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種田 研一 院長の独自取材記事

平和台皮フ科

(練馬区/平和台駅)

最終更新日:2022/01/28

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2021年1月に、平和台駅近くに「平和台皮フ科」を開院した種田研一院長。開業を考えていたところこの場所と出合い、平和台エリアには皮膚科が少なく、地域住民が苦労していると聞き同院の開業を決断したという。順天堂大学皮膚科に所属し、研究や幅広い診療に携わってきた種田院長は、特にかゆみの診療に精通し、アトピー性皮膚炎の治療にも豊富な経験を持つ。今後は皮膚科のかかりつけ医として多様な症状に対応し、特に皮膚トラブルの多い子どもの診療に力を入れたいと語る。趣味はサーフィンという精悍な風貌と優しい笑顔、気さくな語り口が印象的な医師だ。「わかりやすい説明と質の高い治療、安心して受診できる環境づくりを心がけています」という種田院長に、クリニックの特徴や診療にかける思いを聞いた。

(取材日2021年1月28日)

アトピー性皮膚炎やかゆみの診療を得意とするドクター

まず、こちらのクリニックの特徴を教えてください。

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お子さんからお年寄りまで、さまざまな皮膚の病気やトラブルの診療を行います。大きな手術はできませんが、粉瘤や首にできる軟性線維腫のようなイボなどの外科処置には対応できます。院内は、ベビーカーや車いすのまま移動できるようにバリアフリーです。受付には厚いガラスの間仕切りを設け、また治療費の支払いのための自動精算器も設置するなど感染対策にも力を入れていますので、安心して受診していただけると思います。

どのような経緯で開業されたのでしょうか。

祖父も父も医師という環境で生まれ育ち、自然に医師を志すようになりました。やりがいがあって、社会に貢献できる仕事と感じていたのですね。大学を卒業し、研修を終えてから順天堂大学医学部の皮膚科に入局して、浦安病院などで皮膚科診療に携わっていました。伊豆長岡病院では幅広い症状の患者さんの診療や、良性腫瘍、悪性腫瘍の手術まで何でも手がけました。その後、父の皮膚科医院を手伝い、伊豆の今井浜病院でも診療に携わっていましたが、そろそろ自分で開業してみたいと考えるようになったのです。そんな時に、ちょうどこの場所と巡り合い、皮膚科が少ないエリアで地域の皆さんも苦労されていると聞いて開業を決意しました。

かゆみやアトピー性皮膚炎の診療に詳しいそうですね。

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浦安病院で、かゆみ診療の専門家である高森建二教授のもとで研鑽を積みました。かゆみといえどとても幅広いですが、患者さんそれぞれの訴えや症状をよく把握して、問題解決に導きたいと考えています。また、アトピー性皮膚炎の患者さんの診療にも数多く携わってきました。アトピー性皮膚炎では、有用な注射治療も開発され、かなり重症の方でも改善をめざせるようになってきています。かゆみを抑えることが図れる治療なので、かゆくてかいて、またひどくなるという悪循環を絶つことが期待できます。患者さんのメリットの大きい治療だと思いますから積極的に取り組んでいきたいです。治療しているがなかなか治らないという方のお役にも立ちたいですね。

実際に開業していかがですか。

この辺りは高齢の方も多くお住まいですが、新しいマンションも増えており、若い世代が増えているエリアで、当院にも、お子さん連れのお母さんや女性の患者さんがよく来てくださっています。ほとんど初診の方なので、これから信頼関係をつくっていきたいですね。院長としては、勤務医時代とは異なり、診療以外の事務仕事が多いのにはびっくりしました。これから慣れていかなければと思っているところです(笑)。スタッフには気づいたことは何でも気軽に言ってほしいと伝えています。薬の塗り方の指導などはスタッフが行いますので、情報共有に努め、スムーズに連携できるようにしていきたいですね。

