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清野 麻衣子 院長の独自取材記事

8211 DENTAL CLINIC

(東大和市/東大和市駅)

最終更新日:2021/10/12

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「本当に患者のためになるのか」。勤務医時代、そう自問自答したことが何度もあったと、「8211(ハニイイ) DENTAL CLINIC」の清野麻衣子院長は話す。短時間で多くの患者を診て、耐久性や見た目に優れた自費診療を提案することが間違っているわけではない。しかし、そうした治療を望まない患者が少なからず存在し、困惑や迷いを抱えながら勧められるままに治療を受けているのもまた事実だと感じたそう。「どんなに良い材料を使って治療しても、それだけでは喜んでもらえない。必要性がないものを押しつけられる違和感を、患者さんに感じてほしくないんです」と清野先生。めざすのは、「純粋に患者に喜んでもらえる治療」。そんな清野先生に、歯科治療への思いをたっぷり聞いた。

(取材日2021年8月27日)

患者目線で、親しみやすい歯科医院づくりに腐心

8月で開院から1年を迎えられました。地域になじんできた手応えはありますか。

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おかげさまで、お子さんからご年配の方まで、幅広い年齢層の方が受診してくださるようになりました。誰でも気軽に、どんな些細なことでも相談できる歯科医院をめざして開業したので、とてもうれしく思っています。8月21日、22日に開催した、開院1周年記念のイベントも盛況でした。当日は、石膏や模型を使った本格的な歯科体験をお子さんにしてもらったり、セルフホワイトニングの体験をしていただいたりしたほか、当院がお勧めする歯科用品の紹介も行いました。通りすがりで初めて当院の存在を知り、後日治療の相談に来てくださる方もいらっしゃいました。開かれた当院での雰囲気をたくさんの方に知っていただき、歯科治療の入り口を提供することができたかなと思っています。

カフェのようで、歯科医院らしくない造りも受診のハードルを下げている気がします。

入り口の奥に受付が見える一般的な歯科医院のスタイルは、受診するときにどうしても緊張しますよね。そこで、入り口からはヴィンテージ調のベンチとテーブルが並ぶ待合スペースだけが見えるようにし、診察室への扉と並んで受付への扉を設けました。受付の扉はいつでも開いていて、ふらっと立ち寄ってくださった方のご相談にも丁寧にお答えしています。隣のカフェにもつながっているので、カフェに来たついでにでものぞいてもらえるといいですね。

待合室のポスターでもさまざまな情報を発信されていらっしゃいますね。

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イラストやデザインが得意なスタッフが中心になって進んで取り組んでくれています。私から内容について指示をすることはないのですが、患者さんのためになる情報や、知っておいてほしいことなどをわかりやすくまとめてくれているので、ポスターをきっかけにご相談をいただくことも少なくありません。長年歯科医師をやってきた直感を信じて採用したスタッフたちで、「患者さんに喜んでもらいたい」という私の思いをくんで自主的に動いてくれるのでとても助かっています。保育士の資格を持つスタッフもいるので、お子さんのケアや治療はもちろん、小さなお子さんがいてなかなか自分の治療に時間が割けないお父さん、お母さんのお役にも立てると思います。

患者が望む治療を、真に患者のためになる方法で実現を

お話を伺っていると、「患者さんのために」という思いや姿勢を強く感じます。

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長く勤務医をしている中で、患者さんの気持ちを置き去りにしたまま自費診療をプッシュしたり、とにかく数をこなすことに注力して一人ひとりと向き合う時間をおろそかにしたりと、売上のほうに軸足を置いた治療の在り方も多く見てきました。そうした治療は、結果的に患者さんの不信感、不安感を増大させ、歯科治療を敬遠する原因になりかねません。1つだけどうしても欲しい商品があって買い物へ行ったら、まったく望んでいない別の商品もセットで買うよう勧められて、断り切れずに買ってしまった…という経験が私もあるのですが、それに似ていますよね。今は材料が進化していますから、患者さんが望めば保険の範囲でも十分に良い治療をすることが可能だと考えています。患者さんが喜んでくれる「普通の治療」ができる歯科医院で在りたいと思っています。

