抜弁天クリニック

抜弁天クリニック

菊池 智津院長

頼れるドクター

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内科と精神科と連携をはかる勉強会を発足

―精神疾患の勉強会も熱心に行っていらっしゃいますね。

実は内科の患者さんで、うつ病などの精神疾患を抱えている方は多いんです。うつ病以外にも身体表現性障害という原因不明の痛みが続く精神疾患もよく見られますね。当院は甲状腺疾患も扱っていますが、これもやはりメンタルな問題と関係していることがあります。このように内科と精神科はつながりが深く、内科医も精神疾患についてもっと知る必要があるのに、以前はそういった勉強会がほとんどありませんでした。そこで「これは私がやらなければいけない」と思い立ち、考えを共有してくれそうな先生に個別にお声をかけ「勉強会をしてもらえませんか」とお願いし、ご賛同いただいてスタートしました。勉強会を開くことで、内科の先生に精神疾患の知識を持ってもらえますし、精神科の先生ともつながりができます。勉強会の企画・実行は大変ですが、周りの先生たちに病気や薬に関する知識が広まれば、地域の患者さんに還元できるという思いで勉強会を続けています。

―児童心理相談も行っているとお聞きしました。

以前、夫のアメリカ留学に伴って一時期ニューヨークに住んでいたのですが、その時に知り合った臨床心理士の久保田須磨先生が児童心理相談を行う場所を探していたので、休診日にこの場所を提供しているんです。今、情緒障害のお子さんはとても増えていて、勉強についていけなかったり、コミュニケーションがうまくいかなかったりして不登校になる子が学年に6%ほどいるといわれています。また、小学生から思春期にかけてのうつ病や、強迫性障害も少なくないですね。腎臓や泌尿器に問題はないのにいつまでもおねしょをしている子、やせなきゃいけないと思い込んで拒食症になる子……中学生くらいからさまざまな兆候が出始めます。しかし、児童精神科の医師が足りず対応できる場所が少ないんです。私は直接関わっているわけではありませんが、もしお子さんについて悩んでいらっしゃる方は一度相談してみてはいかがでしょうか。

―認知症については、各医療機関との連携体制を重視しておられますね。

最近は近隣の大きな病院でも認知症患者のフォロー体制が少しずつ整いつつあって、例えば東京新宿メディカルセンターは包括ケア病棟を増やすことを予定しているそうですし、東京女子医科大学も専門医が在籍するようになりました。当院ではそういった医療機関と勉強会を通じて関わりを持ち、常に連携を取れるようにしています。地域の医師会で勉強会をしてもらったり、反対にこちらが出向くこともありまね。そうしてどんどん顔つなぎをすることで、患者さんを紹介できるようにしているんです。認知症で家族が1番つらいのは、徘徊や妄想などの認知症周辺症状(BPSD)です。内科医も精神科医も、もっと自分たちから関わっていかなければならない問題ではないでしょうか。私自身、忙しくてなかなか行動を起こせていないのですが地道に活動しています。

記事更新日:2016/04/01

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