全国のドクター9,411人の想いを取材
クリニック・病院 160,598件の情報を掲載(2022年8月13日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 新宿区
  4. 新宿駅
  5. 新宿コスモ眼科
  6. 田中 由香 院長

田中 由香 院長の独自取材記事

新宿コスモ眼科

(新宿区/新宿駅)

最終更新日:2021/12/28

198538 top

新宿駅前に2021年4月に開院した「新宿コスモ眼科」。田中由香院長は、大学病院や総合病院で診療に携わってきた日本眼科学会認定眼科専門医。近視や乱視などの視力障害、ドライアイや眼精疲労、緑内障や眼底疾患など眼科一般に幅広く対応している。「よく見えることは生活の質に大きく関わります」と視能訓練士と連携し、コンタクトレンズや眼鏡の処方に注力。またOCTや調節機能解析装置を駆使して、現役世代のドライアイや眼精疲労の診療、加齢黄斑変性や緑内障、白内障の早期発見にも力を入れる。「かかりつけ眼科として、何でも気軽に相談していただき、専門的な医療機関や他の診療科へつなぐ役割も果たしたいと考えています」。優しい笑顔と穏やかな語り口も印象的な田中院長に、同院の特徴や展望を聞いた。

(取材日2021年4月26日)

近視や乱視、眼精疲労、ドライアイなどに幅広く対応

まず、こちらのクリニックの特徴を教えてください。

1

当院は、近視や遠視、乱視、老眼など視力障害から、緑内障、網膜疾患、ドライアイ、眼精疲労や視力の低下、結膜炎、花粉症、飛蚊症、ものもらいなどさまざまな目の症状に対応する眼科クリニックです。視能訓練士やコンタクトレンズ処方に詳しいスタッフも在籍しており、コンタクトレンズや眼鏡の相談・処方にも力を入れているのが特徴です。視能訓練士は、視機能検査や、弱視や斜視の視能矯正を専門とする専門職で、コンタクトレンズや眼鏡についても精密な検査を行い、医師と連携して適切な処方を行います。もちろん感染症対策も徹底し、空間除菌脱臭機を設置するなど安心して診療を受けていただけるような環境づくりを心がけています。

緑内障や眼精疲労などの診断に役立つ検査機器も整備されているそうですね。

そうです。当院は、新宿駅前という立地から現役世代の目の不調の解決、病気の早期発見に重点を置いているので、緑内障、加齢黄斑変性の早期発見に役立つ「OCT(光干渉断層計)」、目の毛様体筋の緊張の程度を測定し、眼精疲労などの診断に役立つ「調節機能解析装置」という機器を導入しています。特に「調節機能解析装置」を導入しているのは、当院の特徴だと思います。パソコンやスマートフォンなど近くを見る作業を長時間続けていると、目の調節力が常に働いて、近くにピントを合わせる状態を維持し続けることになります。これが、調節緊張や調節けいれんと呼ばれる症状で、以前は仮性近視といわれていました。「調節機能解析装置」により、こうした状態を把握して、適切な治療につないでいきます。

では、先生が、こちらの院長に就任するまでの経緯を教えてください。

2

眼科医師になったのは、「失明は、亡くなることに次いでストレスが大きい」ということを感じ、失明になる方を一人でも多く減らすことに役立ちたいと考えるようになったことからでしょうか。その後は、大学病院や総合病院の眼科でさまざまな診療に携わり、赤ちゃんからシニア世代まで、幅広い年代の患者さんの多様な症状を診てきました。それもやりがいがありましたが、そろそろ地域密着で眼科診療を行いたいと考えるようになったのです。早期発見や治療など、大きな病院での手術や治療が必要となる前に、身近なクリニックでできることを提供したいと考え、こちらの院長に就任しました。

「よく見えること」を大切に、生活の質の向上をめざす

先生の診療方針について聞かせてください。

3

重大な病気を見落とさないことはもちろん、患者さんの訴えを決して否定しないことを心がけています。医学的な診断とは異なっていても、患者さんが「痛い」「違和感がある」などと言われることはきっと何か理由がありますので、患者さんの訴えや感じ方、お気持ちを大切にしながら、一緒に解決策を探っていきたいと思っています。街のクリニックとして受診していただければ、何でもお話を聞いて診断を行いたい。当院で対応できないことは、専門的な医療機関や、他の診療科に適切につなぎ、患者さんがお困りにならないように、道筋がつくように工夫しながら診療していきたいと思っています。

これまでのご経験で印象に残っていることはありますか?

