秘や下痢などの便通異常です。またがんが出血を起こすことから貧血の症状を訴える患者さんもいらっしゃいます。このような症状があれば一度いらしてください。特に大腸がんはポリープのうちに切除することが大切ですし、たとえがんであっても早期ならば内視鏡で切除できることもあるんですよ。何も症状がなくても、40~50代の働き世代の方、また定年後に検診から足が遠のいてしまった方も定期的に検査を受けることをお勧めします。検査してみて異常がなければ、次回の検査はおよそ3年後が目安です。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1診察日時を予約
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まずは同院のホームページやSNSから診察日時を予約。下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)は診察と別日で行うが、診察結果によっては上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)を診察後にそのまま受けられることもある。その可能性がある場合には、前日の食事は夜9時頃までに済ませておきたい。
- 2医師による診察
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問診では痛みや出血の有無など症状を詳しく確認するため、検便結果などがあれば持参する。また特に大腸の検査では、婦人科を含む腹部の手術をしたことがあれば医師に伝えることも忘れずに。問診のほか、触診や聴診の結果も踏まえながら、内視鏡検査に進むかを医師が判断する。
- 3事前準備
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内視鏡検査の夕食は夜の9時頃までに取る。大腸の検査では食事内容についても指示があり、前日と当日に下剤を服用して、自宅でトイレを済ませておく。胃の検査では服用する薬は特にない。鎮静剤を使用しての検査では車やバイクを運転することができないので、クリニックから家に帰る際の交通手段を決めておく必要がある。
- 4内視鏡検査
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鎮静剤など必要な処置を経て検査。検査の所要時間は上部消化管で約5~10分、大腸の場合は腸の形状や長さによって個人差があるが30分もかからずに終わることがほとんどだそう。ポリープが見つかった場合には同時に切除することも可能。検査後はリカバリールームで30~60分程度休んだ後に、医師から説明を受ける。
- 5検査後の説明
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画像を見ながら、医師から検査結果について説明がある。ポリープを切除した場合には数日間飲酒や入浴の制限がある。生検の結果が出るのは1週間後で、治療が必要と判断されたら設備の整った病院へ紹介される。もし何もなければ次回の検査はおよそ3年後が目安だが、萎縮性胃炎の症状があったりポリープが見つかったりした場合には、定期的に検査を受けることが望ましい。
自由診療費用の目安
自由診療とは上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)/6000円程度、下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)/6000円程度