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出口 浩也 院長の独自取材記事

でぐち歯科・こども歯科

(北九州市八幡西区/東水巻駅)

最終更新日:2022/10/14

出口浩也院長 でぐち歯科・こども歯科 main

八幡西区永犬丸にある「でぐち歯科・こども歯科」。歯周病やインプラント治療のエキスパートのもとで研鑽を積んだ出口浩也院長と、小児歯科をスタートに一般歯科や訪問歯科で研鑽を積んだ出口かさね副院長が、9人のスタッフとともに幅広く診療にあたっている。2020年に開院し、次第に紹介などで遠方からも患者が訪れるようになった同院。0歳から99歳まで来院するという。休憩時間に患者からかかってきた問い合わせの電話にも丁寧に回答する、出口院長に、今後の展望や診療方針などについて語ってもらった。

(取材日2022年9月22日)

自分の歯を守っていく土台の治療を大切に

最初に、歯科医師をめざしたきっかけから教えてください。

出口浩也院長 でぐち歯科・こども歯科1

父は病院で勤務する医師でした。勤務医で転勤も多く、私も幼少期はいろいろなところに住みました。父が勤めていた病院に行ったことも覚えていて、自然と医療に携わりたいという思いを抱くようになりました。中でも歯科医院は、小学生の時に治療で通っていて、身近な存在でした。その歯科医院はとても忙しかったのですが、歯科医師の声かけや受付スタッフの対応が良くて、通うのが苦ではありませんでした。そんな思い出もあり、患者さんとの距離が近い歯科医師の仕事に魅力を感じ、歯学部を志望しました。

九州大学歯学部を卒業後、大学病院で研修されたんですね。

はい。私が選んだコースは、大学病院で半年、一般の歯科医院で半年研修するというカリキュラムでした。大学に残って研究することは考えていなくて、将来的には開業して患者さんに近いところで仕事をしたい、自分の歯科医院で社会貢献をできたらという希望がありました。ですから、いち早く開業医の先生のもとで経験を積みたいと考えたのです。研修を終えて、熊本市内の歯科医院に就職しました。当時の副院長が大学の先輩で、院長も九州大学の出身だったんです。院長は、歯周病とインプラント治療のエキスパートで、私も非常に興味を持っていた分野だったというのも大きく、そちらの歯科医院で研鑽を積みました。

歯周病とインプラント治療に興味を持った理由はなんですか?

出口浩也院長 でぐち歯科・こども歯科2

自分の歯を守っていくにはむし歯治療ももちろん大事ですが、歯茎や歯を支える骨といった、土台となる部分をしっかりと治した上で、上にかぶせる物を作ることが大事なのではという考えがずっとありました。ですから歯周病治療をしっかり学んでから、いろんなことをできるようになりたいと思いました。そして、残念ながら歯を失ってしまった時の治療法として、高度な専門性が必要となるインプラント治療もできるようにしておきたかったからです。歯科医師として初歩的なところからスタートし、親知らずの抜歯や、歯周病の歯茎の手術ができるようになり、それからインプラント治療のアシスタントについて、最終的には自分でインプラント治療をして経過を見ていくところまで担当するようになりました。その熊本市内の歯科医院には6年間勤務し、副院長も務めました。ここに勤務できたことを誇りに思っています。

定期的なメンテナンスで早期発見・早期治療

ここで開業された経緯と、来られる患者さんの層について教えてください。

出口浩也院長 でぐち歯科・こども歯科3

副院長である妻の実家がこの近くにあるんです。八幡西区内で開業の場所を探していたところ、縁がありました。近隣には小学校がいくつかあり、若いファミリーが多く住んでおられます。来られる患者さんもその世代が多いでしょうか。昔からの住宅街もあり、高齢の方も来院されます。0歳から99歳まで患者さんはいらっしゃいますよ。地域でいえば、開院当初は近隣の方がほとんどでしたが、今は少し離れた所から来られる方も増えています。水巻町、遠賀町などの遠賀郡や中間市の方から、また、同じ北九州市内の門司や小倉からもお見えになります。副院長は小児歯科で研修を受け、その後一般歯科や訪問歯科を専門とするクリニックに勤めました。私は先に言ったように、一般歯科の他、歯周病やインプラント治療の分野で研鑽を積みましたので、幅広く診療しています。

