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小橋 寛薫 院長の独自取材記事

こばし口腔外科・歯科総合クリニック箕面

(箕面市/牧落駅)

最終更新日:2021/04/14

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大阪・北摂エリアのベッドタウン箕面市で2021年3月8日に開業したのが「こばし口腔外科・歯科総合クリニック箕面」だ。小橋寛薫(こばし・ひろのぶ)院長が、大学時代に住んでいたなじみのある地域にオープンしたという同院。駐車場を備えた広々とした建物はバリアフリーで、手術室やキッズスペースも用意している。大学病院で培った口腔外科の専門性を生かし、一般歯科に加え、口腔外科手術や口腔がん検診、障害者歯科など、幅広い診療内容が強みだ。「歯以外のことでも困ったことがあれば相談に乗りますので、とりあえず来院してほしいですね」と語る小橋院長に、地域の人々に頼られる総合クリニックをめざす同院の具体的な取り組みや、今後のビジョンについて詳しく話を聞いた。
(取材日2021年3月18日)

口腔外科の専門性が強みの“歯科の総合クリニック”

2021年3月にオープンされたばかりだそうですが、開業されたきっかけは何だったのでしょう。

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歯学部を卒業後、大学病院に12年ほど勤務して口腔外科手術の経験を積んできました。当初はずっと大学病院で難易度の高い手術に携わっていきたいと考えていたのですが、同時に葛藤も抱えていました。大学病院の場合、親知らずを抜くのも1時間の枠をとって予定を組むので、1日数人の患者さんしか対応できません。また、異動があるので1人の患者さんの経過を最後まで見られない場合もあります。そんなジレンマを抱えていた時、外のクリニックで手術をする機会があり、意外と開業医でも大学病院並みの手術ができるということに気づきました。開業医なら患者さんと1対1でずっと向き合えますし、夜間や土日にしか来院できない人にも治療を受けてもらえます。また、忙しい人には入院しないで済む日帰り手術という手段が提供できる。そういった患者さんの幅広い需要に応えたいと考えて、クリニックの開業に踏み切りました。

「総合クリニック」という名前のとおり診療内容が幅広いですね。

長年経験を積んできた口腔外科の専門性を強みとしているので、基本的には一般の歯科医師さんでは難しいことを引き受けるというスタンスでいます。通常の虫歯治療以外に、親知らずの抜歯や嚢胞などの外科手術も行いますし、口腔がん検診もしています。また、障害のある方の治療にも対応しているので院内はバリアフリーにしています。外傷などには救急対応も可能で、頭部全体が映る歯科用CTを備えているので、例えばスポーツなどで歯を折った患者さんが来院された場合、首から上の口以外の骨折箇所も確認できます。ここで治療できない場合は、別の専門分野の先生を紹介できますし、1ヵ所程度の簡単な骨折くらいであれば当院で日帰り手術も可能です。そういう意味でも「総合クリニック」という名称にこだわっているんです。

口腔外科と一般外科の違いについて教えてください。

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歯に関わらず、首から上のことなら何でも診療できるのが口腔外科の強みでしょうね。一般の歯科治療はもちろん、インプラント治療や、歯以外の舌やほっぺた、口内炎など、口の中のことでとりあえず困ったことがあれば対応できるということですね。これまで私は、大学病院や総合病院で医科の先生とも一緒に仕事をしていたので、薬についてもある程度の知識を持っています。例えば、骨粗しょう症のお薬を飲んでいる方は歯科治療を懸念される場合が多いのですが、私は骨粗しょう症の薬と骨髄壊死の研究にも長年携わっていたので、何か起きたときも対処できるのが強みですね。あとは脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病の既往歴がある方に対しても安全性に配慮しながら治療を行っています。

子どもから働き盛り世代、高齢者、障害者まで広く対応

どのような患者さんが来院されていますか?

