高橋 伸通 院長、高橋 智子 副院長の独自取材記事
岐阜高橋眼科皮膚科クリニック
(岐阜市/西岐阜駅)
最終更新日:2023/10/17

岐阜環状線沿いに立つドラッグストアの2階にある「岐阜高橋眼科皮膚科クリニック」。2021年2月に眼科を開業後、同年6月に皮膚科も加わった。周辺には飲食店や美術館があり、活気あふれる地域だ。院長の高橋伸通先生は、眼科の医師として白内障などの手術を多数担当。開業後も先進の手術機材や検査機器を導入し、日帰り手術にも対応している。皮膚科の診療を行う副院長の高橋智子先生は、これまでアトピー性皮膚炎の診療を専門に研鑽を積んだ皮膚科医で、夫婦それぞれの専門性を生かし、地域の健康を見守るクリニックだ。高橋院長が「元気なスタッフがそろっています」と話すとおり、インタビュー後は診察の準備をするスタッフの明るい声が院内に響いていた。高橋院長と智子副院長に、診療内容や診療での心がけなどを聞いた。
(取材日2022年3月17日)
一つのクリニックで眼科と皮膚科の治療を完結
院長は岐阜市のご出身だそうですね。この地域の印象を教えてください。

【高橋院長】はい。実家は長良川よりも北側にあります。当院のある岐阜市市橋2丁目は、飲食店や大型店が多いですね。近くには美術館もあります。最寄り駅の西岐阜駅から当院までは徒歩10分ほどですが、ほとんどの患者さんが車や徒歩でいらっしゃいます。1階のドラッグストアとの共有駐車場が広いので、車でお越しになっても駐車しやすいと思います。患者さんの多くがご近所の方ですね。以前私が勤めていた病院で担当していた患者さんもいらっしゃいます。
【智子副院長】私は高知県出身ですが、岐阜市に住んで15年ほどになります。町の中に長良川が流れていて、静かで住みやすい町という印象です。
待合室は眼科と皮膚科で分かれていますね。内装などでこだわった点はありますか?
【高橋院長】患者さんに元気になって帰っていただきたいので、あまり暗くならないようにしました。受付は1ヵ所で、眼科と皮膚科で共通です。受付の右側が眼科エリア、左側が皮膚科エリアになっています。眼科のエリアでは扉や壁などの色をネイビーにし、皮膚科のエリアではピンクを取り入れています。当院の診察は、基本的にウェブ予約で対応しておりますので、詳細はホームページをご覧いただきたいです。同じ日に眼科と皮膚科の両方を受診される方もいらっしゃいますので、受付後空いているほうから診察を受けていただくようにし、なるべく待ち時間のないようにしています。
【智子副院長】皮膚科の待合室にはキッズスペースを設けています。モニターで映像を見ながら過ごされるお子さんが多いですね。元気いっぱいで走り回っているお子さんもいます(笑)。
導入している機器にはどんなものがありますか。

【高橋院長】皮膚科ではIPLという光治療の機器を導入しています。そのほか、眼科では眼底カメラや網膜の断層を撮影するOCTなどの検査機器も設置しています。
専門知識とさまざまな治療法により子どもの疾患に対応
眼科では目に関することを幅広く診療されているそうですね。どのような患者さんがいらっしゃいますか?

