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山西 喜寛 院長の独自取材記事

小倉ゆめ歯科おとな歯科こども歯科

(北九州市小倉北区/城野駅)

最終更新日:2021/10/12

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小倉駅からバスで約20分。「小倉ゆめ歯科おとな歯科こども歯科」は、2021年に開業。院長を務めるのは、一般企業に勤め、現場監督として働いた経験もあるという異色の経歴を持つ山西喜寛院長。「従業員を見ていくうちに、働くためには健康な体が欠かせないと気づきました。だから医療の道をめざしたんです」と語る。診察時間は10時から21時まで、年中無休という体制で、多様な働き方にも対応する。また、クラスBというヨーロッパ基準の滅菌器具や、接触感染を防ぐための自動精算機を導入するなど、患者が安心できる環境づくりにも注力。通院することで歯に関する知識を高めてほしいと言葉に切実さをにじませる院長に、クリニックのこだわりや訪問診療・看取りへの思い、今後の展望などを聞いた。

(取材日2021年4月30日)

出生時から看取りまで、幅広く対応する歯科をめざす

開業されてまだ間もないと伺いました。

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2021年4月にオープンしたばかりなので、まだ1ヵ月ほどしかたっていませんね。けれどすでにたくさんの方に来院いただいております。患者さんは地域のお子さんから年配の方までと幅広く、それに伴い、入れ歯のご相談、虫歯などの応急処置、親知らず、歯並び、歯周病、転んで発生した外傷など主訴もさまざまです。たくさんの方に来てほしい、入りづらい雰囲気にはしたくないという思いもあり、クリニックの造りにもこだわりました。外観は目を引くようなデザインにし、待合スペースは大きく窓を取りました。目の前の通りも見えますし、ぼーっとできるようなカフェのような雰囲気を持たせ、診察室は明るいビビッドカラーを取り入れ、圧迫感を感じにくくしています。

診察時間は10時から21時まで、加えて年中無休という体制は、どういった思いからでしょうか?

実は大学卒業後、9年ほどゼネコンに勤めていました。現場監督も経験しましたが、そこで感じたのが実際に現場で働く皆さんの健康管理がとても重要だということ。やはり体が資本ですから、働ける体であること、つまり人の健康を守ることが重要なのだと痛感し、そこで医療の道をめざしました。もちろん周りには猛反対されましたよ。しかし私の決意は変わらず、九州歯科大学で学び、今こうやって歯科医師として働いています。診療時間を広く取ったのは、さまざまな仕事の形態がありますから、それをある程度カバーできる対応できる体制にしたかったからです。

会社員時代の経験をクリニックの診療に生かしているんですね。

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どういった生活をし、何に困っているのかという点にしっかりと耳を傾け、患者さんお一人お一人の生活背景をしっかり把握することは非常に大事です。特に勤務医時代には訪問診療も経験しましたが、訪問診療だとそれがより顕著です。どういう生活を送っておられ、どういうアプローチが必要なのか。日常的なところからの関わりをしっかり持てる点が訪問診療の大きな魅力でもあると感じています。患者さんからの要望もあり、当院でも今後、訪問診療を行っていく予定です。当院は「生まれた時から、看取りまで対応できる歯科医院」をめざしており、訪問診療もその一環にあるんです。

治療を通じて歯について学び、自身で行動してほしい

患者さんと接する際、大切にしている点は何でしょうか?

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患者さんにしっかりと理解していただき、納得した上で進めていく。これを主眼に置いています。今ご自分がどういう状態にあり、それにはどういう原因が考えられるのか。それを踏まえ今後の治療方針をどうするのか、その選択肢には何があるのか。選択肢ではそれぞれのメリット・デメリットも説明します。ただ「悪くなっているので削りますね」と言うのではなく、「歯を残すのであればこのようなデメリットもありますが、一緒に頑張っていただけますか?」というふうにお声がけをします。私たちは診断をし、実際の治療を行いますが、あくまで“何を選ぶか”の決定権は患者さんにありますからね。

診察ではどのような工夫をされていますか?

