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濱田 清誠 院長の独自取材記事

はまだ内科・消化器外科クリニック

(川口市/川口駅)

最終更新日:2021/12/13

濱田清誠院長 はまだ内科・消化器外科クリニック main

落ち着いた雰囲気の住宅街の中にある「はまだ内科・消化器外科クリニック」。濱田清誠(はまだ・きよしげ)先生が院長を務める同院は、胃や大腸の内視鏡検査から消化器の幅広い疾患、風邪や生活習慣病などの内科、切り傷やけがなどの外科処置まで幅広く何でも相談できるクリニックだ。院内は明るく開放的な雰囲気で清潔感を感じさせるゆとりある造り。待合室の円形窓からは手入れの行き届いた美しい庭が眺められ、四季の移ろいを感じさせてくれる。学生時代は競技スキーに取り組み、今でもスキーが趣味だといい、柔和な笑顔で患者を和ませる穏やかな雰囲気の濱田院長に、さまざまな話を聞いた。

(取材日2021年11月30日)

生まれ育った故郷で地域の健康を守るサポートを

地元で待望の開業だと伺いました。

濱田清誠院長 はまだ内科・消化器外科クリニック1

ここは私が生まれ育ち、高校まで過ごした所です。大学は栃木の獨協医科大学に進み、そのまま第二外科という消化器系の疾患を扱う医局に入局して研鑽を積み、子どもが進学するタイミングで、済生会川口総合病院消化器内科へ移りました。いつかは地元で開業を、と思っていたのですがなかなかタイミングが合わず、10年ほど済生会川口総合病院に勤務し、ようやく昨年開業させていただきました。ここ南町にはクリニックがなく、この地域に古くからある家だったので、周囲の方々も私が戻って開業するのを期待してくださったようで、待っていました、とお声がけいただきました。折しも新型コロナウイルス感染症流行下での開業となりましたが、事前の内覧会にも多くの方が参加してくださり、開業初日から予想以上に患者さんが来てくださいました。近隣のクリニックの閉院が相次いでいたこともあり、皆さんに開業を喜んでいただけたことが何よりもうれしかったですね。

明るくて広いすてきな院内ですね。

患者さんは少なからず不安な気持ちを抱えて来院されますから、少しでも気持ちが落ち着けるよう待合室の窓から庭を眺められるようにしました。主に私の母の趣味ですが、つるバラのアーチがあるなどして、定期的に造園業者さんにお願いして丹精込めて手を加えていますから、楽しんでいただけると思います。毎年クリスマスシーズンには私が丸1日以上かけてイルミネーションを取りつけるんです。正直大変な作業ですが、患者さんや周辺の方々も楽しみにしてくださっているようなので、頑張っています。院内はスタッフと患者さんの動線を分けてそれぞれが動きやすいようにして、内視鏡室なども広く取って、圧迫感のないように配慮したつもりです。患者さんに少しでもリラックスしていただければ、と思っています。

どのような患者さんが来院されていますか?

濱田清誠院長 はまだ内科・消化器外科クリニック2

ご高齢の方で、高血圧や糖尿病などの生活習慣病をお持ちの方が多いですね。胃カメラ、大腸カメラといった内視鏡検査をご希望の方も多いです。川口市の検診も担当しています。当クリニックの内視鏡は細めのものを採用していますので患者さんの負担はいくらか軽減されると思います。胃カメラは鼻からの検査をお勧めしています。検査の際は不安を少しでも和らげられるようお声がけしながら進めていきます。包丁やスライサーで切ってしまった方や、やけど、手足の化膿性疾患、打撲、捻挫などの患者さんもいらっしゃいます。ご家庭で処置しきれなかったり、処置が不安な時はお任せください。

よく聞き丁寧に診てわかりやすく説明を

診療の際に気をつけていることはありますか?

濱田清誠院長 はまだ内科・消化器外科クリニック3

患者さんの訴えをよく聞くことですね。そして、例えば胃痛なら胃の辺りを触診させていただいて、実際の様子をよく観察します。診断の説明は、専門用語は使わずにわかりやすく、時には図や写真などを用いて丁寧にご説明します。私はもともと外科の医師ですが、外科は手術内容などを説明するのによく図を描いて用いるんですよ。今はインターネットにも良い下絵がありますから活用しながらやっています。言葉だけではなかなか理解しづらいと思いますので。高齢の患者さんで付き添いのご家族がおられるときには、ご家族にもよく理解していただけるよう努めています。聞いて、診て、触って、説明して、というのは診療の基本中の基本ですから、おろそかにしないようにしています。

最近、気になる疾患はありますか?