確かに、希望をきちんとくみ取ってもらえると、安心して通院しやすいですよね。

大切なのは、患者さんが望んでいる治療を、患者さんのためになる方法で実現すること。患者さん自身が「お金はかかってもいいから、できるだけ良い材料で審美性を高めたい」というなら、もちろん自費診療にも対応します。でも、患者さんが望んでいなければ、無理に勧めることは絶対にありません。「きちんと噛めるようになりたい」「違和感をなくしたい」という患者さんには、むしろ「ここまで保険でできますよ」とご説明しています。そうやって患者さんが納得できる治療を積み重ねることで、高額な治療を勧められるのではないか、話を聞いてもらえないのではないか、といった歯科医院へのネガティブなイメージを取り除き、些細なことでも相談できる関係性を築いていけたらうれしいですね。

先生ご自身の経験から、口腔内の小さな変化を早期発見することにも心を砕いていると伺いました。

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はい。昔、とても忙しい時期に、口腔内に気になる不調がありながら治療を先延ばしにしてしまったことがあるんです。結果、外科手術が必要になり、心身ともに大きなダメージを受けました。まだ病気になる前の未病、違和感、ちょっとした不調の段階で適切な処置をしていれば負担を軽減することができたと身をもって感じています。この経験から、患者さんの口腔内に潜む病気の芽を早く見つけてあげたいと思うようになりました。白斑や小さなしこりなど、口腔粘膜疾患と呼ばれるものの中には、がん以外にも前がん段階の病変で悪性につながるものが含まれている場合がありますが、痛みも違和感もほとんどないことが多く、自分で気づくのはとても困難です。当院では、どんな治療でも必ず粘膜までしっかりチェックして、必要に応じて大きな病院の受診を勧めたり、月に1度当院で診察をしている口腔外科専門の教授につないだりするようにしています。

漢方薬や赤外線治療器も取り入れ、つらさの緩和を図る

漢方薬も取り入れているそうですね。

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口の中がなんとなくおかしいとか、痛みがあるなどの症状で歯科医院を受診し、「なんでもありませんよ」と言われたことがある人は多いと思います。精神的なものや疲労が原因の場合、歯科医師の目からすると確かに「疾患は何もない」のですが、患者さん自身のつらさは解消されません。様子を見てくださいと言われて帰宅したものの不安が消えず、ストレスを抱えてしまうこともあるでしょう。慢性的な症状や不定愁訴などについては、視診やレントゲン写真などから見て、明らかに原因だと思われる所見が認められない場合には、患者さんが納得するまでじっくりお話を聞いて、とことん治療方針をディスカッションしています。口内炎や口腔乾燥などにはケースに応じて漢方薬をお出しすることもあります。

ほかに、力を入れている診療はありますか。

視診やレントゲン写真などでは異常や疾患が認められないにもかかわらず、舌や顎、顔面などにしびれがあったり、口が開けづらかったりする場合に、遠赤外線治療器によるケアも取り入れています。遠赤外線治療器は、温めることで交感神経の緊張状態の緩和を図り、神経をほぐしていくもの。心地良い程度の温かさで、つらい症状を和らげることに役立ちます。また、予防ケアも注力していることの一つです。口腔内を良い状態に保つには、1ヵ月に1度を目安にプロのクリーニングを受けて歯垢を落とし、家庭でのケアと歯科医院でのケアを両立することが重要。歯の治療に行くところから、治療をしないようにするために行くところへと、歯科医院に対する意識を変えていただけるといいですね。

最後に、今後の展望と、患者さんへのメッセージをお願いいたします。

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地域の患者さんの希望に応えて、本当に患者さんのためになる治療を追求し、スタッフとともに実践し続けていきたいです。併せて、患者さん一人ひとりを丁寧に診て、未病のうちに疾患の芽を摘むことにも注力していきたいですね。いずれは、口腔内のことで困っている人、悩んでいる人のために真摯に力を尽くすスーパーボランティアのような存在になれたらと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/33万円~、審美歯科/ジルコニア6万6000円~、ホームホワイトニング/1万6500円~、オフィスホワイトニング/3万3000円~

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