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より良い「生活の質」を保つため
患者と家族を支える在宅医療

悠翠会うえまつクリニック

(調布市/調布駅)

最終更新日:2024/11/01

悠翠会うえまつクリニック より良い「生活の質」を保つため 患者と家族を支える在宅医療 悠翠会うえまつクリニック より良い「生活の質」を保つため 患者と家族を支える在宅医療
  • 保険診療

高齢化社会の進行に伴って、ますます重要な選択肢となっていくのが在宅医療。特に、症状が重いため病院に行くのが難しい患者や、自宅で最期まで過ごしたいと希望する患者、またその家族にとっては、在宅医療専門のクリニックについて知識を深めておくことも重要だ。調布市にある「悠翠会うえまつクリニック」では、植松淳一理事長を中心に、内科医師や精神科医師、皮膚科医師などさまざまな分野のエキスパートが在籍し、患者や家族に寄り添う在宅医療を提供している。「患者さんとご家族にとって、生活の質をより良くすることに最も力を入れている」という植松理事長をはじめ、同院の杉本暁彦先生、高橋恒輔先生、谷川博人先生に、在宅医療への思いや、診療にあたって大切にしていることなどについて聞いた。

(取材日2024年9月17日)

患者と家族双方の満足度を高めるケアを提供。幅広い分野の医師がそろい、在宅用の医療機器も充実

Q植松理事長はどのような思いで在宅医療に取り組まれていますか?
A
悠翠会うえまつクリニック 患者と同じ目線に立ち考えているという植松理事長

▲患者と同じ目線に立ち考えているという植松理事長

【植松理事長】はじめに、在宅医療には熱い思いが不可欠です。私たちの医療で最も重視していることは、病気ではなく患者さんの生活の質に焦点を当てること。つまり、個々の生活状況や家族、社会的立場などすべてを考慮し、生活の質をより良くすることが、在宅医療の目的と考えています。つまり、同じ病気であっても一人ひとり必要な医療はまったく異なります。また、当院は24時間365日体制で重症、末期のがん患者さんの診療に力を入れており、お看取りにも数多く対応しています。「ご自宅で大切な方々と人生の最期を過ごしたい」その希望を少しでもかなえてあげるために、この地域の在宅医療の柱として真の社会貢献をめざしています。

Q貴院で注力している緩和ケアについて、杉本先生にお聞きします。
A
悠翠会うえまつクリニック 緩和ケアを専門とする杉本先生。チーム一丸となり体制を整える

▲緩和ケアを専門とする杉本先生。チーム一丸となり体制を整える

【杉本先生】緩和ケアのメインとなるのはがんの患者さんですが、ご自宅で過ごされる上でどうすればご本人が穏やかにいられるかを考えています。痛みがあると患者さん自身もつらいですし、見ているご家族の方々もつらいはず。当院は24時間体制で患者さんのご家族の不安に対応し、我慢せずに痛みを軽減してあげられるよう、患者さんやご家族に様子をお伺いしながら、薬の調整や酸素吸入の手配など、早めの準備を心がけています。お薬についても、どの薬が患者さんに最も適切か、投与経路を含めて、患者さんを注意深く診ながら判断することが大切です。

Q高橋先生は、診療にあたって何を大切にされていますか?
A
悠翠会うえまつクリニック 相手の立場に立ち心の通った対話を大切にする高橋先生

▲相手の立場に立ち心の通った対話を大切にする高橋先生

【高橋先生】医師と患者である前に、まず「人と人」としてのコミュニケーションを大切にしています。医師と患者という立場があると、どうしても医師のほうが上であるように認識されがちになってしまうので、できるだけ患者さんよりも目線を下にして、相談しやすい空気をつくりたいと思っていますね。在宅診療では病気を診るだけでなく、普段の生活の中に入っていくので、患者さんとご家族がどうすれば現在の生活のしやすさを維持できるかを考えながら診療しています。今は在宅で受けられる治療の種類も多くなっています。小さなことでもいいので、ご自分で垣根を作らず、まずは気軽に相談してみてください。

Q谷川先生が感じるこのクリニックの魅力を教えてください。
A
悠翠会うえまつクリニック 難病にも精通する谷川先生。わかりやすい説明を心がけている

▲難病にも精通する谷川先生。わかりやすい説明を心がけている

【谷川先生】当院には2024年春に入職し、まず感じたのは植松理事長の在宅医療にかける熱い気持ちとスタッフの活気あふれる仕事ぶりですね。患者さんの側に立って行動できる医師、スタッフが多く育っているのは、当院の強みだと思います。また、自分は脳神経内科を専門とし、神経難病や脳血管疾患、認知症の方々を中心に診療させていただいています。内科、外科、精神科、皮膚科などさまざまな分野の医師が在籍しているので多面的な診療を行うことができ、医療機器についてもポータブルエックス線、エコー、内視鏡、心電図など、病院と遜色のない医療が提供できる体制が整っています。引き続き地域医療を支えられる存在をめざして頑張ります。

Q患者さんと接する際に心がけていることはありますか?
A
悠翠会うえまつクリニック 患者だけでなく家族とのコミュニケーションも大切にしている

▲患者だけでなく家族とのコミュニケーションも大切にしている

【植松理事長】在宅医療の一番の武器はコミュニケーションだと思います。患者さんとのコミュニケーションに時間を割き、ご自宅で過ごす時間の中で何を大事にしているかを理解して、生活の質をより良くしていくことを心がけています。時に状況次第では食事やお酒などの制限をなくしたり、ご希望によってはお薬を中止するなど、在宅医療だからこそ生活の質を重視した医療の提案にしております。また、患者さんご本人の意向と同じくらい、ご家族へのケアも重要視しています。患者さんの思いとご家族の思い、双方の意向を大切にしながら、人生の大切な時間を大切な人たちと過ごせるようお手伝いさせていただきます。

ドクターからのメッセージ

植松 淳一理事長

高齢化社会の進行や感染症の拡大などで病院の医療提供体制がひっ迫する中、在宅医療は現在の社会のニーズに合った医療です。僕たちは、少しでも誰かの役に立ち、また地域の助けになるべく、在宅医療を通して社会貢献をしていきたいと考えています。さまざまな理由で、病院に行くのが難しい人たちに医療と介護による道しるべを作ってあげられればうれしいですね。何か困ったことがあれば、まずは医療の入口の一つとしてご相談していただければと思います。

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