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なぜ飲むの? 副作用は?
月経の悩み緩和を図る低用量ピル

ようこ女性のクリニック

(京都市東山区/清水五条駅)

最終更新日:2022/07/20

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  • 保険診療
  • 自由診療

毎月、多くの女性が悩まされているであろう月経痛(生理痛)。「当然のこと」として受け入れてしまっている人も少なくないだろう。しかし、実際は「痛み」があれば月経困難症と呼ばれ、子宮内膜症など婦人科疾患の予備軍とされるもの。放置することでそのリスクが高まり、将来の不妊症などにつながる恐れもあるという。そんな症状に対して使用するのが低用量ピルだという。一般的に月経困難症の治療であれば保険診療の薬、避妊目的も含む場合や希望する薬のタイプによっては自費診療となる。中高生・大学生など若い世代が多く通う「ようこ女性のクリニック」の川口洋子院長に、検査の重要性や低用量ピルなどの副作用について、また新たに取り入れ始めたというオンライン診療などについて話を聞いた。

(取材日2022年7月6日)

生理痛が将来の婦人科疾患につながる可能性も。進行抑制と痛み緩和を図る低用量ピル服用の検討を

Q生理に悩む女性は多いですか?
A
1

▲我慢せず、悩んだらいつでも相談を

月経痛・月経不順・不正出血・無月経のほか、月経前に心身が不調となるPMS(月経前症候群)など、月経に関するトラブルがない若い女性は少ないのではないかなと考えています。特に月経痛については、皆さん「あるのが当たり前」と思っていらっしゃいますが、実は月経痛は本来「ない」のが普通。検査をして痛みの原因となる疾患が見つからないものは機能性月経困難症、子宮内膜症・子宮筋腫・子宮腺筋症など疾患がある場合は器質性月経困難症と分けられるものの、いずれにしても月経痛があること自体が月経困難症という病気なのです。痛みに耐えながら月経を繰り返していると、子宮内膜症をはじめとした疾患へと進行していく可能性があります。

Q月経困難症を放置することには大きなリスクがあるのですね。
A
2

▲症状を放置していると、悪化してしまう可能性も

月経痛で受診した際の検査では何も見つからなかったのに、1年ほどで子宮内膜症の一種・チョコレート嚢胞ができてしまうケースもあります。症例によっては手術が必要なこともあり、卵巣摘出となる可能性もあります。そして、手術後には再発予防としてホルモン剤を飲むことになります。子宮内膜症に進行する前からお薬を飲んでおくことで、毎月の月経痛の緩和や、病気の進行抑制を期待できるので、放っておくのはもったいないなと思うのです。また子宮内膜症は将来の不妊リスクを高めます。例えば12歳で初潮がきて、20年近く毎月の月経痛を我慢して、30歳頃に妊娠を希望したものの不妊症と診断されてしまった、なんてとても悲しいですよね。

Q最近ではインターネットでも低用量ピルが簡単に購入できます。
A
3

▲患者に親身に寄り添い、一人ひとりに合った診療を行う

ネット購入や検査なしの医療機関で処方してもらうケースでは、毎日一定時刻に飲むという服用方法を間違えている方もいます。また副作用の一つである血栓症を調べる血液検査ほか、超音波検査、性交渉がある場合は子宮頸がん検診や性感染症検査など必要な検査をしていないことはとても気がかりですね。時には卵巣腫瘍など大きな病気がそのままになっている可能性も考えられます。当院では患者さんの状況に応じて適宜、各種検査を行っておりますし、また服用によるトラブルがあった際も、患者さんからしっかりとお話を聞いた上で、低用量ピルや黄体ホルモン製剤などたくさんの種類から体に合うお薬を一緒に見つけられるよう取り組んでいます。

Q低用量ピルの副作用が怖いです。
A
4

▲正しいピルの処方の仕方をしっかりと確認

飲み始めの頃に、不正出血や吐き気を感じるなどの症状を訴える方がいらっしゃいます。しかしこれは飲み始めの副作用であることがほとんど。すべての方に「基本は必ず起こるもの」とお伝えした上で、「私には合わない」と自己判断で服用を止めず、まずは1ヵ月間を飲み切ってほしいと説明しています。こうした副作用の多くは2カ月目以降には徐々に治まってきますし、今はお薬の種類も増えていることから、より相性の良いものを探して変更することも可能です。最初は1~2ヵ月と少なめに処方して再来院してもらい、最初に行った検査の結果を報告するとともに、正しく飲めているか、不安なことはないか、月経痛の状態はどうかなど確認しています。

Qオンライン診療にも対応していますね。
A
5

▲どんな人でも診療しやすい環境づくりを心がける川口洋子院長

はい。定期的に必要な検査もありオンライン診療のみの対応はできませんが、ご来院時に3ヵ月分のお薬を出し、次の3ヵ月分はオンライン診療での処方といったように、来院を6ヵ月間に一度とすることが可能です。例えば夏休みで帰省中の学生の方や、企業研修のため一時的に東京にいる方、遠方企業に就職したけれど実家のある京都には頻繁に帰ってきている方、通院時間の取れない忙しい方などご利用状況もさまざまです。気になることなどを伝えていただけたら「次はこの検査をしましょう」「当院でなくてもいいのでまずは受診を」とアドバイスも。今後はさらに皆さんにとって便利になるよう、オンライン枠を増やしていきたいなと考えています。

ドクターからのメッセージ

川口 洋子院長

当院には中高生から通院されている方や、最近では大学に入学する段階で紹介状を持ってお越しくださる方も増えています。一方で、保護者の方から服薬を反対されているという方も少なからずいるのが現状です。「医師に勧められたから」ではなく「私の意思で飲みたい」とご説明できるよう、ご本人が正しい知識を得られるための各種パンフレットや参考サイトをご用意。知識を持つことは正しく飲み続けることにもつながると考えます。月経の悩みがあれば、まずは一度、婦人科にご相談ください。もしすでに飲んでいてメリットを感じているなら、大切なお友達にも「婦人科に行って相談してみたら」とアドバイスしてあげてほしいなと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

低用量ピル処方料1回/500円、低用量ピル1シート/2600円(税込)

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