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南郷 周児 先生の独自取材記事

メディカルパーク入間

(入間市/入間市駅)

最終更新日:2022/10/03

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西武池袋線の入間市駅から車やバスでおよそ10分。「メディカルパーク入間」は、地域住民が買い物で足を運ぶショッピングセンターイルマムの3階にある産婦人科クリニック。2022年8月より、30年以上の診療経験を持つ南郷周児先生が新しく加わった。南郷先生は慶應義塾大学医学部を卒業した後、東京や長野の病院で周産期医療から不妊治療、更年期障害まで、女性のライフステージに応じた幅広い婦人科診療に携わってきたベテランドクター。「白戸智洋院長の人柄や考え方に共感し、こちらで働かせてもらうことにしました」と話す南郷先生に、同院の特徴や産婦人科の医師として心がけていることなど詳しく聞いた。

(取材日2022年9月20日)

院長の人柄に惹かれこのクリニックで働くことを決意

まずこちらのクリニックで診療を行うようになった経緯を教えてください。

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私は東京出身で慶應義塾大学医学部を卒業後、大学の関連病院で十数年働いていたのですが、その時に長野県立須坂病院(現・長野県立信州医療センター)の産婦人科が医師不足で、このままだと閉鎖してしまうから来てほしいという話があったんです。そこで、私と若い先生と2人で産婦人科を立て直すために長野県へ行きました。46歳の時です。無事産婦人科を立て直し、5年半ほど働いたのですが、家庭の事情などもあり一度東京へ戻ったところ、一緒に長野に行った先生が病気で辞めてしまったんですね。県のほうからまた戻ってきてもらえないかという話があり再度長野へ。また5年半勤めて東京に戻った時、助産師をしている妻がこちらのクリニックのことを教えてくれたんです。経営者が私の後輩だったことも手伝って、とにかく面接に行ってみなさいと(笑)。いろいろな条件が整い、こちらでお世話になることになりました。

先生から見てこちらのクリニックの魅力はどんなところにあると思われますか?

白戸院長と面接でいろんな話をさせていただいているうちに、この方とだったら同じ考え方でやっていけるなという直感が働いたんです。産婦人科の診療は医師同士の連携がとても重要で、同じ考え方で同じ方向を見ていないとうまくいかなくなってしまうんですね。誰か一人に負担が偏ったり考え方が違ってきたりするとバランスが崩れて、結果として患者さんにも迷惑がかかってしまいます。実際に一緒に働いてみて2ヵ月がたちますが、思っていたとおりの先生でしたね。私の直感は間違っていませんでした(笑)。

先生の得意とする診察内容について教えてください。

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医師になって30年以上がたち、その中で東京、長野などの病院で多くの患者さんを診てきましたし、総合病院の部長も経験してきましたので周産期を幅広く診ることができます。不妊治療に関しては、人工授精までは診させていただきます。ここにいらっしゃる患者さんの98%、つまりほとんどの方の診察が可能です。

笑顔のために働けるところが産婦人科の魅力

ところで、先生はなぜ産婦人科の医師になられたのでしょうか?

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私の父が若年性の糖尿病で6歳からインスリンを打っていたそうなのですが、当時はまだヒト由来のインスリンができていない頃で、豚由来のインスリンを打っているような時代でした。父の闘病もあって、周囲の人たちから「医師になってほしい」と言われ、私もその気になってしまい医師をめざしました。産婦人科の医師になったのは外科的なことも内科的なことも両方扱う科であり、唯一、命の誕生という病気ではないことも扱う科だなと思ったからです。もちろん病気を診ないから楽というわけではなく、生命に関わる科なので臨機応変な判断力が求められます。先輩から「産婦人科だったら自分のやりたいことが見つかるんじゃないか」と説得されて選んだのですが、本当にその先輩の言うとおりでしたね。なので私も後輩を産婦人科に誘う際に同じことを言っています(笑)。

産婦人科の医師としてやりがいを感じるのはどのような時でしょうか?

産婦人科は、赤ちゃんが無事に生まれてきてくれれば、そこでいったん区切りがつきます。笑顔で終われるのが良いところですね。ただ、体力的にはとてもハードな仕事です。夜中にお産が3件続いて、次の日に外来でオペが入っていたりすることもありますからね。年に10回くらいはきついなと思うことがあります。それでも、赤ちゃんが無事に産まれ、うれしそうなお母さんの笑顔を見るとリセットされます。

忘れられないエピソードなどありますか?

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妊婦さんの9割は赤ちゃんの性別を知りたいとおっしゃるのですが、1割弱の方は知りたくないとおっしゃるんですね。以前働いていた病院は大きな病院だったので、同じ医師が一人の患者さんをずっと診るわけではなかったこともあり、産まれるまで楽しみにしているので知りたくない方に、うっかり「ここに見えてますね」と性別がわかることを言ってしまったことがあるのです。妊婦さんはもちろん一緒に来られていたご主人もかなりお怒りになられて、2時間くらい謝り続けましたが、なかなか許していただけませんでした。その経験があってからは、検診の度に「性別は聞きたいですか? 聞きたくないですか?」としっかり確認をするようにしています。

患者が安心して通える産婦人科でありたい

診療の際に気をつけていること、心がけていることはありますか?

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産婦人科の場合、約10ヵ月の間、同じ医師が患者さんを診ることが多いので、慣れが生じてしまうことがあります。患者さんにリラックスして受診していただくためにはフレンドリーに接することも大事なのですが、踏み込みすぎないように気をつけています。ざっくばらんにご自身の話やご家庭の話をしたい方もいらっしゃれば、そうでない方もいらっしゃいます。それを見極めるのは難しいのですが、基本的に医師という立場を忘れずに患者さんに接するように心がけています。また、東京、長野、埼玉とさまざまな病院勤務の経験を経て思うのは、地域によって患者さんのお人柄がまったく違うということです。年齢層や妊娠に対する捉え方、考え方も違います。その土地の患者さんに合わせた対応をすることも大切だと思っています。それから基本的なことではありますが、患者さんが質問しやすい雰囲気をつくるようにしています。

今後の展望についてお聞かせください。

子宮頸がんの予防となるHPVワクチンが2022年4月より積極的勧奨再開となり、2種類のワクチンが公費で受けられるようになりました。内科などで接種することもできるようなのですが、HPVワクチンはぜひ産婦人科で受けていただきたいなと思っています。というのも、ワクチンを接種する理由や接種する意味などについてきちんと説明し、本人に理解してもらった上で接種するべきだと思うからです。市町村とタッグを組んで産婦人科で接種できるような体制を整えていきたいですね。

最後に地域の方へメッセージをお願いします。

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当院の先生方は患者さんに納得していただけるよう丁寧に話をしますし、患者さんが納得しない限り先には進みません。妊娠に関わることはもちろんですが、月経不順、更年期などでお悩みの方もお気軽にご相談ください。内診が苦手だという方も多いと思います。まずは問診と超音波で様子を診させていただき、むやみに内診をすることはありません。中学生などで月経痛を感じているお子さんも親御さんと一緒にぜひいらしてください。それから、当院で分娩を扱っていることがあまり知られていないようなので、この記事を通して地域の皆さんに知っていただきたいですね。当院の医師は皆親しみやすく優しいので、緊張せずリラックスして受診していただければと思います。

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