ピルの副作用は怖い?
月経の悩み緩和を図る低用量ピル
ようこ女性のクリニック
(京都市東山区/清水五条駅)
最終更新日:2026/07/06
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毎月、多くの女性が悩まされている月経に関するトラブル。月経痛(生理痛)・月経不順・不正出血・無月経のほか、月経前に心身が不調となるPMS(月経前症候群)など、「当然のこと」として受け入れてしまっている人も少なくないだろう。特に月経痛は、「あるのが当たり前」と思っている人も多いが、痛みがあれば月経困難症と呼ばれ、子宮内膜症など婦人科疾患の予備軍とされるもの。放置することでそのリスクが高まり、将来の不妊症などにつながる恐れもあるという。そんな症状に対して使用するのが低用量ピルだが、「副作用が怖い」と治療に二の足を踏んでいるケースも少なくないのだとか。中高生・大学生など若い世代が多く通う「ようこ女性のクリニック」の川口洋子院長に、低用量ピルの副作用やオンライン診療などについて話を聞いた。
(取材日2026年6月22日)
目次
副作用への理解を深め、将来のために月経困難症の緩和を図る低用量ピル服用を検討しよう
- Q低用量ピルにはどんな副作用がありますか?
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A
▲ピルについて正しく認識し、服用を続けることが重要
ピルの副作用として代表的なのは、不正出血や吐き気、むくみ、血栓症などです。インターネットなどで調べて「怖い」と感じる方もいらっしゃいますが、副作用として実際に症状が出る方はとても少ないと感じています。当院からお伝えしているのが「内服開始の1ヵ月間は、不正出血は起こる」ということ。ピルの飲み始めは、自分のホルモン周期から薬の周期への移行期。不正出血が避けられないことも多いのです。仮に吐き気や不正出血などがあっても、1ヵ月はピルの服用を続けていくことで、体が慣れて吐き気をもよおさなくなったり不正出血が止まったりしてきます。ですから、ピルについて正しく知り、正しく恐れて飲むことが大切です。
- Q副作用が続いても、ピルを飲み続けるべきなのでしょうか?
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A
▲不安なことがあれば、気軽に相談に来てほしいと話す院長
副作用の症状はピルの飲み始めに強く出て、だんだん治まっていきます。最初の1ヵ月を乗り越えれば快適な日々が待っていることが多いため、自己判断で服薬をやめてしまうのはもったいないことです。気になる症状が出ても過度に不安になったりピルの服用自体を諦めるのではなく、まずは相談してください。強い吐き気には吐き気止め薬を処方できますし、むくみがひどい場合は漢方を併用することも可能です。薬と患者さんの相性もありますから、違うタイプの低用量ピルを試してみることで自分に合った薬を見つけることができるかもしれません。また、2ヵ月目以降も不正出血が続く場合は、毎日同時刻にピルを服用できているか確認しましょう。
- Qピルの副作用が誤解されていると感じることもあるそうですね。
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A
▲症状を放置していると、悪化してしまう可能性も
「ピルを服用すると妊娠しにくくなるんですよね?」と聞かれることが多く、間違った認識が広がっているなと感じます。ピルを適切に飲んでいる間は妊娠しにくいですが、ピルの服用が原因で妊娠しづらくなることはありません。月経痛で学生時代からピルを服用していた方の中にも、結婚を機に服薬をやめて妊娠する方がたくさんいらっしいます。痛みに耐えながら月経を繰り返していると、不妊症の原因となる子宮内膜症へと進行していく恐れもあります。将来妊娠するために毎月の月経の悩みを我慢して、結果的に不妊症になってしまっては元も子もありません。そういった事態を避けるためにも、まずは月経困難症の改善を図ることが大切です。
- Qピルの処方にあたり、先生が大事にしていることはありますか?
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A
▲一人ひとりに合う薬を処方できるよう、対話を大切にする
どのピルを服用するかを患者さん本人に決めてもらうことを大切にしています。数多あるピルの選択肢の中から選ぶためには、お薬の特性を知らなければなりません。当院ではお薬に関する資料をお渡しし、どんなお薬で、どんな副作用があり、どんなことが起きる可能性があるのかを、最初に患者さん自身に勉強してもらっています。ピルは魔法のお薬ではありません。だからこそ、「自分でこれを飲みたいと思って選んだんだ」という意識が大切だと思っています。患者さんが一番飲みたいものを選んで服薬を始めてからが、私の出番です。そのお薬で何か合わないことがあった時に専門家として助言し、患者さんに合うお薬を一緒に探していきます。
- Qこちらではオンラインでの診療も行っているのですね。
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A
▲どんな人でも診療しやすい環境づくりを心がける
当院は学生の患者さんも多いため、社会人になっても治療を継続してほしいという思いからオンライン診療に対応しています。ご来院時に3ヵ月分のお薬を出し、次の3ヵ月分はオンライン診療での処方といったように、来院を6ヵ月間に1度とすることが可能です。定期的に医師の診察を受けることで、予期せぬことがあっても必要な検査の実施タイミングを逃さないので、便利に、そして安心してピルを服用し続けられると考えています。今はインターネットでも低用量ピルが簡単に購入できますが、困った時に頼れるかかりつけ医は必要です。まずは医療機関に足を運んでほしいですね。
自由診療費用の目安
自由診療とは低用量ピル処方料1回/800円、低用量ピル1シート/2600円~

