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大腸の内視鏡検査を受けやすく
痛みやつらさを軽減する工夫

ステラ胃・大腸内視鏡クリニック

(さいたま市北区/加茂宮駅)

最終更新日:2020/11/13

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  • 保険診療

女性のがんによる死因第1位、男性でも3位となっているのが大腸がん。大腸がんの早期発見のために推奨されるのは大腸の内視鏡検査だが、「痛い」「大変そう」「恥ずかしい」というイメージが強く、なかなか受ける決意ができないという人も少なくないだろう。そこで、痛みやつらさに配慮した内視鏡検査を実施する、さいたま市北区の加茂宮駅近くの「ステラ胃・大腸内視鏡クリニック」で、大腸の内視鏡検査のプロセスを取材した。小嶋隆行院長は、内視鏡検査を通じて、消化器の病気を早期発見、早期治療することで、地域の人々の健康を守りたいと、2020年10月に開院。感染症対策も徹底した設備を整えたという。患者の立場を重視した環境で、快適に受けられる内視鏡検査について紹介してもらった。(取材日2020年11月4日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q大腸の内視鏡検査は、どんな人に勧められますか?
A

まず、健康診断で便潜血検査陽性と診断された方は、内視鏡検査を受ける必要があります。その他、家族に大腸がんの人がいるなど家族歴のある方、便通に違和感がある、下痢や便秘が多い、おなかが張るなど、気になる症状がある方も受けていただきたいですね。内視鏡検査で大腸ポリープが見つかった経験のある方は、定期的に内視鏡検査を受けてポリープがあれば除去することが勧められます。以前は40代以上の方に勧められてきましたが、若い方でも大腸がんにかかることはありますし、また、潰瘍性大腸炎など若い人に多い消化器の病気も診断することができますから、何か気になることがある場合は、年齢に関わらず内視鏡検査を受けてほしいですね。

Q検査に痛みやつらさはありませんか?
A

医療機器の進展や検査方法の研究が進み、大腸の内視鏡検査の痛みやつらさはかなり改善されてきています。例えば、通常は空気を入れながら腸を広げて内視鏡を奥まで進めますが、挿入の際に水を流し込む浸水法を使うと、水の重みで腸がまっすぐになりやすく、曲がりの角度も緩やかになるため、挿入時の痛みを軽減することができます。また観察しやすいように大腸に空気を入れるとおなかが張って、検査後おならがたくさん出てしまうことが多いのですが、体内への吸収の速い炭酸ガスを使用することで不快感の軽減になります。さらに鎮静剤を使えば、うとうとと眠ったような状態で検査が受けられるので、つらさをあまり感じずに済みます。

Q内視鏡検査は、どういうところで受ければよいのでしょうか。
A

やはり経験豊富な医師のもとでの受診をお勧めします。内視鏡の挿入は、特に大腸の場合難しいため、私が所属する大腸内視鏡挿入法の研究会では、多くの医師が内視鏡をいかに優しく正確に、短時間で挿入できるかを追求し診療技術を磨いています。また、腸の癒着などどうしても痛い場合もあるため、鎮静剤を使い安全に配慮した内視鏡検査ができる環境の整った、内視鏡検査を専門とする医療施設を選ぶことも大切です。例えば、当院ではご面倒や危険性を回避するため、ストレッチャー6台と個室6室を用意し、患者さんは個室で着替え、ストレッチャーで鎮静剤を使用してから検査室に移動し、検査後もそのまま個室に移動して休める環境を整えています。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診・診療後、検査の説明

大腸の内視鏡検査を希望する場合、まず、問診と医師の診察を受ける。検査を受けることが決定したら、カウンセリング室へ移動し、そこで検査日を決定し、看護師から検査の準備や、検査についての説明を受ける。安心して検査についての不安や疑問を聞くことができるように、プライバシーに配慮された環境だ。

2検査前日と当日は下剤を服用

検査前日は決められた検査食を食べ、下剤を飲む。検査当日は、家で洗腸液を飲み、排便を済ませてからクリニックへ。途中での排便を心配する人もいるが、洗腸液服用後、腸の中がきれいになった後は、便意を感じることはあまりないとのこと。便意を感じた時のために、同院ではトイレも3箇所用意されている。

3検査着に着替え、鎮静剤を注射

個室で着替えたあと、ストレッチャーに横になり、 鎮静剤の静脈注射を受ける。その後、ストレッチャーに横になったまま検査室に移動するので、患者は休んだままでよい。鎮静剤下では、医師や看護師の呼びかけには答えられるが、うとうとと眠ったような状態になるとのこと。また下半身には清潔なバスタオルをかけてくれるので、恥ずかしさも軽減できるだろう。

4内視鏡検査を受ける

肛門から内視鏡を挿入し、盲腸から肛門までを観察。鎮静剤を使っているので、検査中は生体監視モニターで血圧や脈拍、体の中の酸素濃度を常に監視する。同院では、検査時の痛みを軽減するために浸水法を導入し、おなかの張りを防ぐため空気よりも腸管内に吸収されるのが早いという炭酸ガスを使用している。検査中にポリープなどの炎症が発見された場合は、その場で切除することも可能だ。

5リカバリー用の個室へ移動し休む

検査後は、ストレッチャーに横になったまま個室に移動し、鎮静剤から覚めるまでゆっくり休む。同院では、リカバリー用の個室が6室用意されているので、次に検査を受ける人などを気にすることなく、ゆっくり休んでから帰宅することができる。帰宅後は普通に生活してかまわないが、ポリープを除去した場合は、飲酒や暴飲暴食は避け、運動は控える。

ドクターからのメッセージ

小嶋 隆行院長

内視鏡を使って直接観察でき、場合によっては切除まで行える大腸や胃のがんは、早期に発見し適切な治療を行えば、命にまでは影響を及ぼさないようになりました。潰瘍性大腸炎などの病気も、内視鏡検査で早期発見できれば、効果的な治療を受けることが可能になっています。私は多くの方に内視鏡検査を受けて健康を守っていただきたいと考え、痛みやつらさを軽減して、リラックスして検査を受けていただける環境を整えました。感染症対策として、内視鏡室や個室は上部窓を全面開放して換気が行える構造に、検査台は撤廃し多数台のストレッチャーを用意して十分な消毒処置も実施しています。ぜひ安心して検査を受けていただきたいと思います。

Dr
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