大学病院に勤務していた頃は、他の診療科の患者さんの眼科診療にもあたっていました。例えば、重度の神経難病で口頭でのコミュニケーションが難しくなった方には、視線やまばたきによる意思伝達装置が使われます。そうした方にとって「目」はとても重要で、見えにくさや目の不調が解決すると、生活の質が上がるんですね。また、寝たきりになり長時間テレビを見て過ごされるがん患者さんにとっても、よく見えることはとても大切になります。これまでの経験から、重い病気を抱えた方だからこそ、よく見えることが大切になるということを痛感してきました。

眼科の立場から気になる症状や傾向についてお聞かせください。

4

眼鏡やコンタクトレンズの度数が合ってないことが原因でドライアイや眼精疲労になる方が多いことが気になります。度数が合わなくても、重大な病気につながることは少ないですが、見え方の不具合は、仕事や日常生活の快適さに密接に関わります。また、なんとなく見えにくくなったという場合に、斜視や過矯正が原因となっていることもあります。眼鏡やコンタクトレンズを使っている際に、何か不調があればもちろん、何もなくても定期的に眼科検診が必要です。網膜に適切にピントを合わせた眼鏡やコンタクトレンズで、一体感を持ってしっかり見ていただきたいと思います。また子どもさんの場合、就学時健診などで視能矯正が必要と判断されることがあります。9歳くらいまでの視力が伸びていく時期に、度数が合った眼鏡を使わないと弱視につながりますので、定期的に検査を受け、度数を調整していく必要があることを知っていただきたいですね。

多様なニーズに適切に応える、かかりつけ眼科として

コンタクトレンズを使っている人へアドバイスはありますか?

5

コンタクトレンズは角膜の上に乗せるものですから、使い方によっては、角膜に傷がついたり、時には失明したりすることもあります。やはり定期的に眼科を受診して正しく使っていただきたいですね。度数を変えたり、目薬を使ったり、ちょっとしたことで、目の乾きや不快感が解消することもありますし、乾きにくいタイプや遠近両用などいろいろな種類がありますので、きちんとした処方を受けてできるだけ目に合ったものを使っていただきたいですね。

では、クリニックとしての展望について聞かせてください。

駅前のクリニックですから、何でも気軽に相談できて、何か解決策が見つかる。コンタクトレンズや眼鏡の処方もなるべくお待たせしないで、安心して便利に役立てていただけるクリニックをめざしたいと考えています。目の不調や、見え方の問題は、生活の質を大きく左右するものですから、当院の診療で、少しでも快適な毎日を送っていただけたらと思います。私自身、患者の立場で他の診療科を受診した際に気になることがあっても、ちょっと聞きにくいなと感じることがあるんです(笑)。スタッフとも連携しながら、こんなこと聞いてもいいかなというようなことも気楽に聞いていただけるような雰囲気にできたらいいなと思います。当院は、コンタクトレンズや眼鏡の処方で近視の方が多く来院されますが、そうした方は、検査してみると緑内障の初期だとわかることが意外と多いのです。緑内障は失明にもつながりますから、早期発見を情報発信していきたいですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

6

当院は、何でも相談できる眼科にしたいと思っていますので、ちょっとしたことでも、眼科の領域かなと思われることでもご相談いただきたいと思います。ドライアイや眼精疲労は、頭痛や肩こり、集中力の低下など全身の不具合にもつながります。一方で、新しく目薬も開発されていますので、ぜひ早めに眼科を受診していただきたいですね。また、何らかの目の病気があって、見え方に影響したり、視力が変化することもありますし、近視の方は緑内障や網膜剥離になりやすいこともわかっています。特に、40代以上の方は緑内障に注意が必要なので、コンタクトレンズや眼鏡の処方の際は、ぜひ眼科を受診してください。眼科を受診することを「面倒」と思わず、目の健康も守れる「一石二鳥」と考えていただきたいと思います。

Access