安全性と速さを追求し、痛みと腫れを軽減
インプラント治療
HALO DENTAL CLINIC
(大阪市中央区/淀屋橋駅)
最終更新日:2022/05/27
- 自由診療
歯周病や虫歯などで歯を失った際に行うインプラント治療。入れ歯やブリッジに替わる治療としてスウェーデンで生まれ、日本には80年代から導入され始めた。当初はトラブルが多かった治療も年月とともに進化し、現代ではデジタル化が大きく進んだことで、その精度は飛躍的に進歩しているという。大阪市中央区にある「HALO DENTAL CLINIC」の院長の濱本靖也先生も、院内のデジタル化を進め、安全性と早期回復を重視したインプラント治療の提供に尽力する一人。「今のインプラント治療はリスクも少なく、治療後の痛みの心配もほとんどありません。安心して臨んでほしいと思います」と話す濱本先生に、同院で行うインプラント治療の特徴と流れについて詳しく話を聞いた。
(取材日2021年10月6日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Qインプラント治療とはどのような治療ですか?
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A
インプラント治療とは、歯を失った部位の顎の骨に人工の歯根を埋め込む手術で、その人工歯根の上にセラミックのかぶせ物を作ることにより、噛む機能と見た目の回復をめざす治療です。ひと昔前のインプラント治療は、治療に時間もかかり、痛みや腫れも出るため、術後の仕事などに支障を来していましたが、今は大きく技術が進歩しています。埋入してから骨と結合するまでに2ヵ月ほどみておけばよく、術後の痛みや腫れといった患者さんにかかる負担もずいぶん軽減されました。
- Qインプラント治療のメリットを教えてください。
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A
まず歯を失ったときの選択肢として、ブリッジ治療、入れ歯治療、インプラント治療があります。ブリッジは取り外しがなく比較的よく噛めることが期待できますが、前後の歯を削ることで機能回復を図るため、歯に負担が出ることになります。入れ歯は、歯を大きく削ることなく欠損した部分の歯茎にダミーの歯を置くイメージです。そのため他の歯に対して負担は少ないですが物をしっかり噛むことが難しく、取り外しも必要となります。インプラントの大きなメリットは他の歯に悪影響を与えずに治療ができることと、食べ物をしっかりと噛めるのが期待できること。残っている歯を長持ちさせたい、おいしく食事をしたいという人にお勧めしたい治療法です。
- Qこちらで行っているインプラント治療の特徴を教えてください。
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A
従来であれば歯を抜いた後しばらく骨の回復を待ちインプラント治療を行います。当院では抜歯をされる方は抜歯と同時に、歯がもともとない場合でも歯茎を大きく切ることなく、インプラント手術を行います。実際には事前にCT、口腔内スキャナーなどを使用し、事前にシミュレーションを行っています。これにより患者さん専用のガイドシステムが作製でき、安全に配慮して迅速に治療が可能となり、術後の腫れの心配もほとんどありません。当院では特に安全性、早期の機能回復、痛みのコントロールなどに注意し、できる限り治療後の生活に支障が出ないよう心がけています。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1問診
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受付の後、タッチパネル式の問診票を入力。現在の歯の状態や悩み、糖尿病などの病気の有無、現在飲んでいる薬などの質問に答えていく。その後、問診票に入力した内容をもとに、歯科医師によるカウンセリングを受ける。同院では初診の際、1時間程じっくりと時間をかけて問診を行うので、気になることがあったらこの時に質問しよう。患者の状態を確認し、適応と判断した場合のみインプラント治療を提案しているという。
- 2口の中の状態を診断
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インプラント治療が決まったら、口腔内スキャナー、歯科用CT、口腔内写真の撮影をする。歯周病の検査も行い、リスクが高い人は歯周病治療も同時に始めるそう。また、同院では噛み合わせの審査も行い、歯が悪くなった原因に関係していれば、治療と併せて噛み合わせの調整も検討する。噛み合わせの調整を行う場合は、顎と噛み合わせの位置を専用の機器で計測し、歯型の採取を行う。
- 3治療計画の説明
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歯科用CTや口腔内スキャナーなどから得た口腔内の情報をコンピューターガイドシステムに集約。そこから作成した治療シミュレーションがおよそ1週間後にできあがるので、そのタイミングで再度受診する。インプラントを埋入する位置、深さ、幅、かぶせ物の形、サイズなど、モニターで確認しながら説明してもらう。シミュレーション画像も見せてもらえるので、治療後の歯の様子もイメージしやすい。
- 4インプラントの埋入
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骨を傷つけないよう慎重に抜歯を行った後、データをもとに埋入位置を決めたガイドと呼ばれるテンプレート状の装置を使って、インプラントを埋入していく。ガイドに沿って行われるため埋入自体にかかる時間は短く、少ない本数であれば手術は1時間ほどで終了する。同院ではインプラントと骨の結合具合を特殊な装置を使い周波数を計測、インプラントの安定性を評価する。
- 5定期的なメンテナンスを受ける
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同院では、インプラント挿入後しばらくは月に1回程度、その後は3ヵ月に1回のペースで通院によるメンテナンスを推奨している。インプラント周囲炎に注意する必要があり、同院では歯周病を専門とする歯科衛生士が常駐している。プロによる指導で、インプラント周囲炎にならないよう、患者一人ひとりのプラークコントロールの定着をめざしているそうだ。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/40万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。