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大きく分けると、口腔外科的な症状で困っている方と、歯のメンテナンスを目的に来院される方ですね。道向かいに小学校があるので、親子で来られる患者さんも多く、中にはお子さんの歯の矯正をしたいというご相談もあります。基本的には歯が生え変わってきた小学校1年くらいから矯正を考えるといいと思います。お子さんの矯正は当院でもできるのですが、大人の矯正の場合は矯正専門の先生にご紹介させてもらっています。あとは、院内をバリアフリーにしているので、ご高齢の方などは寝たままストレッチャーで来ていただくことも可能です。

手術や治療に不安がある方には、静脈鎮静や全身麻酔も行えるのですね。

歯の治療過程が怖いという患者さんには、静脈鎮静を行っています。鎮静は半分起きている、寝ぼけたような状態で処置をしますが、手術中の記憶が後に残りにくくなります。術後の腫れや痛みはどうしても残りますが、処置自体は安心して受けていただけると思います。障害のある方などは鎮静をかけると逆に暴れたり呼吸が止まったりする可能性があるので、そういう場合は全身麻酔で対応します。今は麻酔科の先生にスポットで来てもらって全身麻酔の手術をしていますが、需要が増えてきたら曜日を決めて定期的に障害のある方の治療も受け入れる予定です。土曜も診療していますし、日帰り手術も行っているので、仕事で忙しい方も安心して来ていただきたいですね。さらに土曜でも来られない方のために、第3日曜は手術日として開けています。

クリニックの体制について教えてください。

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現在は、院長の私と歯科衛生士、受付スタッフがいます。歯学部の同級生だった私の妻も午前中だけ手伝いに来ています。子育て中なので、歯科助手の指導などがメインですが、忙しいときは患者の診療にも入ってもらっています。ゆくゆくは歯科医師やスタッフの数を増やして、私は口腔外科に専念するというのが理想ですね。それを見越して、クリニックの建物も最初から広いスペースを持っていて駐車場もあるところを選びました。最終的には研修医も受け入れて、教育施設としても活用していきたいですね。大学病院だと、どうしても1、2年で担当医が変わってしまうので、同じ先生に指導を受けることが難しいのですが、そういった問題もここでなら解消できると思っています。

患者一人ひとりの困り事に丁寧に応えていきたい

歯科医師をめざそうと思ったきっかけは?

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子どもの頃、虫歯の治療でよく歯科医院に通っていたのですが、最も大きなきっかけは中学校の時の職業調べでした。周りの生徒は警察官や医師について調べていましたが、私は人と同じことが嫌いだったので、よくお世話になった歯科医院の先生について調べました。するとだんだん興味が湧いて、面白そうだと思うようになったのです。当時から自分は会社員タイプではないと感じていたので、ちょっと変わった仕事に就きたいという考えもありました。あとは、もともと手先が器用だったので、自分に向いているとも思いましたね。ずっとサッカーをしていたのでサッカー選手をめざした時期もありましたが、迷いはほとんどなく、そのまま高校から歯学部への進学を志望しました。

開業されてからも、総合病院での手術に毎週出向いているそうですね。

実は今日も別の病院で手術をしてきました。開業医でしかできない手術ももちろんあるとは思うのですが、総合病院で行う必要がある大きな手術も多くあります。そこで、技術と知識のレベルを保ち続け、情報をアップデートするためにも、定期的に総合病院の口腔外科で手術の指導をさせてもらっています。また、教えることが嫌いではないので、自分がこれまで経験してきたことを後輩たちに伝えていけたらなという思いもあって取り組んでいます。私自身、大学病院で教えてもらう立場だった時に、年の離れた先生だと怖くて質問しづらく苦労したのを覚えています。でも、私のように年齢が近いと質問もしやすいと思うので、そういったことも気遣いながら後輩たちに技術を伝えています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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首から上で困ったことがあれば、どんな小さなことでも相談に乗るので、まずは気軽に来院してもらいたいですね。例えば、舌が痛いけどどこに行って見てもらったらいいのかわからないという場合も当院に来ていただければ大丈夫です。当院なら大学病院と同等レベルでいろんなことを調べられるので、何か違う病気が見つかった場合は専門の病院に紹介することもできます。近隣の方はもちろん、遠方の方でも、日帰りで手術したいなどの希望があれば、一度連絡をいただければと思います。これからも地域の皆さんのさまざまなお悩みにお応えしながら、安心して頼っていただける総合クリニックをめざします。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/33万円~
小児矯正/7万7000円~
口腔がん検診に伴う血液検査、細胞診/5500円、CT/1万1000円

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