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三浦 光生 院長の独自取材記事

みうら眼科

(横浜市中区/山手駅)

最終更新日:2020/07/27

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横浜市中区本牧原、大型商業施設と直結したメディカルビル2階フロアに2020年5月に開院したのが「みうら眼科」。横浜市立大学附属病院などで診療してきた三浦光生(みつお)院長が、地域の「目のかかりつけ医」となることをめざして開院したクリニックだ。明るい木目調とホワイトですっきりとまとめられた院内は、広々と空間を確保したバリアフリー設計。車いすやベビーカーでもストレスなく通院できそうだ。「これは診れない、とお断りすることのないクリニックにしたいと思っています」と語る三浦院長は、優しい人柄が伺える柔和な笑顔と語り口が印象的。子どもたちの視力低下に悩む両親に寄り添い、緑内障などの早期発見にも力を尽くしたいと決意を語る三浦院長に、医院の特徴や方針などを話してもらった。
(取材日2020年7月6日)

ストレスフリー空間で、幅広く患者を迎える眼科医院

広々とスペースを確保された居心地の良いクリニックですね。

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ありがとうございます。まだ開院から間もないため物が少なく、掲示物も多くないためそう感じていただけるのかもしれませんが、なるべくシンプルな内装を心がけています。受診前後の時間をリラックスしてお過ごしいただけるよう、木目を生かした落ち着いたインテリアを採用しています。当院は眼科ということもあり、足元がよく見えないなどの不安を抱えた方も多くいらっしゃいます。そうした方にもストレスなく、かつ安全に過ごしていただくために、シンプルなバリアフリー空間をめざしました。

この場所での開業を決められたきっかけは?

私は静岡の出身で大学は富山と、十数年前に横浜に来るまでは、この土地とはあまり縁のない人生を送ってきました。ただ、幼少期から横浜といえば「おしゃれな街」として認識しており、当時はまだみなとみらい21地区もないような時代でしたから、とりわけ山手や本牧といったこの辺りのエリアに対して憧れのような気持ちを持っていたのは確かです。医学部卒業後、2年ほどは大学病院や関連病院での勤務を続けていましたが、縁あって横浜市立大学附属病院に入局。以来ずっと横浜で眼科医療に携わり、そろそろ16年になります。子どもの頃のイメージ通り横浜は街並みがきれいで住民の人柄もよく、たいへん住みやすいと気に入っています。憧れていたこの場所で開業できたことはうれしいですね。医療モールのため、内科や整形外科など他の科目との連携もしっかりとり、目だけでなく、さまざまな症状との関連性などにも気をつけて今後も対応していきたいですね。

どのような患者さんが多くいらしていますか?

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お子さま連れの親御さんや学生さんからご高齢の方まで、近隣にお住まい、あるいはご勤務の方を中心に幅広い世代の患者さんにいらしていただいています。ご高齢の方では白内障などの目の疾患、若い方では眼精疲労やドライアイといった相談が多いでしょうか。外傷などのご相談も増えています。さらに、新型コロナウイルス感染拡大の影響で休校となっていた学校も再開し、遅れていた学校健診が始まったことから、お子さんの視力のご相談も多くなっています。

OCT導入で緑内障や黄斑変性症の早期発見に注力

お子さんの近視へはどのような治療が可能ですか?

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近年の急速なデジタル機器普及により、お子さんの視力低下が進んでいるようです。遺伝的なものも含めて、近視では年単位で継続的に診察し、定期的にフィードバックしていくことが重要です。親御さんの中には迷信のようなものを信じていらっしゃる方もいるので、専門の医師として正しい情報を提供することも大切だと感じています。基本的には必要に応じて眼鏡やコンタクトレンズでの視力矯正になりますが、就寝中に特殊なレンズを装着して角膜の形を変えることでレンズを外した後の視力補正をめざすオルソケラトロジーについて、ご説明だけすることもあります。

緑内障などの早期発見にも力を入れていらっしゃるとか?

