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吉村 健 院長の独自取材記事

よしむらこどもクリニック

(枚方市/星ヶ丘駅)

最終更新日:2021/10/12

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星ヶ丘駅から徒歩6分ほどの場所にある「よしむらこどもクリニック」。エントランスには、「みんなで子どもを温かく見守る」という意味を込めた親子のカンガルーのロゴマークが掲げられている。各診察室の扉にコアラやキリンの絵を描くなど、院内はクリニックにいることを感じさせないような楽しい雰囲気。小児循環器を専門とする吉村健院長は、大学病院で20年以上にわたり研鑽を積んだ経験豊富なドクターだ。同院では専門に特化することなく、風邪やアレルギー疾患など小児疾患全般を幅広く診療。地域の中核病院とも緊密な連携を図って対応する。「地域に密着したクリニックとなることが目標です」と優しく語る吉村院長に、開業の経緯や診療内容、今後の展望など幅広く聞いた。

(取材日2020年6月27日)

子どもたちが怖がらない、楽しい雰囲気のクリニックに

5月8日に開業したばかりと伺いました。

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新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言が出されている中でのスタートとなりましたが、開業を決意したのは昨年の夏頃。当時は今のような状況になるとは思ってもみませんでしたね。感染防止対策に必要となるマスクやゴーグル、アルコール消毒液などを十分に確保すべく、早めに開業の準備を進めました。現在当院では患者さんとスタッフを感染から守るため、スタッフ全員がマスクとゴーグルを着用していますが、3~4月頃はそれらの物品をなかなか入手できなくて。通販サイトや医療材料を販売する業者など、さまざまなルートをあたって必要な物品をそろえたんです。さらに、防護服や消毒液の噴霧器、その他の物品を備える点で、地域の作業服店や金融機関にも協力していただきました。

開業にあたり、なぜこの地を選ばれたのですか?

関西医科大学附属病院に長年勤めていましたので、枚方市にはなじみがあったんです。開業にあたって他の場所も探しましたが、父から譲り受けたこの場所での開業を決めました。この地域に小児科のクリニックが少なかったことも、ここでの開業に踏み切った理由の一つ。ここで小児科を開業すれば、地域の患者さんは遠方のクリニックまで車で行ったりせずに済むと思ったのです。地域の子どもたちがスムーズに医療を受けられるようにしてあげたいという想いは強かったですね。実際開業してから、「これまでは車を使わないとクリニックに行けなかったけど、徒歩や自転車で来れるようになった」「ちょっとした風邪でも受診しやすくなった」など、患者さんから喜びの声をいただいています。

クリニックであることを感じさせない雰囲気ですね。

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クリニックに行くのを怖がるお子さんは多いもの。それで、院内は子どもたちが喜ぶような楽しい雰囲気にしたいと思いまして。各診察室の扉にコアラやキリンの絵を描くなど、子どもたちが楽しく過ごせるよう工夫しています。また、子どもたちの心が和むのではないかと思い、愛らしいロボットも導入しました。実際、「あのロボットに会いたい」と言って通ってくるお子さんもいるんです(笑)。クリニックのロゴマークをカンガルーにしたのは、親子が一緒にいるイメージから。カンガルーのお母さんは、いつもおなかの袋に子どもを入れていますよね。「みんなで子どもを温かく見守る」という意味を込めたんです。さらにロゴマークには、「星ヶ丘というこの地域に密着したい」という私の願いを込めて、星マークもつけました。

専門の小児循環器に限らず、小児疾患全般を幅広く診療

診療内容について教えていただけますか?

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私の専門は小児循環器ですが、風邪やアレルギー疾患など小児疾患全般を幅広く診療。高校生くらいまでは継続的に診ますし、風邪などであれば親御さんを診ることも可能です。また大学病院で診療にあたった経験から、夜尿症の治療も行っています。夜尿症の場合、医療機関を受診せず様子を見ている患者さんが多くいますが、たいていお悩みを抱えているもの。開業して間もないですが、「今まで様子を見ていました」という方がすでに幾人か相談に来られました。また当院は、星ヶ丘医療センターや関西医科大学附属病院、市立ひらかた病院に加え、救急診療体制を整えている大阪市内の小児専門病院とも提携。ここでの治療が難しい場合でも、そうした医療機関と連携して対応させていただきます。