最近気になるのは高校生や20代前半の若い方が胃痛や下痢などで来院されることですね。潰瘍性大腸炎や過敏性胃腸炎を患っている方が多く、ストレスがかかっているのかなと個人的に思っています。そういったケースでは、まずは整腸剤などを飲んでいただき、症状が改善に向かわないようなら内視鏡検査をお勧めしています。あとはコロナ禍で自宅での筋力トレーニングがはやっている影響でしょうか、プロテインを飲んでいる方が多く、急にアレルギー反応が強く出る方がいらっしゃいます。それはもう身がよじれるほどの痛みが急に襲ってくることもありますので、皆さんたいへん困って飛び込んでいらっしゃいます。中には運動せずにプロテインだけを飲み物として摂取されている方も。それはさすがに摂取カロリーオーバーでしょうし、脂肪肝などの肝障害のリスクも高めてしまいます。運動をして適量摂取を心がけるようお願いします。

院長としてスタッフへ話していることはありますか?

濱田清誠院長 はまだ内科・消化器外科クリニック4

明るく和やかな雰囲気での応対をお願いしています。幸いにも明るく朗らかなスタッフに恵まれまして、クリニック全体が爽やかで助かっています。患者さんにも、当クリニックのスタッフはみんな明るく、気持ち良く通院できる、と好評です。特に受付スタッフは、患者さんが一番最初に出会う存在ですから、優しく明るい対応をお願いしています。

これまでの経験の中で印象的な患者さんや疾患はありますか?

お尻からの出血があって複数のクリニックを受診された方で、あるクリニックで痔の診断を受けられ軟膏を処方されておられたのですが、一向に症状が改善されないという患者さんを診たことがありました。実は痔のある方は、その奥に何らかのトラブルも抱えているケースが多いのです。その方の場合も内視鏡検査でがんを発見し、すぐに腹腔鏡手術を受けられるよう専門医をご紹介しました。がんは早期発見・早期治療で完治がめざせます。そのためには定期的な内視鏡検査もとても有用ですので、ぜひご検討いただきたいですね。

患者の不安に真摯に対応

どうして医師の道に進まれたのですか?

濱田清誠院長 はまだ内科・消化器外科クリニック5

幼い頃小児喘息を患っていて済生会川口総合病院に通っていましたので、医師は身近な職業でした。本格的に意識したのは高校2年で進路を決める時。手に職があったほうが良いという周囲のアドバイスもあり、当時は文系でしたが理系に変更し獨協医科大学に進みました。消化器外科のある第二外科へは、当時所属していたスキー部の先輩がいて、医局の雰囲気が体育会系の明るくさっぱりした気質だったのもあり決めました。同期で第二外科に進んだのは私一人だけだったので手術や処置をどんどん担当させていただくことができて、学びの場として最適でしたね。

高齢の方でも手軽にできる運動はありますか?

高齢になってくると、大腿筋が衰えてくるせいか、だんだん足が上がらなくなってきます。階段が上りにくくなって来た方も多いことでしょう。歩けなくなると困りますから、ちょっとした台や階段を使った、踏み台昇降のような運動がお勧めです。かかとを上げるだけでも、ずいぶん違いますから、無理のない程度で毎日少しずつやってみてください。

先生ご自身の健康法や趣味を教えてください。

濱田清誠院長 はまだ内科・消化器外科クリニック6

特にこれといったものはないのですが、食事は妻が気を使ってくれていて、最近は食事の野菜比率が上がっています。私は中学生の頃からスキーをやっていて、高校や大学では競技スキーをやっていました。オリンピック種目にもある回転、大回転、スーパー大回転というものです。大学生の時は東日本医科学生総合体育大会という東日本の国公立や私立の医学部の学生たちが集まる大会にも出場していました。他の大学の医学生たちと宿舎で交流したりするのが楽しかったですね。今は子どもやその友人たちと1シーズンに3~4回程度滑りに行きます。

読者へメッセージをお願いします。

強くはないが胃痛が続く、包丁で指を切った、などちょっとしたことでも不安があるときはいつでもご来院ください。丁寧にお話をお伺いして、ご相談に乗れると思います。おなかの痛みや下痢や便秘などの便通異常にはときには大きな病気が隠れていることがあります。当クリニックの内視鏡検査は予約制ですが、比較的お待たせすることなく検査できますし、結果も迅速にお伝えします。ぜひお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

上部内視鏡検査/1万3200円~、大腸内視鏡検査/1万7050円~

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