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駒井 資弘 院長の独自取材記事

こまい腎・泌尿器科クリニック

(大阪市天王寺区/谷町六丁目駅)

最終更新日:2020/07/09

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谷町六丁目駅から歩いて約3分。スーパーの隣にある医療ビルの2階に、2020年6月に新規オープンした「こまい腎・泌尿器科クリニック」。院長を務めるのは、これまでがん治療や内視鏡手術、女性泌尿器科疾患の診療に注力してきた駒井資弘(よしひろ)先生だ。院内はウイルスや花粉などを迅速に除去するのに役立つ電気集じん式の空気清浄機を設置し、感染症対策を徹底。さらに、バリアフリー設計であることに加え、女性が受診しやすいように女性専用トイレを設けるなど、こまやかな配慮がうかがえる。「日帰り手術にも対応しているので、入院できない人の悩みも解決したい」と語る駒井院長に、開業に至った背景や診療内容、今後の展望についてたっぷりと話を聞いた。
(取材日2020年6月17日)

コンセプトは「入院せずに症状を改善すること」

はじめに、開業に至った経緯をお聞かせください。

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これまで大学病院や国立がん研究センター中央病院に勤務し、がん治療や内視鏡手術、女性泌尿器科疾患の診療に注力してきました。一方で、もともと患者さんと話すのが好きなこともあり、一人ひとりとじっくり向き合える地域医療にも興味を持っていたんです。また、病院で手術するとなると良性疾患でも基本的に入院が必要となりますが、仕事の多忙さや家族の介護などの理由から入院ができず、症状がなかなか改善しない……といった方を多く見てきました。今すぐに手術しなくてもいい状態だとしても、日々生活する上でお困りの方も少なくなかったので、そういった方々のニーズに応えたいと思い開業に至りました。天王寺区を開業の地に選んだ理由は、この地に住んでいた祖父母から「天王寺は住民みんなで助け合って生活していて、とても良い町」という話をよく聞いていたから。開業するなら天王寺区と決めていて、ご縁があって夢をかなえることができました。

クリニックづくりにあたり、こだわった点は何ですか?

当院は女性泌尿器科を標榜していることもあり、女性の患者さんが受診しやすい環境づくりにこだわりました。そのため、区別して使っていただけるように、女性専用トイレを設けているんですよ。もう一つある男女兼用トイレは、車いすやベビーカーのまま入れるよう広々とした設計にしました。院内だけでなく、建物全体がバリアフリー設計になっているので、建物のエントランスからエレベーターを使っての来院も可能です。あとは、「安全性の重視」を診療ポリシーとしているため、清潔空間の確保や空気システムなどにもこだわりました。院内の感染症対策として、電気集じん式の空気清浄機を設置しています。これは、空気中のウイルスや細菌、花粉などを素早く除去するのに役立つもので、清潔な空気を保つことにつながっています。

どのような患者さんに利用していただきたいですか?

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年齢・性別関係なく、日常生活における悩みをお持ちの方、誰にも相談できない困り事がある方に利用していただきたいですね。泌尿器科と聞くと、どうしても敷居が高く感じてしまうかもしれませんが、外来では一般泌尿器科をメインに診療していくので、気になることがあれば何でも相談していただければと思います。また、泌尿器科を受診するのは中高年の方だと連想されがちですが、若年で受診される方も多くいらっしゃいます。尿漏れや骨盤臓器脱は出産後の女性に増加する傾向がありますし、20代の方だと膀胱炎や尿路結石に悩んでおられる場合も。当院は「入院せずに症状を改善すること」をコンセプトに掲げていて、日帰り手術にも対応していますから、症状を早く解決したい方、さまざまな理由から入院ができない方にも利用していただきたいと思います。

専門性の高い知識と技術を生かし、日帰り手術に対応

クリニックの特徴を教えてください。

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当院の一番の特徴は、前立腺肥大症や膀胱がん、陰嚢水腫など、幅広い泌尿器科疾患の日帰り手術に対応していることです。そのために、手術室をはじめ必要な先進的な機器をそろえました。特に、前立腺肥大症を入院せずに手術できるのは強みでもありますね。関東だと、前立腺肥大症の日帰り手術に対応しているクリニックが複数ありますが、関西では日帰り手術に対応するクリニックがあまりなく、病院でしか受けられないというケースもありました。さらに、病院での手術は基本的に入院が必要となりますので、家庭や仕事の事情から入院ができないとなると、治療を受けることを諦めてしまう方も少なくありません。一人でも多くの方に日常を楽しく過ごしていただきたいと思い、日帰り手術に対応することを決めました。

どのような流れで手術適用と判断されるのでしょうか?