中でも、予防歯科に力入れているとお聞きしました。

症状があるところの治療は大前提として、当院では、初診でいらした方は、エックス線や口腔内写真を撮り、お口全体の状態を把握します。そして、今症状が出ていなくても、歯科医師から見て今後悪くなることが予測できるところについても、患者さんに説明をします。同意が得られたら、そこに対しても治療を行っていきます。治療後は、いい状態を維持できるよう、定期的にメンテナンスに通っていただき、不具合が起きた時にも早期発見、早期治療をできるようにというのが診療方針です。患者さんに何事もなく過ごしていただくのが一番だと思っていますし、治療がなければそれに越したことはありません。開業から2年半がたち、当院の方針が浸透してきたのか、メンテナンスで通って来られる方は増えてきています。

予防にはスタッフの力が欠かせませんね。

出口浩也院長 でぐち歯科・こども歯科4

スタッフは現在9人で、当院で働いてくれていることに感謝をしています。子育て中のスタッフが多くいて、親御さんの気持ちに共感しながら、患者さんに接しています。スタッフが多くなると、ずれが生じることもあるので、日々のスタッフミーティングで当院の方向性を確認したり、新しい技術や材料について学んだりしています。ミーティングでは私が気づいたことを指摘することもありますし、スタッフから意見が上がることもあります。個人個人の思いも大切にしながら、みんなが同じ方向に進んでいけるよう心がけています。気持ち良く働ける職場づくりが、患者さんの満足度を高めることにつながると考えています。

子どもから高齢者まで生涯付き合える歯科医院をめざす

診療において心がけていることはどんなことでしょう。

出口浩也院長 でぐち歯科・こども歯科5

まずは患者さんが何に困っているか把握することです。治療に関しては、患者さんを自分の家族だと思って、丁寧で痛みに配慮した処置を心がけています。恐怖心が強い方には、笑気吸入下での治療も可能ですのでご相談ください。当院にはさまざまな年齢層の方が来院されますが、ご高齢の方は今後体調が悪くなって通えなくなるかもしれません。そのときはご希望に応じて訪問診療で対応します。また、お子さんなら、乳歯のむし歯が多い子は大人の歯に生え変わるタイミングを大事にしながら大人の歯でむし歯がなく生活できるよう、ブラッシング指導やメンテナンスを行っていきます。変わっていくライフステージに合わせながら、生涯付き合っていただける歯科医院というのがめざすところです。

院名に「こども歯科」とありますが、お子さんの診療についてお聞かせください。

私たちも2児の子育て中なんです。お子さんも、大人と同じ一人の人間として、気持ちや発言を尊重することを大切にしています。お子さんの意思を確認した上で、親御さんにも話を伺い、治療方針を決めていきます。「うちの子は歯科医院に通うことを楽しみにしている」という声をときどきいただいていまして、すごく励みになっています。しっかり診療して、その後良い人生を送れる手助けができたらと思っています。主訴としては、むし歯や歯茎の症状、歯並びのご相談が多いですね。あとは、ぶつけたり転んだりして負った外傷に関する問い合わせが結構あります。当院には、そういった急を要するお子さんが来る可能性があります。そのため、予約が入っていても、すぐに手当てが必要な患者さんを優先する場合もありますので、ご了承いただければと思います。

地域の方への講演や小学校の学校歯科医もされているとお聞きしました。地域貢献も大切にしているんですね。

講演については、当院にいらしていた患者さんから依頼されたんです。副院長が地域のお母さん向けに、歯の健康について講演をしました。小学校の学校歯科医は私が務めています。そういったお問い合わせをいただくことは大変ありがたいことだと思っていますし、私たちの活動により、ご自分やご家族の歯に興味を持っていただけたら、うれしいことです。

最後に、今後の展望と読者へメッセージをお願いします。

出口浩也院長 でぐち歯科・こども歯科6

日々の診療を大事にしていき、歯科治療を通じて社会貢献していきたいという思いに変わりはありません。また、一緒に働いてくれているスタッフにも日々感謝しながら、一人でも多くの患者さんにここに来て良かったと思ってもらえるよう、スタッフ一同頑張っていきます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/35万2000円~

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