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細菌を除去して症状の改善をめざす
歯周病の治療と予防

昭島デンタルクリニック

(昭島市/昭島駅)

最終更新日:2020/10/05

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  • 保険診療

歯周病という病名は一般的になったが、具体的な症状、例えば「一時的な歯茎の腫れなども歯周病に含まれる」といったことまでは知られていないのが残念という「昭島デンタルクリニック」の森戸亮行院長。「歯周病は歯周組織に細菌が感染して起こる病気で、歯茎が炎症を起こした歯肉炎から、より深刻な症状となる歯周炎へと進みます。このため多くの方が歯周病と思わない歯肉炎の段階で病気だと認識していただき、食い止めることが重要なのです」と語る。そのためには歯間ブラシも用いた適切な歯磨きが重要とアドバイスする森戸院長は、大学病院で長年歯周病治療に取り組んできた。その経験をもとに歯周病の原因とその治療・予防まで、わかりやすく紹介してもらった。(取材日2020年7月10日)

歯間のプラーク(歯垢)を効率的に除去する方法など、こつをつかんで毎日の歯磨きをより効果的に

Q歯周病とはどのような病気なのでしょうか?
A
1

▲歯周病について研鑽を積んだ医師が在籍している

歯に細菌が付着してプラーク(細菌の塊)を形成して、その歯周囲の歯肉に起こる炎症のことです。この病気は症状がほとんどなく、体調が悪い時やストレスを抱えている時に歯肉の腫れ、痛みや出血を自覚することもあります。昔は放置するとドンドン悪くなる、と言われてましたが、実を言うと、重度となる患者さんは少人数でほとんどの人が重度の歯周炎になることはありません。重度になりやすい条件の一つは「プラークが歯に長期間付着し続けていること」です。これを防ぐことが重症化しないため、また歯周病にならないための唯一の方法となります。

Qなぜ歯周病になるのでしょう? 年齢と関係がありますか?
A
2

▲歯周病の原因について話す森戸院長

細菌の塊であるプラークが歯の表面に付着するから。加齢とともに歯肉が下がり、年齢とともに歯周病が悪化するのは当然であると考える患者さんも多いです。前述のようにプラークの付着期間が長いと重症化する可能性が高くなります。例えば10歳の子が1歳から9年間歯ブラシをあまり行わなかった場合、歯周炎になる可能性もあります。逆に50歳の方がその後9年間しっかりコントロールできれば、60歳で重症化するリスクは極めて低い、ということです。歯周病である、と気づくタイミングが早ければ、早いほどリスクは低くなります。当然のことながら、免疫力が低下する状態であると歯周病になるリスクは高くなります。

Q歯周病はどのように治療・予防するのでしょうか?
A
3

▲自分の歯並びに合った磨き方を教えてくれる

原因となるプラークを炎症を起こさない程度に除去し、以降の付着を防ぐことが歯周病の治療・予防の基本です。当院を受診された患者さんに伺うと、どなたも「歯は磨いている」とお答えになりますが、歯間部にプラークが付着し、歯周病を有している方がほとんど。このため歯周病を治すには、歯周病について理解し、ご自分の歯並びに合った磨き方を身につけることが大事です。特に当院では炎症が残存しやすい歯間部のために歯間ブラシを重視し、挿入角度、当て方、ストロークの回数、などきめ細かに指導しています。歯ブラシ、歯間ブラシができるようになった後にわれわれが治療を行います。

Q歯周病は全身の健康とも関係していると聞きました。
A
4

▲患者にわかりやすく伝えることを心がける

ええ、歯周病を起こす細菌が肺に入ると誤嚥性肺炎を起こすことがありますし、糖尿病をはじめとした生活習慣病が進行して免疫力が落ちれば、細菌の活動が活発になって歯周病の進行が早まることも。このほか心臓病や脳血管の病気との関係も疑われていますが、こちらは明確な因果関係はわかっていません。いずれにしても歯周病は感染症の一種ですから、全身の健康に何らかの関係があることは十分に考えられます。このため体の健康に気をつけることも必要ですが、それで歯周病が治るというわけではありません。先ほど申し上げたとおり、プラークをきちんと除去しないと歯周病は進行してしまいます。

Q先生が歯周病治療を重視されるのはなぜでしょうか?
A
5

▲日々のホームケアや定期検診の大切さを語る森戸院長

私は歯科医療を通じて、地域の皆さんが楽しく食事をして、健康に幸せに暮らすためのお手伝いをしたいと考えています。一方で歯周病は重症化すればうまく噛めなくなったり、抜歯になったりして、食事の楽しさも損なってしまう病気。この病気の治療と予防に力を入れることで、多くの方に健康で幸せな暮らしを送っていただきたいと思います。ただ歯周病はほとんど自覚症状なしに進行するだけに、歯茎が炎症を起こした歯肉炎のレベルで食い止めることが重要です。この段階で患者さん自身が気づかれることはまれですから、当院では定期検診による早期発見、歯科衛生士による適切な歯磨き指導に力を入れています。

ドクターからのメッセージ

森戸 亮行院長

歯周病の治療で大きな役割を担うのは日々の適切な歯磨きです。これは患者さんの積極的な取り組みが欠かせないケアであり、当院では「もともとの健康な状態」「今の病状」「歯周病になった原因」「具体的な治療法」などを丁寧にお伝えし、十分に納得していただいて治療にご協力いただくよう努めています。そのためにはエックス線などの画像診断や手描きの図も使いながら、わかりやすい説明を心がけますから、気軽に受診していただければと思います。

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