外来の診察を通して、治療が必要だと判断した場合は、まずは選択できるすべての治療方法を提示します。もしも手術適用の範囲内だと判断しても、まずは患者さんにとって負担の少ない薬物治療から始めることがほとんどです。ただし、薬が効かなかった人や副作用が出てしまった人、費用・体への影響に懸念がある人に関しては、手術で治療するほうがメリットが多いかもしれません。ほかにも、高齢の方の場合だと内服しなければならない薬の量が増えてしまい、近年問題視されているポリファーマシーにつながる可能性もあります。服薬の中断ができない高血圧や糖尿病といった内科疾患に比べて、泌尿器科疾患の場合は手術すれば薬を内服しなくてよくなるなど臨機応変に対応できますから、一人ひとりの状況に合わせてベストな治療を実施していきたいと思っています。

ほかにも対応されている診療についてお聞かせください。

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当院は女性泌尿器科の診療にも対応しています。良性だとしても、手術によって症状の改善をめざせる疾患は多くありますが、デリケートな部分のため、メスを入れることに抵抗がある方もいらっしゃるかと思います。とはいえ、骨盤臓器脱や産後の尿漏れなどの症状があると、日常を送る上で支障が出てしまい、旅行などの楽しいイベントを諦めてしまう方もいるのではないでしょうか。当院では骨盤底筋体操などの運動指導や体に負担が少ないメスを入れない治療にもこだわっています。日常を少しでも楽しんでいただけるようサポートしたいと考えていますので、お悩みの方はまずは気軽にご相談いただければと思います。

豊かな人生を歩んでもらうための手助けをしたい

やりがいを感じる瞬間はありますか?

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国立がん研究センター中央病院では、大きい手術をメインに担当していました。重い病気を患っている患者さんも多くいらっしゃいましたが、手術後退院されていく姿を見て、「執刀できて本当に良かった」という気持ちになったことは、今でもよく覚えています。大学病院に勤務していた頃は、命に関わる病気でなくても、日常を過ごす上で悩んでいる方の多さを目の当たりにし、「何とかしたい」という気持ちを強く持っていました。手術の後に患者さんの表情がぱっと明るくなるのを見ると、僕までうれしくなります。開業しても当時と同じように、一人でも多くの患者さんに喜んでいただける診療をしていきたいですね。

今後どのようなクリニックにしていきたいですか?

念願の天王寺区で開業できたからには、住民の皆さんから愛されるようなクリニックにしていきたいです。さらに、この地域にお住まいの方以外にも、泌尿器科に関わる症状に悩んでいる方の手助けができるような存在になりたいと考えています。また、当院は医師1人に加えて、非常勤を含めたスタッフ7人の合計8人のチームとなりました。患者さんはもちろんのこと、働いているスタッフ全員が笑顔になれるような場所にしたいですね。スタートしたばかりですが、だからこそスタッフからの意見も積極的に取り入れられる時期だと思います。8人で意見を出し合いながらクリニックづくりを進め、笑顔あふれるクリニックにすることが当面の目標です。

読者へのメッセージをお願いします。

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泌尿器に関する悩みは、デリケートな内容のために誰にも相談できずに、一人で抱えている人は少なくないと思います。悩みを抱えたまま日々を過ごすと、暗い気持ちになったり、出かけることを控えたりと、生活の質も低下してしまいます。当院は、外来診療と日帰り手術の2本柱で、患者さんが人生を豊かに楽しんでいただくためのお手伝いをさせていただきます。排尿困難や産後の尿漏れ、骨盤臓器脱だけでなく、夜間にトイレに行きたくなって目が覚める、膀胱炎のような症状がある、といったお悩みにもしっかりと対応させていただきます。少しでも気になることがあれば、まずは相談にいらしてください。

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