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小林 大起 院長の独自取材記事

こばやし内科呼吸器クリニック

(東大阪市/瓢箪山駅)

最終更新日:2020/09/07

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近鉄奈良線瓢箪山駅を降りて昔ながらの商店街を通り抜け、徒歩約10分のマンション1階で2020年9月に開業した「こばやし内科呼吸器クリニック」。この場所は以前、アレルギー科・呼吸器科の診療を長年にわたり行ってきた山崎クリニックがあった場所。前院長から指導をしてもらったこともある小林大起院長が、想いを引き継ぐような形で同じ場所にクリニックを今回開業することになった。「お世話になった先生から地域医療を引き継ぐことができれば」と穏やかな口調で語る小林院長に、呼吸器診療への思いや患者との接し方、今後の目標などさまざまな話を聞いた。
(取材日2020年8月21日)

呼吸器内科のスペシャリストとして患者と向き合う

医師を志した理由とこれまでのご経歴についてお聞かせください。

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最初に医師をめざそうと思ったのは高校2年生の時でした。自分で勉強したことを生かして病気で悩んでいる方のお手伝いをしたいという思いで医学部進学を希望したのですが、すでに高校2年も終わりの頃でしたので、そこから医学部をめざすのが難しかったんです。そこで、医療機器や検査機器を開発する仕事にも興味があったため、工学部に進学することにしました。でも自分の中では医学部への思いが強く、大学入学後もどうしても頭から離れませんでした。それで結局、退学してもう一度勉強し、医学部に入り直すことに決めました。かなり遠回りしましたし、当時は不安もありましたが、自分の選んだ道を家族も応援してくれたので心強かったですね。大阪市立大学医学部に進み、卒業後は石切生喜病院、大阪市立大学医学部附属病院、大阪市立総合医療センター、市立柏原病院の呼吸器内科で臨床経験を積んできました。

一貫して呼吸器内科に携わってこられたのですね。

大学6年次に病院での研修があり、その時に指導していただいたのが呼吸器内科の先生でした。親切でとても教えるのが上手で、人間的にも素晴らしい先生だったので、その先生に憧れて呼吸器内科の道へと自然に進んでいました。内科の医師は聴診器を使うことが多いですが、聴診から得る情報が特に重要なのが呼吸器内科なんです。胸の音を聞いてお話を聞いて診断するという、医師として当たり前のことをまさに専門としているのが呼吸器内科。その憧れもありました。例えば、循環器内科ならカテーテルを使った検査がありますし、消化器内科なら内視鏡検査があります。呼吸器内科にももちろん機器を使った検査はあるのですが、診断する上で聴診や問診が占めるウエイトがとても大きいんです。その分、医師自身の経験や知識が求められる分野でもあります。

特に得意とされる分野はありますか?

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肺炎などの感染症、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や間質性肺炎といった慢性呼吸器疾患、肺がんをはじめとする腫瘍など、呼吸器疾患というのは内科の中でも特に多岐にわたります。中でも私の専門を一つ挙げるとしたら、アレルギー分野ですね。大学院ではアレルギー疾患、特に喘息を研究テーマとしていましたので、当クリニックの診療科目としても内科、呼吸器内科に加えて、アレルギー科も掲げています。また、呼吸器以外の内科疾患もしっかり診ていきたいという思いがあります。市立柏原病院で勤務した5年間は、呼吸器を中心としながらも、循環器や消化器の疾患、糖尿病などさまざまな患者さんと接する機会があり、診療の幅を広げることができました。その経験を生かし、今後も内科の医師として呼吸器以外の分野でも成長していきたいと考えています。

