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小松 貴紀 理事長の独自取材記事

まつのき歯科クリニック

(古河市/古河駅)

最終更新日:2025/03/12

小松貴紀理事長 まつのき歯科クリニック main

関東で4院を展開する「医療法人社団まつのき会」の1号院として2019年に開業した「まつのき歯科クリニック」。「歯科医師や歯科衛生士の専門性や技術力の高さには自信があり、このクリニックで実践してきた医療をもっと多くの方に届けるため、3つの分院をつくりました」と小松貴紀理事長は話す。同院では、各分野の歯科医師、歯科衛生士の連携によるチーム医療を展開。小松理事長の人柄を表すような自由な職場で、スタッフ一人ひとりが互いに相談し合い、高め合える空気が自然とできている。現在は同院をはじめ4院の歯科医院と多くのスタッフを率いる立場となった小松理事長だが、この1号院を開業した当初はグループ展開を考えていなかったそうだ。同院の診療の特徴や、ここまでの組織になったいきさつ、現在の思いを聞いた。

(取材日2025年2月19日)

「まつのき会」が展開する歯科治療のスタート地点

こちらは関東で4院を展開する「医療法人社団まつのき会」の本院だと伺いました。

小松貴紀理事長 まつのき歯科クリニック1

そうなんです。当院は私が2019年に開いた1院目の歯科医院です。その後は古河駅前、栃木県小山市、埼玉県北葛飾郡に分院展開し、現在はまつのき会として4院を運営しています。設備や患者層も少しずつ異なりますし、各院長の得意分野や人柄によってそれぞれに特色があるんですよ。ですが歯科医師や歯科衛生士の専門性や技術力の高さは4院共通。どの院で受診されても一通りの歯科治療に対応していますが、難症例やより専門的な治療が必要な場合には、グループ内の先生をご紹介することもあります。車ならばさほど遠くない距離かと思いますし、カルテのやり取りもスムーズです。

各分野の専門家が強みを持ち寄って診療されていると伺いました。

1人の歯科医師にできることは限られますが、技術と思いを持った仲間が集まってチーム医療を行えば、診療の幅は広がります。「短い治療期間で済ませたい」「歯はできるだけ抜きたくない」などの細かなご要望にもできるだけ対応。小児歯科・補綴治療・根管治療・口腔外科・矯正治療など、各分野を専門とする歯科医師が集まっているからこそ、あらゆる歯科治療が可能になっているんです。ちなみにインプラント治療に関しては、当院だけでなく、ほかの3つの分院のどこで受けても私が治療や確認に入ります。院内では頻繁に歯科医師間の情報交換が行われ、グループ全体で症例検討を行うこともあるんですよ。互いに相談し合い、高め合う空気が自然とできています。対応しきれない難しい治療を無理して進めることなく、その場で「できません」と断ることもせず、専門性の高い治療につなげられるのはチーム医療のメリットですね。

歯科衛生士の活躍も治療技術を保っている秘訣だとか。

小松貴紀理事長 まつのき歯科クリニック2

当院の歯科衛生士は歯科医師のサポート役にとどまらず、むしろ歯周病治療では、歯科衛生士が中心となって進めているほど。すべての歯科衛生士が一定の技術力と対応力を備えて処置を行っており、チームの仲間として歯科医師とも対等に意見を出し合っています。歯科衛生士は担当制で一人ひとりの患者さんにしっかりと向き合っていますが、合わない場合には変更も可能です。「駅前院のほうが通いやすい」などのご要望も遠慮なくお聞かせください。専門性の高い治療からメンテナンス、通う場所や頻度まで、まるでオーダーメイドのように患者さんの理想に寄り添った受診環境を提案できるよう努めています。

選んでくれた患者を、働く仲間たちを、裏切らない

先生は初めから開業を考えていらしたのですか?