各ユニットにはモニターだけではなく、ホワイトボードも設置しています。やはり言葉で説明するよりもイラストや写真などを使い、視覚的に説明すると患者さんもわかりやすいんですよね。治療だけを行う場所だと考えるのではなく、歯科に対する“勉強部屋”になってほしいという思いもあります。患者さんとコミュニケーションを取りながら、「こうしていきましょう」と理解を深めてもらっていく。ただ受動的に当院で治療を受けるのではなく、ご自宅でもデンタルフロスやブラッシングなど、能動的に、意識を持って実行してほしいのです。その意識づけをどうすればいいかを考えた末、こういったかたちになりました。そうしていけば、それこそ前職で感じた「自分の体を守っていく」という予防の面も実現できていくのではないかと考えています。

こちらでは小児歯科にも対応しておられますね。

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ええ。ですからこれはお子さんも同様で、当院が習い事のような場所になれればと思っています。例えば「今日は歯科医院の日だ」「フッ素を塗るところに行くぞ」というような。もし治療中にちょっと嫌なことがあったとしても、それは成長のきっかけになるのではないかと思うんです。治療の中でなぜ治療を受けるのか、なぜ定期的に通う必要があるのかを学び、お子さんなりに育っていってほしいのです。まさに“習い事”ですよね。とはいっても、「まずは遊びに来る」というくらいの気持ちで来てくれると、とてもうれしいですね。

地域医療の窓口として、あらゆる相談に対応していく

開業し、感じていることはありますか?

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新型コロナウイルス感染症の影響で治療を中断し、症状がひどくなってたまらず当院に駆け込んだ、という方も多いです。感染への怖さも理解できますが、歯科はもともと感染対策がしっかりしている場所なんです。当院では受付にはアクリル板を設置し、顔認証での体温測定器、そして明細書のバーコードを読み取って会計ができる自動精算機も導入しました。さらに滅菌器具では、クラスBというヨーロッパの規格の中でも厳しい基準をクリアした機器を導入しています。このレベルではないと、きちんとした滅菌が難しいのです。ほかにも使い捨てのディスポーザブル製品も多数導入しています。コストはそれなりにかかりますが、患者さんの安心感とスタッフの手間などを考えれば必要なことです。この時期だからこそ導入できたやり方だったとも言えるかもしれませんね。

今後、どのようなクリニックにしていきたいとお考えですか?

私たちは地域医療の窓口としての医療機関。どんな相談やお悩みにも対応するプライマリケアを行うかかりつけ医であると考えています。当院では対応が難しいと判断すれば、すぐ近くに九州歯科大学がありますからそちらに紹介する体制を取っていますし、もうすでに何人か紹介しています。歯に関することは当院に問い合わせていただければ、何かしらのアプローチが可能です。とはいえまだまだ開業して間もないですから、これから先も患者さんのニーズをくみ取りながら臨機応変にクリニックを育てていきたいですね。私はこのクリニックを単なる所有物とは考えていません。生き物であり、患者さんに愛される一つのキャラクターであると考えています。私の今の生きがいは、このクリニックを育てることなんです。まずはクリニック自体をしっかりと育てないと、患者さんのニーズに応えることも、やりたいことも実現できませんからね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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日本は先進国の中でも歯に対する意識、いわゆるデンタルIQが低い国なんです。ですから当院での治療を通じて、ご自身の歯にもっと興味を持っていただきたいですね。看取りをやっている時に感じたのは、やはり最後の一口、そのお口の中を潤すことを、ご本人もご家族も望んでいらっしゃるということ。それに食べることは、明日への活力、心の充足にもなりますよね。もし歯の機能が衰えたとしても、何らかのかたちで機能を補いながら、「食べることは生きがいだ、幸せだ」と思えるように過ごしてもらいたい。これは当院の考えるゴールでもあります。とはいえ、まずは地域に受け入れられ、いずれは訪問診療担当の歯科医師なども増やしながら、ニーズに一歩一歩応えていくつもりです。歯で困ったことがあれば、ぜひ当院にご相談にいらしてくださいね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正/48万円~、オールセラミックインレー/3万5000円、ジルコニアクラウン/12万5000円、ホワイトニング/2万3500円~4万5000円
※症例によって費用は変動します

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