自分の体を守るための健康診断
ストレスに負けない体づくりを

健康診断は自身の体の状態を知るバロメーター。定期的に受けることで、ストレスに負けない体づくりを

Q健康診断を受ける目的は何でしょう？

A

▲健診を受けることの重要性を語る青木院長

何らかの症状がなければ、受診する機会のない方がほとんではないでしょうか。お若い方は特に血液検査をすることも少ないと思います。しかし、年代問わず自覚症状のない病気は少なくありません。そのような病気の早期発見をめざすこと。そして、体の状態を知るためというのが、健診を受ける大きな目的だといえるでしょう。病気が見つからなくても、ご自身の健康を意識するきっかけになると思います。例えば、結果から栄養不足が関係すると思われる場合、普段の食事に足りない栄養素をプラスする、肥満傾向の場合は食事内容を見直し運動を心がけるなど。血液検査だけでもさまざまなことがわかりますので、病気を未然に防ぐための指標にもなります。

Q一般的な健康診断の内容を教えてください。

A

▲青木優美クリニックでは、各健康診断・人間ドックに対応している

健診には、雇用時健診、法定健診、生活習慣病予防健診、福岡市国民健康保険被保険者の40～74歳を対象とした健診、職場などで同等の健診を受ける機会がない30～39歳の福岡市民が対象の健診、人間ドックと多種ありますが、どれも、身長・体重・腹囲を計測する身体計測、視力検査、聴力検査、血液検査、尿検査、胸部エックス線撮影、血圧測定、心電図といった内容が盛り込まれています。ここに、胃・大腸内視鏡検査などの検査をオプションで加えることも可能です。子宮頸がんや乳がんの検査は委託している施設で行うことが可能です。病気の早期発見だけでなく、ご自身の体に関する気づきを得る検査でもあることを知っていただきたいですね。

Qこちらで受けられる健康診断の特徴は何ですか？

A

▲検査結果を用いて、患者にわかりやすく説明を行う

当院には管理栄養士が在籍しておりますので、血液検査の結果をもとに過不足していると思われる栄養素のバランスを整えるための指導も行っています。さらに、頸部・甲状腺・頸動脈・上腹部の超音波検査、男性の場合は前立腺の超音波検査も人間ドックのオプションとして実施。医療機器や技術の進化で、以前だったら気づけなかったほどの軽微な異常や変化の発見も望める時代になりました。そのため、逆にそれが患者さんの不安材料にならないよう、丁寧に説明させていただきます。また、ご希望に応じてがんに関するさまざまな情報提供も可能です。

Q健診はどのような病気の発見に役立ちますか？

A

▲スタッフ間の情報共有を徹底。患者との会話も記録している

各ライフステージで環境が変わっても、皆さん何かしらのストレスを抱えておられるのではないでしょうか。ストレスは自己免疫を下げることに関与し、病気の発症にもつながります。健診は主に、糖尿病、高脂血症、高血圧症などの生活習慣病の発見に役立ちます。その他、男性は前立腺疾患、女性は婦人科系疾患、肝臓や腎臓疾患、ウイルス感染、難聴、眼疾患、脳卒中、胃がん、肺がん、乳がんまで多岐にわたります。ご家族の既往歴も含め、腫瘍マーカー検査を加えるか否かなど、追加できるオプションも医療機関によって異なるため、事前にご相談されると良いでしょう。定期的に健診を受け、ストレスに負けない健康な体づくりを心がけるのが大切です。

Q再検査を受けなかったり、健診結果を放置するとどうなりますか？

A

▲定期的に検査を受け、健康な体づくりをしよう

再検査の結果が出ても、そのままにされる方が少なからずいらっしゃいます。しかし、疑われる所見があるから再検査となるわけで、それを放置した場合、万が一悪性の病気であれば、進行する可能性が高いことは言うまでもありません。そして、経過観察の場合は再検査よりも重要度が低く感じられるかもしれませんが、悪化する可能性があるということ。まずは、なぜ経過観察であるか、医師から詳細な説明を受けていただきたいです。食事や生活などを見直すきっかけにもなりますし、健康な体づくりができる絶好の機会だと捉えてください。次回の検査結果でどのような変化があったか確認いただくことで、今後のモチベーションにもつながると思います。