慣れ親しんだ自分の町で地域医療に貢献

この場所で開業することになった経緯を教えてください。

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大学卒業後、石切生喜病院への入職をきっかけに枚岡エリアで暮らし始めました。そこで若手の頃から医師として育てていただいた町、そして自分自身が長年暮らしてきたこの町で医療貢献ができればと、いつか枚岡エリアで開業したいと考えるようになりました。そんな中、研修医時代からご指導いただいた呼吸器内科の先生がご自身のクリニックを閉院されたとお聞きし、縁あってその跡地を引き継がせていただくことになりました。実は数年前から、クリニックを継承しないかというお話を何度かいただいていたのですが、当時はまだ自分で開業するには時期尚早だという思いがあり、お引き受けしなかったんです。今回は、自分自身もそろそろ開業について考えていきたいと思っていた矢先だったので、お世話になった先生のクリニック跡地で近隣の地域医療を引き継ぐことができればと、開業を決心しました。

以前のクリニックの頃からのスタッフもいらっしゃるそうですね。

看護師と受付担当、2人のスタッフが引き続き当院でも勤務してくれることになりました。同じ建物の住民の方やクリニックの前を通りがかった方が、2人がいると、顔を見て声をかけてくださるんですよ。またこの場所にクリニックができるんですよ、とそこから会話が生まれるので、近隣住民の方には少しずつ認知してもらっています。2人とも、この方は以前にこんな疾患で通院されていた方、などよく覚えているので、以前の患者さんにも通っていただきやすい環境かと思っています。ただ、以前のクリニックを継承したわけではなく、一度閉院して完全に途切れていますので、再開すればすぐに皆さんが戻って来るというわけではないですし、地道に診療していけたらと思っています。

今後どのようなクリニックをめざしていきますか?

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勤務医として仕事をした頃は、退院した患者さんのその後の経過まで診ることはできなかったですし、退院後の自宅療養をフォローしてくださるクリニックがなかなか見つからないケースもありました。今後はそういった方が在宅で療養を続けていくお手伝いをできればと考えています。がん治療をされている患者さんの緩和ケアにも力を入れていきたいですね。以前に勤務していた石切生喜病院には先輩や後輩がたくさんいますし、近くにある若草第一病院とも連携を取る準備を進めています。近隣の基幹病院の先生方とうまく連携し、橋渡しできるような役割を担っていきたいです。そもそも呼吸器内科の医師は全国的にも少なく、患者数は多いのに専門とする医師は多くはないという状態なんです。ですから、この場所でずっと培われてきた呼吸器診療を、しっかり引き継いでいきたいと考えています。

相談しやすいクリニックをめざして

診療する上で心がけていることはありますか?

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患者さんに丁寧にお話しすることを常に心がけています。開業するにあたって、そのスタンスはこれまで以上に大切にしていきたいですね。おそらくどの病院でも先生方は丁寧に説明されていると思うんですが、やっぱり内容が難しいので患者さんが十分に理解できていないことも多くあるようです。ですから、できる限りわかりやすくお話しするよう意識していきたいと思います。

お忙しい毎日ですが、最近、休日はどのように過ごしていらっしゃいますか?

子どもが4人いるので、休日の予定を立てる時は子ども中心になりますね。キャンプが趣味で、家族みんなでキャンプ場に出かけることもよくあります。でも最近は子どもたちも大きくなってきて、部活などそれぞれの予定もあるので、気づけば私一人がぽつんと家に残っていることも(笑)。そんな時は一人で近くのキャンプ場に行って、ごはんを作ったり山や川を眺めたりして、のんびりと過ごしています。近所のスポーツジムで軽く運動して汗を流すこともありますね。開業してから、食事や運動など生活習慣について患者さんにお話しする機会も増えると思いますので、自分も健康には気をつけないといけないなと思っています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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素朴な疑問でも聞きやすい、通いやすいクリニックでありたいと思っています。病気があるから初めて来るのではなくて、そもそも病気なのかどうかわからない、病院に行ったほうが良いのかわからない、そんな時はとりあえず聞きに来てください。ただの風邪にしては咳が長引いているなと思って受診したら、実は結核や肺がんだったというケースもまれにあります。深く考えないくらいの軽い症状でも、初期段階で拾い上げられるようなクリニックでありたいと思っていますので、何でも気軽にご相談ください。

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