はい。緑内障や加齢黄斑変性症などは、早期発見・早期治療が何より有効な病気です。水晶体再建術という手術ができる白内障などの病気と異なり、これらの病気では現時点で障害を受けた網膜や神経を再生させる術がありません。早めに見つけて対処することで進行を食い止め、被害を最低限に抑えるのがベストな道なのです。当院では光干渉断層計(OCT)を使って網膜や視神経の状態を確認することで、眼底検査だけでは見つけることが難しいような病変も検知に努めています。OCTはいわば「目のCT・MRI」ともいえる機器で、目の奥にある網膜や視神経の断層撮影をすることで、表面を見ているだけではわからなかったわずかな変化も逃さず捉えていくものです。

緑内障や加齢黄斑変性症にはどのような自覚症状がありますか?

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加齢黄斑変性症では視野が歪んだり、中心部が黒く見えたりといった症状が表れます。緑内障は状態がかなり進行するまで特に自覚症状が出ないことも多く、気づいた時には失明の一歩手前ということもある病気です。いずれも定期検診や疲れ目、目のかすみといった別の症状で受診した際にたまたま見つかるというケースが多いので、小さなことでも受診して相談していただくことをお勧めしています。できれば、目の定期検診も心がけて受けていただきたいですね。

ドライアイの治療も行っていらっしゃいますね。

はい。点眼薬の処方を中心とした治療になります。ドライアイの治療では、所見と自覚症状の両方を改善させることが重要です。治療により状態が良くなったようでも、患者さんご自身が改善を感じられていなければ、さらに薬を変更したり調整したりすることも。過去の画像データなども活用しながら状態を比較して見せて差しあげることもあります。

小さな気がかりで迷っても、気軽に相談できる場に

診療の際に心がけていらっしゃることは?

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患者さんの訴えをよく聞くこと、そしてわかりやすく説明することを心がけています。また、症状が自分の守備範囲を超えていると感じたら、適切な先に機を逃さずご紹介することも気をつけています。例えば足元が見づらくて移動が不安だとか、転倒して整形外科のお世話になったが視力低下が原因だったとか、患者さんのお話では一見眼科と関係のなさそうな内容にも必要な情報が潜んでいることがあります。そんな関係のなさそうなお話もできる限りよく聞くことで、患者さんのほうからもご相談いただきやすい雰囲気をつくることも大切にしています。

院長が医師を志されたきっかけは?

子どもの頃から体が弱く、毎月病院のお世話になるような子でした。当時かかりつけの小児科の先生がいらしたのですが、その存在に憧れたのが最初のきっかけでしょうか。医学部時代は漠然と内科などを専門とすることを考えていたのですが、研修でまわった眼科で機器を利用した検査や治療に面白さを感じて、専門を眼科とすることに。実は、私自身も内斜視で、幼少期に眼科へ定期的に通院して検査を受けておりましたが、当時検査を受けても何をされているのやらといった感じで……。研修先で初めて自分が受けていた検査や処置が何だったのか理解しました(笑)。自分が経験したおかげで斜視の方のお気持ちはよくわかります。

眼科の医師として心に残るエピソードがあれば教えてください。

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やはり手術を受けた患者さんに喜んでいただけるのはうれしいものです。眼科ではすぐに命に関わるという病気は診る機会が少ないものですが、見えづらさを感じて眼科にいらした方に脳腫瘍が見つかったということもありました。また、病気はもちろんケンカによる外傷などで視力を失ってしまった患者さんでは、絶望的になられる方もいらっしゃり、改めて視覚の重要性を再認識させていただきました。

今後の展望について教えていただけますか?

まずは地域に根差したクリニックとして、皆さんがお困りの時には気軽にご相談いただける存在をめざしています。将来的には受診のしやすさなども考慮して、予約システムなどの導入も検討しますが、今はまだ日々の診療と医院運営に力を尽くすといったところです。当院では「うちではこの症状は診ていない」などの理由で患者さんをお帰しするようなことは決してありません。「こんなことで病院に行っていいのかな?」「これは眼科に相談していい?」などと迷うようなことでも、ぜひお気軽にご相談いただければと思います。

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