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吉田 尚平 院長の独自取材記事

よしだ内科・外科・足クリニック

(福岡市東区/千早駅)

最終更新日:2021/10/12

吉田尚平院長 よしだ内科・外科・足クリニック main

千早駅から徒歩約5分。複合商業施設「ガーデンズ千早」内の2階に医院を構える「よしだ内科・外科・足クリニック」は、2021年に開業。院長の吉田尚平先生は、心臓血管外科を専門とし、循環器内科全般、特に血管病変に関する予防・診断・治療を得意とする。大学病院や総合病院で培った豊富な経験と足の病気に関する専門性を生かして、同院では下肢静脈瘤の日帰り手術や巻き爪、たこ、うおのめの治療のほか、一般内科における多様な主訴にも幅広く対応している。「地域の中でもっと身近に先進的な医療を届けたい。それが開業に至った思いです。これまで深めてきた知見を発揮して、多くの患者さんの健康に貢献できれば幸いです」と親しみを込めて話す吉田先生に、医院のコンセプトや診療の特徴などについて聞いた。

(取材日2021年8月11日)

地域の身近な場所で、先進的な医療を提供していく

まずは先生のご専門からお伺いします。

吉田尚平院長 よしだ内科・外科・足クリニック1

大動脈瘤や心筋梗塞といった命の危険に直結する予期せぬ病気をダイレクトに治療し、人々の幸せな人生を支えたい。そんな思いで、心臓血管外科を専攻し、久留米大学病院の心臓血管外科に入局しました。その後、複数の総合病院や国立病院で研鑽を積みました。勤務医時代は、カテーテル手術やステントグラフト治療を数多く担当しました。心臓に限らず、全身を巡る血管の幅広い病気を対象とし、下肢閉塞性動脈硬化症や下肢静脈瘤といった足の血管の病気の診療にも注力。こうした専門性を深める中で、もっと地域とつながる身近な場所で、先進的な医療を提供していきたいという思いが強くなり、開業を決意しました。

医院づくりのコンセプトを教えていただけますか?

勤務医時代に高齢の患者さんの治療を行う中で、足の血管だけでなく、巻き爪やうおのめといった足の病気の悩みを持つ方の多さに改めて気づかされました。そこで私は、それらの治療に関する知識と技術を学び、修得しました。心臓血管外科、循環器内科、フットケア、これらの専門性を生かして、心臓や血管、足の病気から一般内科まで、幅広く対応できるのが当院の特徴です。特に歩くことは、人生の基本であり、全身の健康の源でもあります。それほど重要な機能で、足の健康に対するニーズが高いにもかかわらず、福岡では足に特化した医療機関が極めて少ないのが現状です。だからこそ、さまざまな主訴に対応しつつ、中でも足の病気で悩む人々に関しては最初の受け皿として頼られる医院となれるよう取り組んでいこうと考えています。

全体的な診療の方針をお聞かせください。

吉田尚平院長 よしだ内科・外科・足クリニック2

まず医師と患者さんが対等な立場で、一緒に健康をつくっていくことが大切であると考えています。治療においては、医師の一方的な押しつけがあってはなりません。そこで常に十分な説明を心がけ、患者さんの話にしっかりと耳を傾け、一人ひとりの希望を考慮したオーダーメイドの治療を進めるよう徹底しています。投薬においては、漢方薬と西洋薬を併用した処方を行っており、なるべく薬を飲みたくない方や減らしたい方については、食事や運動の指導を行い、ご本人の意向を尊重した治療を実現できるよう力を尽くしています。患者さんと接する際は、地元の言葉を使うよう意識し、フレンドリーなコミュニケーションを心がけています。お互いに本音で話せる関係であったほうがより良い治療につながりますからね。

頭から足先まで、専門性を生かして幅広い主訴に対応

どういった層の患者や主訴が多いですか?

吉田尚平院長 よしだ内科・外科・足クリニック3

開業から間もないですが、多くの患者さんに受診していただいています。商業施設内にあるという立地の影響からか、全体的には30~60代の女性の患者さんが大半です。主訴として多いのは、足のむくみや痛み。巻き爪の悩みを持つ方もよく受診されています。当院は夜19時まで、土曜日は18時まで診療を受けつけているので、遅い時間帯は40~50代の仕事帰りの男性の方も来院されます。症状としては一般的な風邪や頭痛、胃痛のほか、定期的な処方が必要な生活習慣病の方も多いですね。

心臓血管外科・循環器内科ではどんな治療に注力していますか?