循環器疾患も診ていただけるのですね。

枚方市を含む7市からなる北河内医療圏で、小児循環器を専門とする医師はそれほど多くはありません。当院では、心エコーや心電図などの機器も備え、循環器疾患の診断や治療に対応できる体制を整えています。エコーの際にモニターを通して心臓の様子を実際にご覧になっていただくことも可能です。また、24時間心電図を記録するホルター心電図も導入しているため、不整脈の診断もできますし、血液検査の結果を迅速にお伝えできるような体制も整えています。例えば、学校の心臓検診で問題を指摘された場合に遠方の大規模病院まで行くとしたら、患者さんの負担も大きいのではないでしょうか。まずは当院に来ていただければ、治療が必要な疾患かどうかを診断し、必要なら適切な医療機関をご紹介します。窓口としてお気軽にご利用ください。

予防接種や乳幼児健診についてはいかがでしょうか?

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大半の患者さんは予定どおり来院されていますが、新型コロナウイルス感染症の流行で不安を感じ、予防接種や乳幼児健診を控えている方もいらっしゃるようです。きちんと受けることはとても大切。厚生労働省のホームページでも、遅らせないよう呼びかけられています。当院では、予防接種や乳幼児健診はいつでも対応可能です。専門の外来を設けることも考えたのですが、そうすると時間帯も固定されてしまいます。都合の良い時間に来院したい方も多いのではないでしょうか。他の患者さんと一緒になることを不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、発熱などの症状がある方は待機場所や診察場所を分けています。また各診察室に給排気口を設けるなど、徹底的な感染予防対策を講じていますので、安心してご来院ください。

気軽に相談できる、地域に密着したクリニックをめざす

そもそもどうして医師をめざされたのですか?

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実は最初は獣医になりたかったんです。「具合が悪くても言葉で表現できない動物を助けたい」という気持ちから。しかし、志望する獣医大学が遠方だったことから家族に反対され、最終的には人の命を助ける医師をめざすように。小児科を選んだ理由は、獣医をめざした理由と通じるものがあります。動物も赤ちゃんも、自分の症状をうまく表現できない、か弱い存在。「子どもたちを助けてあげたい」「先天的な病気があるとしても、できるだけ長生きさせてあげたい」という想いは強いですね。

小児科の中でも、なぜ循環器を専門に?

大学時代の心臓外科や循環器内科、小児循環器の先生方がとても魅力的なお人柄で、先生たちの講義を通して心臓という臓器に興味を持つようになりました。命に関わる臓器を診ることに魅力を感じるとともに、循環器疾患を扱う科の中でも比較的医師が少ないと感じたことから、小児循環器を専門に。大変な面もありますが、子ども相手だからこそ長年続けられているのだと思います。

今後の展望をお聞かせください。

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専門に特化するというより、どんな症状でも安心して来てもらえるようなクリニックになりたいですね。例えばお子さんがケガをした場合でも、まずは当院に来ていただけるなら、外科的な処置が必要かどうかを判断できます。「何かあったら、すぐにあそこに行ける」というクリニックがあれば、皆さんも安心して生活できるのではないでしょうか。地域と密着したクリニックとなることが目標。地域の運動会や夏祭りにも積極的に参加してお子さんと仲良くなりたいと思っているんです。状況が許せば、子どもたちが楽しめる季節ごとのイベントも開催したいですね。

読者に向けたメッセージをお願いします。

病気以外のことでも、気になることがあれば気軽に相談していただきたいと思っています。例えば、赤ちゃんが母乳を飲まない、離乳食を食べないといったことや、お子さんの勉強や学校のことなど。子どもに関するお悩みなら何でもご相談ください。当院には、管理栄養士や保育士、助産師の資格を持つスタッフも在籍。ゆくゆくは、育児相談や母乳相談、栄養指導などにも対応したいと思い、開業時にさまざまな資格を持つスタッフを採用したのです。かかりつけのクリニックで何でも話せたら安心できるのではないでしょうか。お子さんや親御さんが何でも気軽に相談できるクリニックをめざしています。

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