【高橋院長】幅広い年齢層の患者さんが受診されています。症状は、白内障や緑内障、目の奥の網膜の疾患、糖尿病網膜症、黄斑変性症、ドライアイ、アレルギー性の疾患が多いですね。お子さんの診療では近視、霰粒腫、麦粒腫が多く、斜視や弱視のご相談もお聞きしています。また、日帰り手術にも対応しています。開業前は大学病院で緑内障の患者さんを多く担当し、市民病院では白内障などの手術を執刀しました。その経験を生かして、患者さんに喜んでいただける治療や手術をしていきたいです。
視能訓練士がいらっしゃるそうですね。どのようなことを行っているのでしょうか?
【高橋院長】はい、常勤の視能訓練士が在籍しています。お子さんの斜視や弱視の予防や矯正のための訓練などを行っています。最近、子どもの近視が増えています。親御さんもご自身が近視で悩まれていて、子どもも近視になったといって相談に来られる方もいらっしゃいますね。岐阜市は小学生の数が増加している地域ですので、開業当初からお子さんの受診が多いです。当院では視能訓練士による訓練のほかに、視力矯正のナイトコンタクトレンズをご提案することもあります。ただ、使用するには初期費用もかかりますし、目にハードコンタクトレンズを入れることからお子さんに対しては慎重処方が条件とされていますので、当院ではどのようなものかをご説明した上で、ご希望であればお使いいただいています。
皮膚科にはどのような患者さんがいらっしゃいますか?

【智子副院長】年齢層は赤ちゃんからご年配の方まで幅広いですね。乳児湿疹やアトピー性皮膚炎、アレルギー、最近はマスクが原因のニキビにお悩みの方が増えています。皮膚科が扱う疾患は、アレルギーのほかに内科の領域の疾患や慢性疾患が原因となって症状が出ていることがあります。血液検査やパッチテストで原因を探ることができますが、それでも原因がわからない場合や詳しい検査をご希望の方には、近隣のクリニックや大学病院をご紹介しています。眼科もほかの病院との連携体制がありますので、必要に応じてご紹介しています。また、一般皮膚科のほかに美容皮膚科も受けつけており、美容皮膚科での勤務経験が豊富なスタッフがいますので、ご希望の方はご相談ください。
問診から病気の原因を探り適切な治療方法や処方を選択
診療の際に心がけていることを教えてください。

【高橋院長】患者さんの話をよく聞いて、少しでも苦痛を取り除く方法はないか考えるようにしています。私は話をするのが好きですので、よく患者さんと世間話をしてコミュニケーションをとっています。時間に余裕がある時は、会話が長引くことも(笑)。また、当院には元気なスタッフがそろっています。スタッフの勧めがあり、最近クリニックでSNSを始めました。ホームページやSNSの更新もスタッフがしてくれています。
【智子副院長】皮膚科の疾患は、原因がわかりやすいものとわかりにくいものがあります。原因がわかれば患者さんは気持ちがスッキリされると思いますので、まずは問診でしっかりとお話をお聞きし、そこから必要な検査や薬を考えるようにしています。病名がはっきりとわかる場合は、紙に書いて患者さんにお渡ししています。曖昧な返答をしないように、なるべく白黒はっきりつけるようにしています。
お休みの日はどのように過ごされていますか?
【高橋院長】子どもと一緒に過ごしています。子ども中心の生活ですね。学生時代はバスケットボールをしていましたが、今は運動といえば子どもを抱っこしたり、公園で遊んだりするくらいです。
【智子副院長】私の学生時代は学業中心でしたが、サッカー部のマネジャーをしていたこともありました。
【高橋院長】以前は美術館へよく行っていましたので、子どもが大きくなったら、一緒に行きたいですね。あと、茶道や陶芸にも興味があります。行動に移せていないですが、昔からやってみたいなと思っています。
最後に、読者へのメッセ―ジをお願いします。

【高橋院長】患者さんに少しでも笑顔になってもらいたいと思いながら診療しています。症状が軽くなった、見えやすくなったと思っていただけるように、お力添えできればいいなと考えています。地域のかかりつけ医として、少しでも専門的な治療を提供していきたいですね。
【智子副院長】今、アトピー性皮膚炎で悩んでいる方が多いですが、最近は新しい治療法が出てきていますので、アトピー性皮膚炎の治療の選択肢が増えています。今まで長く悩まれていた方に、皮膚科の医師として適切にアドバイスしていきたいと思っていますので、気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とは美容皮膚科初診料/2200円、オルソケラトロジー(両眼)/16万5000円~