薬の塗り方の指導や、子どものスキンケアにも注力

先生の診療方針について教えてください。

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皮膚科では、足裏のイボは尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)、ニキビは尋常性ざ瘡という名前があったり、疥癬と乾癬があったり、意外と難しい用語が多いのです。できるだけ専門的な用語は言い換えて、症状の原因や今後の見込みなどをわかりやすい言葉でお伝えすることを心がけています。そして外用剤の塗り方や、生活する上での注意も丁寧にアドバイスしていきたいと思っています。また勤務医時代、まだアトピー性皮膚炎に対する有用な薬がなく、人前に出る仕事ができないと悩まれている方など深いお悩みを持つ患者さんを多く診てきました。だからこそ、治療によって前向きな気持ちになっていただきたいですし、そうしたところに私自身もやりがいを感じますので、問題を解決につなげてお役に立ちたいと思っています。

薬の塗り方も大切なのですね。

そうです。皮膚科の治療では外用剤を使うことが多くなりますが、ただ同じ薬を漫然と塗っているだけでは十分でないことも少なくありません。塗り方にも工夫が必要ですし、初期は強めの薬を、少し改善が見込まれたら弱めの薬に切り替えたりする対応も必要なのです。お子さんの場合は小児科で外用薬を処方されることもあるかと思いますが、なかなか治らないという場合にはぜひ皮膚科を受診してください。また、水虫はかゆいというイメージがありますが、実はかゆくないことも多いのです。実際は異汗性湿疹なのに、かゆくて水虫の薬を塗り、逆にかぶれを起こすこともあるので要注意です。

子どもの診療の際には、どのようなことに気をつけていますか。

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子どもは、大人より皮膚が薄く皮脂が少ないため敏感になりやすいので、肌を健やかに保つスキンケアからサポートしています。診療の際、お子さんに対しては特に優しくフレンドリーに接することに努めています。また患者さんやお母さん方が指示を守らなくても決して怒らないようにしています。お子さんに薬を毎日塗るのは大変なこともわかっているので、塗ってあげてくださいねと優しく促すことを心がけたいですね。またステロイド剤を不安に思われる方もいらっしゃるので、丁寧に説明しています。赤ちゃんの場合は、生後2、3ヵ月で起こる脂漏性湿疹がなかなか治らない場合はアトピー性皮膚炎が隠れている場合がありますので、皮膚科にご相談いただきたいですね。

家族ぐるみで通院できる、かかりつけの皮膚科として

ところで、先生自身のスキンケアについて教えてください。

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昔から体を動かすことが好きで、趣味がサーフィンなので、日焼けに気をつけています。あとは乾燥しないように皮膚の保湿に努めています。皮膚が乾燥すると、花粉やほこり、化学繊維の衣服、自分の汗など外からの刺激に弱くなってかゆくなったり、トラブルが起きやすくなったりするのです。保湿はとても重要で、やりすぎということはありません。季節によって保湿剤の材系を変え一年中使用することが重要です。入浴後、すぐに保湿剤を塗るのが理想的なので、家では子ども3人をお風呂に入れて、お風呂上がりにバーっと一気に保湿剤を塗るようにしています。すぐに逃げるので大変ですが(笑) 。

皮膚科の専門家の立場から気になることがありますか。

新型コロナウイルス感染症の流行で、マスクかぶれや、ニキビ、手洗いや消毒による手荒れは非常に多くなっていますね。いずれも保湿することである程度は防げると思いますが、気になる方やひどくなってきた方は、ぜひ皮膚科を受診していただきたいですね。また、皮膚科の病気には、水虫や疥癬など精密な検査を行わないと専門家でも確定診断ができないものも少なくありません。その一方で、アトピー性皮膚炎やニキビなど研究が進み、有用な治療法が開発されている病気もあります。市販の薬や、他の診療科でついでに診てもらったりするのではなく、皮膚のことはやはり皮膚科に任せていただきたいと思います。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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当院は、地域の方を幅広く診ていきたいと考えており、特に皮膚のトラブルの多い小さいお子さんたちの診療に力を入れていきたいですね。皮膚は、誰にとってもとても身近ですが、まだわからないことも多く、思ってもみないことが病気やトラブルの原因であることもあります。皮膚の悩みや困り事があれば、些細なことでも気軽に受診してください。また、長く続けて通院していただけると、皮膚の状態の変化を把握することもでき、適切な治療やアドバイスができるでしょう。さらにご家族で体質が似ている場合も多いので、家族ぐるみで来ていただけると問題解決につながりやすいのではないかと思います。ご家族の皮膚のかかりつけ医として気軽にご相談ください。

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