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生活に影響を与える脊椎の病気
必要なときには、怖がらずに手術を

山下公園スパインクリニック

(横浜市中区/元町・中華街駅)

最終更新日:2021/10/12

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  • 保険診療

体を支えるという役割に加え、神経の通り道にもなっているのが脊椎。そして、脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアなど脊椎の病気による腰や首などの痛みや、指や腕、足のしびれなどの症状に悩んでいる人も少なくないだろう。「これらの病気に対する薬物療法やリハビリテーションによるアプローチには、限界があるのも事実です」と話すのが、「山下公園スパインクリニック」の葛西直亮院長だ。加えて、それらの病気を長期間放置しておくと、手術をしても症状の改善につながらないこともあるというから注意が必要だ。そこで、体の重要な部分であり、日常生活にも大きな影響を与える脊椎の病気について、その治療に対する豊富な経験と知識を持つ葛西院長に、疑問点や治療方法などについて話を聞いた。

(取材日2020年9月18日)

病気が進行してからだと症状が残ることもある脊椎の病気の手術。適切なタイミングで受けることが大切

Q脊椎の病気には、どのようなものがありますか?
A
1

▲脊椎の病気は日常生活にも悪影響を与えるため、適切な治療が必要

代表的なものに頸部と腰部の脊柱管狭窄症、同様に頸椎と腰椎の椎間板ヘルニア、高齢者に多い脊椎圧迫骨折があり、ほかに腰椎の変性すべり症や分離すべり症、変形側彎症などがあります。脊柱管狭窄症は、加齢などに伴う脊椎の変形により脊柱管が狭くなり、その中に通っている脊髄の神経が圧迫される病気です。椎間板ヘルニアは、背骨の骨と骨の間でクッションの役割を果たしている椎間板の一部が変性してはみ出し、神経を圧迫します。脊椎圧迫骨折は、骨粗しょう症により脆くなった背骨がちょっとした圧力でも押しつぶされて、骨折を起こします。脊椎の病気は、日常生活や社会生活に悪影響を与えますので、適切な治療を受けることが大切です。

Qどのような症状が出ますか?
A
20201010 2

▲放置してしまうと、まひが進行することがあるという

頸椎椎間板ヘルニアでは、首や肩の痛みやしびれ、握力の低下、腕の感覚鈍麻、手が思うように動かなくなる、足がもつれる、歩行が困難になるといった症状が見られるようになります。腰椎椎間板ヘルニアでは、腰痛や足の痛み、しびれ、運動まひなどの症状があります。頸部の脊柱管狭窄症は、痛みはそれほど強くありませんが、手足のしびれや箸が持てない、服のボタンを掛けられないなどが、腰部脊柱管狭窄症では、腰や下腿部の痛みやしびれ、排尿障害に加え、少し歩くと足がしびれたり、痛みが出たりして歩けなくなり、少し休むとまた歩けるようになる間欠性跛行が特徴的な症状です。放置しておくとまひが進行することがあるので、注意が必要です。

Q治療には、どのような方法があるのでしょうか?
A
3

▲根本的に治療するためには、手術が必要だ

保存的処置と外科的治療があります。保存的処置では、痛み止め処方や神経ブロック注射、リハビリテーションなどを行います。外科的治療では、手術をすることになります。手術には大きく分けて、神経の圧迫を取る除圧、背骨にずれがあった場合に行う固定、曲がっている背骨に行う矯正の3つの方法があり、それらを症状などによって組み合わせることもあります。椎間板ヘルニアでは、時間の経過とともに飛び出している部分が自然と吸収されることがあるので、すぐに手術はせず、投薬や神経ブロック注射で様子を見ます。一方で脊柱管狭窄症は、狭窄している部分が自然と広がることはありませんので、根本的に治療するには手術が必要です。

Q手術は、どのようなタイミングで受けるべきですか?
A
4

▲症状が進行する前に手術をしたほうが、神経にとっては良いという

はっきりと線を引くのは難しいですが、例えば、薬や神経ブロック注射などをせずとも日常生活に問題なく、たまに症状が出るという場合には、狭窄があったとしても手術は必要ありません。しかし、保存的処置で痛みやしびれの改善につながらない、休み休みでないと歩けないなどの場合は、手術が必要です。狭窄症は手術をしても治らないとか、歩けなくなってから手術しようと言われたという患者さんもいますが、ここで問題になるのが、症状が進行してからだと神経が傷ついてしまい、手術をしてもしびれが取れないなど、症状が残ってしまう人が少なからずいることです。早い段階で手を打ったほうが、神経にとっては良いということは知ってほしいです。

Qこちらで受けられる診療の特徴を教えてください。
A
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▲患者の体への負担が少なくなるよう心がけている

当院では、MRIなどの画像検査は、提携先の画像検査が専門のクリニックで、新鋭の装置による画像撮影を行うことで、精密な診断が行えます。また、手術は提携先の病院で私自身と当院の看護師のチームで行います。そして、私自身は脊椎疾患の診療に特化したクリニックに13年間勤務し、7年間は院長を務め、数多くの脊椎の手術を執刀するなど、脊椎手術に特化した整形外科の医師として経験を積み上げてきました。当院でも、その経験を生かしながら、手術ではいかに出血を少なく、時間を短縮して行えるかを重視し、患者さんの体への負担軽減を心がけています。そして、安全、確実な治療に努め患者さんの早期の退院と社会復帰をめざしています。

ドクターからのメッセージ

葛西 直亮院長

患者さんからはよく、脊椎の手術を受けたら車いすになるの? とか、手術を受けても良くならなかったという話を人から聞いたと言われます。また、脊椎の手術にすごく怖い印象を持っている人が多く、特に高齢の方は、それはご法度のような印象を刷り込まれているように感じます。しかし、そのことによって諦めてしまい、症状があるのに適切な治療を受けていない人もいます。お話ししたように、症状が進行すると症状の改善につながりにくくなることもありますし、現在では80歳以上の方でも、手術を受けている人はたくさんいます。腰や手足にしびれや痛みがある人は諦めず、まずは当院へ相談にお越しください。

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