小松貴紀理事長 まつのき歯科クリニック3

開業は初めから意識していたかもしれません。というのも私の祖父が独立心の強い職人気質で、私にも似た部分があったから。「自分で事業を起こせる職種がいいな」と考えて歯科医師を選んだくらいです。いざなってみると歯科医師の仕事が本当に楽しくて、休みなどいらないほど臨床に没頭していました。ある程度経験を積んで周囲からも評価を頂くことが増え、自信もついたので開業に踏み切ったのが2019年のこと。不安はまったくなかったですね。ただ、ここまで組織を大きくしようとも当初は考えていませんでした。

どのようなきっかけでグループ展開に向かわれたのですか?

当院を開いてから、ありがたいことに多くの患者さんが来院してくださいました。それだけ支持してもらえることをうれしく感じましたし、自分の方針が間違っていなかったことを再認識したんです。そして「この地域に貢献し続けたい」という思いとともに「この方針、この治療を、もっと多くの方に届けたい」とも思いました。身は一つですから、それをかなえるためには私と同じ目線を持った仲間が必要です。これがグループ展開のきっかけとなりました。多くの組織がそうだと思いますが、組織はトップに似てきます。私の考えに共感した人が応募し、こちらも無意識のうちに自分に似たような考えの人を採用しているのかもしれません。歯科医師の採用を検討する際は私も必ず意見を述べますし、やはり皆さん入職後には、自由に才能を伸ばせる当院の雰囲気に染まっているように見えますね。そのような方々が次々と集まって、今の形となりました。

経営者としての、先生のモットーをお聞かせください。

小松貴紀理事長 まつのき歯科クリニック4

患者さんやスタッフたちを裏切らないということです。身銭を切って開業に踏み切ったわけですから、当院を選んでくださった患者さんも、ここで働こうと集まってくれたスタッフたちも、開業当初の私には神様同然に見えました。その思いは今も変わりません。「職場」とは、対価に見合ったサービスを提供する場であると同時に、雇用を生み出す場でもあります。患者さんもスタッフも笑顔になれる「職場」をつくること。それが経営者としての私の使命です。

「まつのき歯科クリニックなら安心」と頼られる存在に

何か日課にしていることはありますか?

小松貴紀理事長 まつのき歯科クリニック5

朝の時間を有効活用しています。私は朝早く起きて考えを巡らせる時間がとても好きなんです。毎朝6時半に起きて朝食を食べ、メールをチェックして、その日の治療を頭の中でシミュレーション。これは患者さんを裏切らない、期待に応えるための準備にもつながります。実は通勤時間を1時間たっぷり取るために、開業場所を古河に選んだんですよ。その後に1日が始まるのでダラダラしてしまうこともなく、朝に脳を動かすのはお勧めです。そうしているうちに誰よりも早く職場に着いて1日が始まります。1日しっかり働いたら脳内反省会です。治療や対応が「毎日満点」というのは不可能に近いですし、患者さんやスタッフなど、相手の受け取り方によって正解にも不正解にもなりますからね。例えば100人の患者さんがいたら、その性格や理解度を考えて100通りの説明を使い分ける。これは人間だからこそできることだと思うんです。

「治療して終わり」ではなく、必ず振り返りをされるのですね。

歯科治療は人体の一部を扱いますから、虫歯の深さや神経の状態など、検査から想像できたことと実際とが異なることもあるんです。それを失敗というかは別として、その理由や改善策を考えて、同じことが起こらないようにフィードバックする。その積み重ねがスキルを高めるのだと思いますし、私だけでなく、当院にはそれができる歯科医師や歯科衛生士がそろっていると自負しています。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

小松貴紀理事長 まつのき歯科クリニック6

地域の皆さんにとって信頼できる歯科医院であり、歯科グループでありたいです。当院はもちろん、3つの分院のどこで受診しても「まつのき会のクリニックならば安心だね」と言われるような存在が理想です。そのために、やりたいことも、やらねばならないことも、どちらにも全力投球。患者さんやスタッフの笑顔をつくれる、より良いクリニックづくりに励みたいと思います。その結果、スタッフたちが当院の一員、グループの一員であることを誇りに思ってくれるならば、経営者としてこんなにうれしいことはありません。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/33万円~、ワイヤー矯正(成人)/77万円~

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マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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