私の専門領域の代表的な病気としては、心筋梗塞や狭心症、不整脈、大動脈瘤、大動脈解離などが挙げられます。高度医療機関での経験を生かして、こうした病気の予兆や症状を見逃さないことが私たちの重要な役割の一つです。エコー検査などで異常があり、重度の場合は基幹病院と連携して最善の治療を提供できるように取り組んでいます。地域のかかりつけ医院として特に注力しているのは、手術や命の危険に及ばないよう病気の予防や重症化を防ぐことです。心臓病の大きな原因となるのが動脈硬化。誰しも加齢とともに血管が硬くなっていきますが、生活習慣病の方は著しく進行が早まることがわかっています。そこで当院では、生活習慣病の方の血圧や血糖、コレステロールを適切に管理するよう力を尽くしています。

下肢静脈瘤の日帰り手術に対応されていますね。

吉田尚平院長 よしだ内科・外科・足クリニック4

足から心臓に向かう静脈内の血液の逆流を防止する静脈弁。それが必要以上に開いたり、弁が壊れた状態となったりして血液が逆流し、足の血管内に血液が徐々にたまって静脈が数珠状に膨らんでしまうのが下肢静脈瘤です。その見た目のほか、足のむくみやふくらはぎの痛み、だるさといった症状があれば、下肢静脈瘤が疑われます。当院では、体への負担を抑えた低侵襲の日帰り手術による治療に対応しています。手術は局所麻酔で、約30分から1時間程度で終了します。手術後は一定時間の休憩をしていただき、その日に歩いて帰宅していただけます。下肢静脈瘤は、再発や合併症の可能性があるため、十分な治療のために1年間の経過観察をお勧めしています。

足の病気の拠点となる医院をめざして力を尽くす

足の治療・フットケアについてお聞きします。

吉田尚平院長 よしだ内科・外科・足クリニック5

足に合わない靴を履き続けたり、バランスの悪い歩き方が日常化したりすることよって、巻き爪、たこ、うおのめなど多様な足の病気を招く可能性があります。これらの診療にも幅広く対応できるのが当院の特徴です。巻き爪の治療は、皮膚に食い込んでいる爪を切除・抜去するための手術を行い、保険適用で5分~10分程度で終わります。自費診療では超弾性合金ワイヤーという矯正器具を用いた方法があります。こちらは手術ではないので、より体への負担を軽減しながら改善へと導きます。装着期間は、1ヵ月~2ヵ月が目安です。たこやうおのめに関しては、ドイツ製の専用器具を使って精密に除去を図る処置を施しています。

医師を志したきっかけや仕事のやりがいは何ですか?

外科の医師である父の影響が大きかったのは間違いありません。そんな環境で育ったため、子どもの頃から医療を身近に感じ、自然と医師を志すようになりました。人の役に立つ仕事に意義を感じていたことも後押しになったと思います。実際に医師となり、地域の身近なかかりつけ医として、診療にあたれることに日々手応えを感じています。大学病院や総合病院で専門性を深め、その医療技術を地域の中で発揮できることは医師冥利に尽きますね。患者さんの中には医師と話をするだけでも安心される方もいらっしゃいます。これからも「やっぱり来て良かった」と思ってもらえる医院をめざして取り組んでいきます。

最後に今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

吉田尚平院長 よしだ内科・外科・足クリニック6

心臓や血管の病気はもちろんですが、足の病気と言えばここ。そんな医院になれればと考えています。心臓血管外科や循環器内科の専門性を生かして全身の病気、手足のケガに対応し、多くの患者さんに信頼してもらえるよう力を尽くします。特にヒールを履いて足のむくみや痛みなどが出やすい女性の方は、足に関して気になることがあれば何でもご相談いただければと思います。当院は個室での診療が可能で、キッズルームも設けています。受診しやすい環境を整えているので、ぜひお気軽にご来院ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

巻き爪矯正/8800円~

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