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足がむくむ、ぼこぼこする
下肢静脈瘤の日帰りレーザー治療

相模原町田血管外科クリニック

(相模原市南区/相模大野駅)

最終更新日:2020/09/09

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ふくらはぎや太ももの血管がボコボコと浮き出てしまう、下肢静脈瘤。強い痛みなどはあまりないため、気にしていても、放っておいてしまう人も少なくないのではないだろうか。「実際、血管の色が沈着したり、潰瘍などの傷になってから慌てて来院される患者さんが多いですね」と語るのは、「相模原町田血管外科クリニック」の大久保博世院長。2011年に下肢静脈瘤の治療法として保険適用となった、レーザーによる血管内焼灼術を数多く手がけてきた大久保院長に、下肢静脈瘤とはどのような病気なのか、また、下肢静脈瘤の検査と日帰りで受けられる低浸襲な治療法について教えてもらった。(取材日2020年8月29日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q下肢静脈瘤とは、どのような病気ですか?
A

まず、静脈とは体の末端から心臓に血液を送り返す働きをする血管です。そして足の静脈には、重力に逆らって血液を戻すために、逆流を防ぐ弁がついています。その静脈の逆流防止弁が壊れてしまって、皮膚の表面近くにある静脈の圧が上がり、瘤状にボコボコとしてくる病気が、下肢静脈瘤です。飲食業など、長時間の立ち仕事をされる方に見られやすく、また、女性は妊娠・出産が契機になる場合もあります。そのため、日本人の10人に1人がかかるともいわれる、意外に身近な病気となっています。症状は、足のむくみや気だるさなど、慢性的なもので、患者さんが比較的自覚しにくいもの。症状が進むと、色素沈着や潰瘍を引き起こします。

Q治療法にはどんなものがありますか? 選択肢を教えてください。
A

治療法には主に3種類あります。昔から行われてきたのは、弁の壊れている部分の血管を引き抜く「ストリッピング手術」ですが、全身麻酔を使うため入院が必要でした。今は日帰りで行えますが、傷口が広く、痛みや出血のリスクがあります。それに代わるように普及しているのが「血管内焼灼術」です。2ミリ弱の点滴の針くらいの小さな穴から血管内に極細のファイバーを通し、照射されたレーザーの熱によって静脈を変性させて内側から塞ぐ治療法で、治療中・後の痛みはほぼなく、体力的負担が少なく済みます。2011年から保険適用されている治療法で、局所麻酔のため日帰りで行えます。そのほか、医療用接着剤で血管を塞ぐ方法があります。

Q治療経験の豊富な医師にかかるメリットは何でしょう?
A

下肢静脈瘤のさまざまな治療法について精通し、患者さんの状況や要望に応じていずれでも対応ができる医師であれば、患者さんとしては安心できるのではないでしょうか。それぞれの治療法のメリット・デメリットがわかり、また、起こり得る状況についてわかっていれば、その患者さんに適した治療を提供できると思います。例えば、レーザーによる「血管内焼灼術」を行うにしても、歴史的にそれ以前に行われてきた「ストリッピング手術」の仕組みを理解されていれば、信頼が置けるように思います。もちろん、レーザー治療自体の一定の修練も重要です。習熟していれば、手早く段取り良く進められ、手術時間も短くて済むでしょう。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診と超音波検査

足のむくみやだるさなど、症状を問診。いつ頃からどのような感じがあるのかや、家族歴などを伝えていく。その後、超音波検査により血管の状態や血液の流れ、逆流の有無などをリアルタイム画像で確認。

2今後の診療について相談

超音波検査の結果を踏まえ、可能な対処法とメリット・デメリットの説明を受けて、診療方針を相談。色素沈着や潰瘍がある場合は速やかに手術を検討することもあるが、ケースによっては弾性ストッキングを着用し、様子を見ることも。リンパ浮腫などでも下肢静脈瘤と同様の症状があり得るため、見極めることが大事だという。

3レーザー治療による血管内焼灼術

予約した日時に来院して、手術に臨む。手術台に横になり、超音波で血管の位置や状態を確かめながら行う。手術自体は片足15~20分程度で、両足を一度に行うことも可能。抗生剤を点滴で投与するが、あくまで万全を期すためのもの。麻酔は注射による局所麻酔なので、手術中も医師と会話ができ、リラックスして受けられるだろう。

4治療直後の休憩

手術後は弾性包帯と弾性ストッキングを着用。ゆったりしたリカバリーチェアで20分ほど休憩を経て、医師から治療結果の説明を受けたら、会計を済ませ、そのまま歩いて帰ることができる。ただし、万一を考えて、当日は自動車の運転は控え、公共交通機関か家族などの運転による移動が望ましい。大きな切開を行わないため、術後に痛みが生じることはあまりないが、鎮痛剤と抗生剤が処方されるので必要に応じて用いる。

5手術日以降の来院、検査

経過観察のため、まず手術後72時間以内に超音波で、血栓が深部静脈に達していないかを確認する必要がある。そのため、手術から3日以内の予約日に再診。特に問題がなければ、1ヵ月後と、さらに3ヵ月後にも同様に再診を行って、終了。色素沈着など、重症化してからの手術の場合は、血栓性静脈炎などになる可能性もあるため、それ以後も経過観察していく場合も。

ドクターからのメッセージ

大久保 博世院長

下肢静脈瘤は、弾性ストッキングで対処することもありますが、伏在静脈瘤においては、根本的な治療ではありません。ですからいつかは、逆流防止弁が壊れてしまっている静脈を取り除くか、静脈を塞ぐかしたほうがいいと考えています。当初はむくみや重だるさなど、日々の疲れの延長くらいにしか思えない症状かもしれませんが、慢性的な経過をたどって、外見で明らかなくらいになってしまうと、治療にも時間がかかってしまいます。静脈瘤はあるけど、症状ないからいいやではなく、ぜひ早めにご相談ください。

Dr

自由診療費用の目安

自由診療とは

弾性ストッキング/3200円(メーカーによって費用は異なります。あくまで目安ですので詳しくは医院までお問い合わせください。)

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